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2017年度・レアメタルプロジェクト活動報告No.1

上智大学と合同で「パソコン解体体験」を開催

 

 城西国際大学 環境社会学部では、学部開設時から、レアメタルプロジェクトと題して、パソコンを解体して、レアメタルを抽出するリサイクル活動を続けています。
 今回は、2017年度の活動報告の第1段として、上智大学の卒業生のためのイベント"All Sophians' Festival"(ASF)で、同大学経済学部卒業生の組織「経鷲会」と合同で実施した様子を紹介します。

 

イベント「都市鉱山からレアメタル発掘」の概要

 5月28日(日)、上智大学で年1回の卒業生のためのイベント「ASF」が開催されました。創立100周年を一昨年迎えた同大学の卒業生のイベントですので、毎年1万人以上の参加者があるそうです。今回、「経鷲会」の女子部会を本学の福田先生(上智大学卒業生)が創設したのを記念して、第1回のイベントとして「都市鉱山からレアメタル発掘」を実施しました。
 11時から15時まで、正門から続くメインストリートの入り口近くに、幅5メートルのテントを張り、卒業生親子もしくは祖父・祖母と孫を対象にした「パソコン解体体験」でした。上智大学では他大学とのコラボレーションは初めて、しかもパソコン解体がどのような内容なのか、関係者は準備段階から強い関心を持って推進していただきました。関係者のご心配は、子どもたちの参加があるかどうかだったようですが、環境社会学部の7年間の経験から、JIU関係者はみな、大勢参加してくれて人気のイベントになる、との確信を持っていました。
 環境境社会学部の社会人学生1名、卒業生2名と担当の福田先生が中心になって、上智大学からは経鷲会の幹部数名と女子部会員5名とともに、子どもたちの解体の指導と手助けを協力して実施しました。

体験イベント当日の様子 ~子どもたちが夢中になってリサイクル体験~

 スタート前に、3名の親子が解体を始めたことが呼び水となって、次々に、参加者が来てくれました。当初、卒業生のイベントに果たして子どもたちが何名参加するのか、という心配をしていた方たちも、杞憂に終わりました。
 大型テーブル3台に、一度に12名が解体できるようセッティングしました。解体後の材料を、自分たちで分別できるよう、「基盤」「鉄」「アルミニウム」「ステンレス」「プラスチック」「雑品」の6種類の箱を用意しました。子どもたちは『これは鉄』『これはアルミニウム』と判断しながら、しっかり分別してくれました。環境教育の場でもあるので、解体したものは分別する、というところまで指導することにしています。
 テーブルが満席になり、参加できずに見学だけ、時間切れで残念ながら解体体験できなかった子どもたちもいて、地味な活動にもかかわらず、子どもたちの関心の高さを知りました。実際には、パソコンを壊すことが楽しいのかもしれませんが、やっているうちに、中身に興味を持ったり、パソコンが細かい部品や細かい作業でできるのだということを実感するようになります。3Rについては小学校でも教えていますから、その一端を自分たちは担ったという実感を持ったと思います。

イベント成果と今後の取り組み

 最終的には、4時間の時間内に約150名の親子が参加されました。1台を解体するのに1時間かかりますが、親御さんは一緒に解体したり、解体はせずに写真を撮影したりしながら、その時間と空間を共有されました。解体後は、自分が解体したパソコンの材料を、記念に1個、持ち帰ってもらいますが、1個を選んで大切に持ち帰る姿はなんともほほえましいものがありました。
 経鷲会、上智大学事務局、そして上智大学の先生方からは、城西国際大学のこの取組みを高く評価していただき、来年も是非、との希望をいただきました。事務局のお話では、すべてのイベントの中で一番、賑わっていたとのことでした。女子部会のメンバーも、パソコンの知識はなくても、子どもたちの安全を見守りながら、解体を手伝い、初めての体験で楽しい時間だったとのことでした。

 本学の学生・卒業生は、東金や都内から荷物を運び、解体後の材料も持ち帰り、時間をかけて駆けつけ、指導もする、知識も披瀝する、と大活躍で、主催者から大いに感謝されました。今まで、これほどの人数が参加したイベントの経験がありませんから、疲労感の中に喜びと満足感があった、というのがJIU環境社会学部の学生たちの声でした。また、本プロジェクトのきっかけを作っていただいた解体企業の社長も、市原市から駆けつけて下さり、専門家として指導し、お手伝いまでしていただき、ネットワークの大切さを感じた1日でした。

ASFイベント風景
開始前のテントの全景
ASFイベント風景
JIUの旗とレアメタルについてのパネルで広報活動も
ASFイベント風景
解体後の素材分別用の箱を準備中
ASFイベント風景
1番乗りの親子
ASFイベント風景
熱心に2台、解体した男の子
ASFイベント風景
次第に賑わい始めました
ASFイベント風景
 ついにお母さんも参加
ASFイベント風景
解体し終えてほっと一息
ASFイベント風景
三歳の子もパパと挑戦
ASFイベント風景
7歳の女の子は一人で解体
ASFイベント風景
小学校中学年だと手つきは職人
ASFイベント風景
大人もこどもも夢中で解体

ASFイベント風景 ASFイベント風景
取り出したメタルを記念に(従兄弟同士で参加)

ASFイベント風景
経鷲会役員の方たちと