カリキュラムの特徴


カリキュラムの概要

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授業ピックアップ

   「環境」と「社会」の基礎に関する科目

   環境コア「緑・自然」に関する科目

   環境コア「農業・食」に関する科目

   環境コア「健康・園芸」に関する科目

   「キャリア形成」「資格取得」「フィールド教育」「オールイングリッシュプログラム」に関する科目


「環境」と「社会」の基礎に関する科目

 環境社会学

環境と社会の関わりを考えるための基礎的な学びを目的として、まず人類が直面している様々な環境問題を理解するための基本的な用語や知識を概説する。また、過去の文明や地域社会が「環境」とどのように関わってきたのか、「人間社会」と「環境」の関わりの歴史を学ぶ。そして、現在生じている様々な環境問題に現代社会はどのように対応していくのか、加害者・被害者の両側面から現代人の環境への関わりについて分析し、「地球環境の改善・保全と持続可能な社会の形成」を実現するために、現代社会の一員である我々は今何をすべきか、何ができるのかを考える。

 環境関連法

環境の開発や保全のための人為的な行為を行う場合、環境に関連する法律や条例、あるいは上位計画に合致することが求められる。本講義では、日本の環境行政を担ってきた公害行政や自然保護行政に関する経緯を系統的に整理し、環境保全上の主要な法律の制定の背景と法律の概要について解説し、環境関連法制度について系統的な基礎知識の修得に重点を置く。また、地球環境保全の観点から主要な条約について学び、グローバルな視点に立った環境保全制度の位置づけと今後の課題について理解を深める。

 環境政策論

近年の地球温暖化問題や循環型社会形成等の環境政策上の社会背景や国際的な動向を踏まえ、対策の実施段階や環境政策の実施主体に着目して環境政策おける基本原則を学習する。地球温暖化対策について、排出権取引制度等を学習する他、循環型社会形成基本法に制度、環境影響評価制度についての基礎的理解を深め、環境課題の解決に向けた政策的なアプローチを試みる。

 環境教育論

環境問題の重要性がクローズアップされる中、近年、環境教育は地球環境問題への取り組み、自然保護、そして公害被害防止の必要性から必然的に社会教育として進められてきた。しかしながら、環境問題は非常に多岐にわたる分野に関連し、また環境教育に関する指導体系の構築が遅れているという現状が指摘されている。本講義ではまず、多岐分野にまたがる環境問題について網羅的に学習する。そのうえで、環境教育の意義、網羅すべき内容、実践的手法について整理し、身近な機会における環境教育を主体的に進めていくための基礎的な知識と考え方を身につけることを目的とする。


環境コア「緑・自然」に関する科目

 環境生態学

生物と、生物を取り巻く環境が互いに相互作用して機能しているネットワークである生態系は、人類にとって必須の「生存環境」であり、生物多様性減少に伴う生態系機能の劣化は人類の存続を不可能にする。本講義では、「自然」の仕組みや生物の生活史(生きざま)を学び、生物が我々の「環境」をどのように支えているのかを理解するための、生態学的な考え方を身につけることを目的としている。また生物多様性の現状を把握し、その保全において重要となる生態学の考え方を学ぶ。

 里地里山保全論

里山とは、日本人が自然を長い時間をかけて利用することで形成されてきた環境である。原生自然とは異なる二次的な自然であるにもかかわらず、希少な生物を含む様々な生物の貴重な生息の場(ビオトープ)であり、また里山の利用に伴って培われてきた文化形成の場としても高く評価されている。本講義では里山の歴史的な形成過程、そして現在の里山の様々な機能を詳しく学び、さらに広義の里山環境の保全における様々な課題について整理し、人間と自然の関わり方について考えていきたい。

 緑地まちづくり

近年の地球温暖化問題や生物多様性の保全等の地球規模の環境問題への対応、特に大都市部を中心に深刻化しつつあるヒートアイランド現象の進行等を踏まえ、持続可能な都市構造やまちづくりを実現していく上で、自然との共生が図られた緑豊かな都市を再生していくことが必要とされている。都市計画における都市の緑化、緑地の保全と再生についての制度等を踏まえ、都市における緑地の保全と創出、緑のネットワーク形成について理解を深めていく。

 屋上緑化

屋上緑化はヒートアイランド現象、大気浄化等の都市環境の改善に有効であることから、自治体等ではビル開発等に際して設置を義務化する等普及が急速に進んでいる。しかし建物構造や植物の生育環境上の条件が非常に厳しく、高度な知識が要求される。本授業では屋上緑化の歴史、屋上緑化普及の社会背景、ヒートアイランドの緩和等都市環境の改善に果たす効果、屋上緑化の先進事例等について講義と現地視察を行い、演習課題を通じて都市緑化にも応用可能な屋上緑化の計画設計技法についての理解を深めていく。

 エクステリア

キャンパス外構の調査やスケッチ、屋外空間に対する計画設計の演習課題を通じて、外部空間が担うべき環境保全機能や、良好な景観形成についてのコンセプトと空間の機能、施設構成と建築物との調和等について学ぶ。また、自らが作成した計画・設計の演習課題の作品についてプレゼンテーションを行い、他者に対してわかりやすく説明できる能力を醸成する。

 エコビジネス

産業革命以来、主に地下資源を活用する経済が発展し、豊かな社会が形成されてきたが、資源の枯渇と環境問題という大きな障壁に直面し、産業構造の大幅な転換が求められている。本講義では、持続可能な社会の構築という観点から、産業構造転換の必要性を深く理解し、転換後の社会の姿を見据えて、自らエコビジネスを構想する力を養うことを目的とする。


環境コア「食・農」に関する科目

 食と健康

豊かな食に囲まれた現代において、食の役割を理解することは健康の維持・増進、疾病予防などに不可欠である。また、国内での食品の生産、加工技術の進歩や世界各地からの食品輸入などにより、我々の食生活は豊かで多様化してきている一方で、食品への異物混入や表示偽装、BSE、TPPなど食の安全に関する問題も多く、食品の安全性確保の重要性は一層高まっている。本講義では、食のもつ機能性や食の安全性に関するさまざまな問題を取り上げ、日々の暮らしの中で食が果たす役割について理解を深めることを目指す。

 家庭菜園

それまでに学習してきた植物栽培に関する基礎的な知識、技術が実践現場で活かせることはもとより、さらなる向上を目指して学習させる。単に指示された作業を行うだけでなく、必要と思われることを自分で考えて行動できるようになっている。加工品つくりを考慮した作付を行い、収穫したものを用いて納豆つくりや味噌つくりを体験することで日本の伝統食品に関する知識と技術を習得する。

 地域食文化論

講義の進め方は座学と実習を組み合わせ、食材の試食、調理実習も取り入れる。食文化論は四季・節季・七十二候を中心とした各地域ごとの特徴を学生の出身県を題材に展開。日本を含むアジア、オセアニア、EU、北米、東アフリカ等の食文化を映像と資料で紹介。学内調理実習を利用した、テーブルコーディネート演習を組み入れる。米・小麦・雑穀など主食の食文化圏に沿った食品製作を行う。調理実習には手拭、エプロン、マスク等必要に応じ準備を指示する。

 土壌・肥料論

地上にあるもの全てが立つ基盤は土壌である。特に植物は土壌中に根を下ろして体を支持し、成長に必要な物質を取り込んでいる。土壌・肥料論では、土壌の成因や構造、成分的理解を基礎に、土壌の果たす生産機能や環境保全機能を学ぶ。また、窒素、カリウム、リンなどの植物の栄養分について学習するとともに、土壌分析や調査の方法について学ぶ。さらに、有機肥料全般に関する知識を学んだ上で、堆肥づくり等を行い、土壌、肥料と植物との関わりへの理解を深めていく。

 フードビジネス

フードビジネスは身近で、かつ生きるために不可欠のビジネスである。それだけに簡単でわかりやすいビジネスだと勘違いしがちであるが、実は奥が深いビジネスでもある。本講義では、食品流通システムと外食サービスを中心に取り上げ、フードサービスの全体像がわかり、システムやノウハウの一部を理解するとともに、業界独特の発想、イノベーション、方法論などについても理解を深めていく。

 メニュープランニング

講義室と調理実習室で授業を行う。自身や家族の食事日記から、日頃の食生活実態を知り、それらの社会・経済的な分析から栄養学的な視点での評価など、食模様を縦横に考える視点がもてるよう、講義の中で学生自身の発言機会を多く取り入れて進める。材の知識をはじめ、商材としての食に視点が向かうよう、食生活とビジネスについての関係を発見していく機会を提示していく。調理実習には手拭、エプロン、マスク等必要に応じ準備を指示する。


コア「健康・園芸」に関する科目

 香りの心理

「香り」の本体である芳香分子の構造を化学的に理解するために、有機化学の基礎について講義を行う。嗅覚神経(第一脳神経系)の解剖生理の概要を述べ、嗅覚刺激が情動、自律神経系、記憶などに及ぼす影響について講義する。天然由来の芳香を用いて、心身の健康に貢献する方法論を導くべく、実践的な講義を行う。芳香植物の実物に触れるため、城西国際大学付属薬草園での講義を行う。

 アロマテラピー

アロマテラピーとはなにか、精油についての基本的事項、香りの歴史、アロマテラピーに関わる法律などをテキストやDVDを用いて幅広く学習する。また実際に精油を使った実習を行い、アロマテラピーを体験する。希望者には本講座修了後、日本アロマコーディネーター協会(JAA)が認定する「アロマコーディネーター」の受験資格を与える。

 園芸療法論

園芸療法論では、植物を介在させたレクリエーションやリハビリテーション、教育活動といったQOL(生活の質)を高める方法について、その理論を解説し、アクティビティを体験する。授業を通じて園芸療法の概要について理解するとともに、園芸療法のプログラム立案の方法を理解し、プログラムのレシピを作成することができるようにすることを目的とする。

 ハーブ園芸

ハーブおよび薬用植物の特徴と利用方法を実践的に講義する。ハーブの種類、原産地、生理作用について、城西国際大学付属薬草園での実地講義を行う。ハーブの生理作用と活性成分の関係について薬理学的観点から講義する。ハーブ類の栽培、収穫、加工について、城西国際大学付属薬草園で実践的に講義する。ハーブの危険性と安全性について説明する。

 薬草薬膳

薬膳とは中国で古くから滋養強壮の目的で、また病気の治療効果を高めるために、薬用植物(漢薬)を料理と組み合わせてたべる食文化のことを言う。 本講義では、医薬品や薬用植物に関する正しい知識、東洋思想に裏付けられた薬膳に用いられる植物とその活用法を学習し、健康の維持・増進に貢献できる知識を身に付けることを目的とする。

 園芸植物病論

樹木、果樹、花卉、野菜、ハーブなど園芸植物の疾病と害虫に関して、その基本的な知識を画像を提示しながら、講義する。病気の原因となる病原体の種類、生理、予防法について微生物学の基礎を交えて講義する。養分の不足あるいは過多による障害の診断法と対処方法について、植物の解剖生理学の観点から講義する。害虫類の種類、生理、駆除方法について、薬理学および解剖生理学的観点から講義する。以上の知識を圃場の現場で実践的に学習させる。


「キャリア形成」「資格取得」「フィールド教育」「オールイングリッシュプログラム」に関する科目

 キャリア形成演習I・II・III・IV

1年次:将来、職業人、社会人として社会に貢献することについて、1年を通して具体化していく。その基礎として、特に、日本語で、読み、書き、聞き、話すことを一層洗練されたものにする。また、e-learningを利用しながら、論理的思考、数理的思考の基礎を見直し、就職試験に向けた取組を始める。また、eco検定等資格試験のための基本的な学びを身につける。こうした一連の自分自身の取り組みを常に有機的に関連付け、常に自分自身の位置を確認し計画立てた学習を持続できるようにする。

2年次:eco検定を取得して、環境に関する基礎知識を固めた上で、さらにどのような資格を取得するかしっかりした目標を持って、就業力の基礎を固める。特に、キャリア形成演習1の1年次の終わりの計画に沿って環境社会学部での学びを深めながら、自分が具体的に何を学んでいるのか、社会、ビジネス、環境問題と関連させて、明確に発表できるようにする。また、こうした日常の学びを、集団でコミュニケーションをする場に生かし、場に貢献し、グループで成果を引き出す力を身につける。

3年次:国内就職活動の直前期に向けて、受講者の就業力に関する意識改革を求め、それに資する課題を一つ一つ実践する。授業では、2年次までのキャリア形成状況や学業生活を振り返り、自己の現状をもう一度しっかり確認する。これを通して、卒業後の実社会における具体的な社会貢献に向けた目標を設定する。具体的には、自己表現のためのスキームを形成しながら、自己PRに必要なスキルを身につける。特にエントリーシートや履歴書の書き方を徹底指導する。また、就職活動において、必須となるSPI対策について継続的に実施する。

4年次:生涯を通して社会で働くこと、社会に貢献することとはどういうことなのか、自ら考え、そのために実践する。自分の生きている時代や社会を学び考えながら、大学での学びの上に、将来の社会人としての生き方をデザインする。キャリア形成演習4は、就職活動期と内定後の就職準備期にまたがっており、内定獲得に向けた、活動の不断の洗い直しと、内定後の就職準備としての社会人基礎力の涵養とに、分岐するが、いずれにせよ、卒業後の具体的な社会貢献を見据えた生涯を通した持続的な就業力の養成が目標となる。

 環境社会プロジェクト研究a・b・c・d

1年次:環境社会プロジェクト研究の入門として、理論に先駆けた実地体験によって、広義の「環境」の実際を学ぶべく指導する。国指定の天然記念物「成東・東金食虫植物群落」をフィールドとした、環境調査を行い、データ解析を通して、環境保護の実際を指導する。循環型社会のモデルを実践的に体験すべく、「エコステーション」を企画・立案し実施させる。

2年次:各自でテーマを設定し、プロジェクトの立ち上げ、推進、成果報告までのプロセスを実践することで、プロジェクトおよび研究に際して必要なスキルを体得させる。学生個別に研究計画・実施・報告書作成などの研究指導を行うとともに、研究計画・中間・最終成果などに関してクラス全体での研究発表を実施する。

3・4年次:本授業は、将来、仕事や研究において、一つのテーマで調査研究する機会や課題が与えられた時、もしくは企画立案の必要に迫られた時、テーマに沿った設計ができ、研究(調査)計画を実効性のある成果としてまとめる力を養う。グループで行なう「共同研究」では1つのテーマをグループで役割分担し、意見交換をしながらよりよい成果にとりまとめ、個人のテーマで行なう「卒業研究」では個人の関心や就職する仕事に関連したテーマを設定して卒業論文として成果をとりまとめる。

 ビジネスマナー

企業とは何か、ビジネスとは何か、企業が向かうべき方向、企業の存立基盤は何か、ビジネスの中心となる製品・サービス、価格はどのように形成されるか、といったビジネス論、企業論の基本となる講義を行なう。マネジメント、マーケティング論、組織論、環境デザイン、など企業の内外の問題に関わるテーマを設定して、現実に起こった問題の解決法や今後の企業の方向性などについて講義する。その一環として、受講生は、毎週、『先週のニュース』をとりまとめ、講義時にプレゼンテーションを行なう。

 環境社会国内研修

環境問題に新しい視点や方式を導入しつつ、事業展開を図っている地域を実際に訪問し、地域の環境、及び地域の抱える問題を観察した上で、当該地域の環境に対する取組みを見学し、実際にその業務も体験する。最後に学生の視点から当該地域の環境問題解決についての提案をする。なお、授業にあたっては、現地を訪問する前に、当該地域についての情報を収集、整理し、理解を深める。また、研修前には個々の学生がテーマを設定できるようにする。

 環境社会海外研修

海外における実地研修を通して、異文化の基に発展してきたハーブ・園芸学を学び、グローバルな視点から環境を思考し、実践する能力を獲得するべく指導する。異文化交流体験により、自己認識を深め、その課題と目標を明確化して、自ら世界に発信する意識を向上させる。

 インターンシップ

本講義は、3つのパートから成る。第Ⅰは、事前学習で、企業についての知識やビジネスの世界について知識を得る。第2は、現場での研修で、実際にビジネスの現場を体験し、そこから問題意識や問題解決手法を身につけ、就職に役立てる。第3は、事後学習で、現場での学びを整理し、不明な点を明らかにし、将来を展望する。現場での研修は、本学部の目指す人材育成の目的に合致し、かつ社会志向・地域貢献を重視する企業に、夏休み期間の10日間、学生を派遣する。環境ビジネスの最前線を体験する。派遣する企業は、環境保全、リサイクル、有機栽培、生態系保持、地域貢献、障害者雇用などを重視している企業である。