インターンシップレポート| キネマ旬報プロデューサー&クリエイター講座

メディア学部メディア情報学科

城西国際大学 

インターンシップレポート 

インターンシップ

中村幸平

 私たちは、新宿で行われた、2009年度のキネマ旬報が主催するプロデューサー&クリエイター講座に参加させていただきました。この講座では、現役のプロデューサーや監督の方たちによる、現場との関わりや、現在の映画界の現状についての講義がされました。
 
私たちが、協力させていただいたのは会場のセッティングと運営の補助です。兼ねてから、映画製作の現場以外にも、企画から映画が作られていくまでの過程ということに興味があったので、私はこのインターンシップへの参加を志望しました。
 
 この講義のなかで、最も話題に挙がったものは、テレビ業界の映画界への進出と映画界の衰退ということでした。近年加速する、結果主義へ移行に対する説明を受けました。映画を一つの産業としてとらえ始め、動き出したテレビ業界に対して、映画業界はどのように動いて行くのかなどという、とても興味深い話を聞くことができました。そこで、一番ジレンマになることが、撮りたい映画を撮るか、売れる映画を撮るのかということです。この問題は、企画側の人間にも当然のように付きまとう問題であり、そのようなジレンマを抱えながらの企画を立てる日々を過ごしているそうです。私個人の意見としても、現在はテレビ業界の方が優位な状態のような気がしています。広告、宣伝の面では、映画業界はテレビ業界のそれには太刀打ちできません。このような中で今後、映画業界の盛り返しが、どのように行われるのかということに、とても興味をもちました。
 
 このセミナーに参加することによって、映画業界の現状や、今後の発展が少しずつ見えてきたような気がしました。テレビ業界が一人勝ちを続けるというよりは、映画業界と切磋琢磨するような形で、成長を続けることを願っています。そのような中で、私自身もその成長を支える一端となっていけるように頑張っていきたいと思いました。このレポートでは、私自身の行った業務内容よりも、プロデューサーや監督の方たちの話が印象に残ったので、こちらをメインに話させていただきました。また、このような機会を与えてくださったことに心から感謝をし、今後の自分の活動に生かしていきたいと思いました。
 
 

キネマ旬報社 セミナー感想

堀井 章敬

私は、今回キネマ旬報映画総合研究所が主催する「映画プロデューサー・クリエイター育成講座」にキネマ旬報社のスタッフとして 8月22日から9月19日の各土曜日(5回) 参加しました。このセミナーは、毎年キネマ旬報社が主催しているもので、第一線で活躍している映画プロデューサー、監督など各方面のプロフェッショナルが、講師として講義を行うセミナーです。まさに映画業界の「今」を知れる貴重なチャンスだと思い、迷わず参加しました。
 
私が、担当することになったのは撮影でした。二台のカメラで講義を撮影する内の、一台を任されました。一回目の時は、撮影機材の準備にかなり時間が、かかりました。しかし、二回目以降は、スムーズに準備ができ、余裕をもってできました。他にも、講義が始まる前に教室の外に出て、受講生の方たち一人一人に「おはようございます」「よろしくお願いします」といった挨拶や、講師の方のお水の準備や名前の貼り紙の交換などがあり、その時はとても些細なことだと思っていました。しかし、今考えてみると、その些細なことが積み重なって、講義が成りたっていたと強く感じました。
 
最も印象に残った講義は最終日の「日本映画産業の現在と未来」でした。この講義は、タイトルの通り映画産業の現状をとてもわかりやすく説明していて、正直飽きずに聴けました。講義の中で講師の方が「映画は映画館で観る用につくられている」と仰っており、思わず頷いてしまいました。また、映画館に映画を観に行く若い人たちが、昔に比べて少なくなっている問題に触れ、未来の映画産業がいかに心配だということを改めて感じました。私は、改めてこの講義で日本の伝統的な時代劇、歌舞伎などの作品が少なくなっていると思いました。日本の文化を映画の作品として残していくのも必要ではないかと思いました。
 
また、最終日の講義が終わった後に懇談会に参加しました。そこではセミナーに参加した受講生の方たちや講師の方々と一緒にお話できる貴重な場でした。残念ながら雰囲気に圧倒されてしまい、あまりお話はできませんでしたが、とても良い体験だったと思います。
 
このセミナーでは、キネマ旬報社のスタッフ兼受講生として参加することができ、正直とても得をした気持ちです。キネマ旬報社の方、スタッフの方、本当にお世話になりました。どうもありがとうございました。
 

インターンシップを終えて

丸山瑞生

 私は今回のインターンシップでキネマ旬報映画総合研究所が主催する映画プロデューサー&クリエイター養成講座のスタッフとして仕事を体験させていただくことができた。正直に言ってキネマ旬報はそれほど読んだことがある雑誌ではなかったが、出版の分野には興味があったので良い機会だった。今回は一日に二回の講義を五日間。普通に講義を受けると学生には少し厳しい受講料の講義だったが、このインターンシップではそういった貴重な場で聞ける話が無料で聞けるということもあり、これが参加を決めた理由のひとつでもある。 
 
 映画プロデューサー&クリエイター養成講座私の仕事はこの養成講座で開かれる受付で受講者の対応をすることだった。受講者の方々は会場に来たら出席を取るような形になっていた。そこでは受講証があれば出席にチェックをすればいいのだが、中には受講証を忘れてる人もいたりするので、その都度に対応をしていかねばならなかった。このようなことは場数を踏めば徐々に慣れてくるものであったが回を追うごとに覚えることが増えていった。撮影していた講義のDVDを、前回休んだ人のために貸し出したり、最終回の後に行われる懇親会の参加費を集めたり等の仕事が増えていった。
 
 私はこのインターンシップが二回目であった。最初に行ったインターンシップは映画の撮影現場だったので、今回のように受付の仕事とは人との接し方が違う。どちらも人と対応するという面では同じことだが、場所が違うだけに接し方も少し変わるような気がした。アルバイトの経験も私は少なかったので、人と相対する時の対応等の点も勉強になったと思う。
 
 会場の準備をする時にも色々な大事なことを教わった。このように場所を借りて会場を作る場合は貼り紙をすることが多い。貼り紙の貼り方ひとつでも綺麗な貼り方や効率の良い貼り方があることを教わった。このような細かいと思える箇所にも気を配れるようになれると、どんな仕事場でも役に立つことなのだろうと思う。
 今回、このインターンシップを体験させていただいて学んだことは多かった。そして、それはこれからの仕事でも活かしていけることであったと思う。全部で五回の体験であったが最終日だけ行くことができなかったのが悔やまれる。またこのような経験をさせていただける機会があるのなら、その際は是非参加したい。
 
 

インターンシップ感想

佐藤淳也

私の今回のインターンシップ先は「キネマ旬報」という映画雑誌社だ。そのキネマ旬報が年に1回開催している「映画プロデューサー&クリエイター養成講座」という講座の会場整備や受付の補助が今回のインターンシップの大まかな仕事だった。その講座の会場は西新宿5丁目駅から歩いて5分ほど行った所にある「映画専門大学院大学」という場所だ。講義は全10回で、期間は8月22日から9月19日までの毎週土曜日だ。私は諸事情により、9月19日の講座は出席出来ず、4回までの出席となった。この講座を受講するのには授業料として52,500円。だが、今回インターンシップで参加した私は、会場整備などの補助をしながら講座を無料で受講できるように、スタッフの方々が気を使ってくれた。そのおかげで、映画業界の第一線で活躍している方々の、とても貴重なお話しを無料で聞くことができた。
8月22日の講義1のテーマは「現在の映画制作とアジア・マーケットへの可能性」講義2のテーマは「観客が求めている映画作りとは何か?映画制作の舞台裏について」という内容だった。近年の邦画ブームから、日本映画界の可能性を感じさせる講義だった。
 
8月29日の講義1のテーマは「日本が目指す、これからのコンテンツビジネス」講義2のテーマは「『電車男』『デトロイト・メタル・シティ』などにみる日本映画の活性化」という内容だった。とても興味深い講義で「パーソナルな企画が日本だけではなく、海外にも受け入れられるのはプロデューサーとして、とても嬉しい。だが逆に、始めから世間や海外の評価を気にして物を作るということは、クリエイターとしては失格」という言葉がとても印象に残り、やはり第一線で活躍している方は、物作りに対する姿勢が私たちとは全く違うなと感じさせられた。
9月5日の講義1のテーマは「『舞妓Haaaan!!』『クライマーズ・ハイ』など挑戦し続ける映画制作とは」講義2のテーマは「TBSが製作する映画はどのように企画開発されたのか」という内容だった。テレビ局主導の映画が人気を博している現在、これからの日本映画界はテレビ局とどのような関係で、ともに成長していくのか。といった内容で、テレビドラマが続々と映画化されている昨今では、とても興味深い内容だった。
 
9月12日の講義は、第81回アカデミー賞において、邦画初となる短編アニメ映画賞を受賞した作品「つみきのいえ」の加藤久仁生監督と、そのプロダクションの社長とプロデューサーの3人での「ドキュメント・アカデミー賞最優秀短編アニメーション賞受賞作品『つみきのいえ』」というテーマで、「つみきのいえ」が受賞するまでの過程などを2講義分の時間を使い、受賞会場の思い出までもお話していただいた。受賞した時の実物のオスカー像を持ってきていただき、当たり前だが、生まれて初めて見るオスカー像に興奮してしまった。
 
私が参加したのは9月12日までだったが、この4回の講座で、とても貴重なお話を聞くことができた。実際に第一線で活躍している方々から、現在の日本映画界の現状を聞くことができ、将来は映画業界で働くことを目指している私にとって、とても有意義でためになる時間だった。このインターンシップを紹介してくれた大学と、無料で講座を聞く機会を与えてくれたキネマ旬報さんには、とても感謝をしている。またこのような機会があれば是非行ってみたい。
 
 

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