田辺・弁慶国際映画祭ワークショプ
中村幸平 私は、10月1日〜4日に和歌山県の田辺市で開かれた、田辺・弁慶国際映画祭というものに参加しました。その中でも、私が主に参加したものは、映画祭と併催された企画書のワークショップというものでした。このワークショップには、関東圏の学生を中心に、東京芸大、日本映画学校、大阪芸大、デジタルハリウッド、映画専門大学院大学からそれぞれ1名ずつ、6名が参加しました。今回のワークショップでは、学生である私たちが、監督やプロデューサーの方々の前で各々の作品のプレゼンを行い、その後に、講評をしていただくという形で行われました。監督は「ゴジラ」で有名な大森一樹監督と、ぴあフィルムフェスティバルのプロデューサーである天野真弓さんが講師として指導してくださいました。
ワークショップの感想についてですが、当初、私が予測していたものを大きく上回った内容のワークショップでした。プレゼンを聞く側の監督方も、実際に映画化をしたらということを前提に考えていて、作品を見る目もとてもシビアなものでした。まず何よりも、企画意図の時点で鋭い指摘を戴きました。「映画」という媒体を用いる理由、なぜこの時代にその作品を作るのか、もっとシビアな意見では、収益は見込めるかなどということまでを尋ねられました。そのようなことを考えるのは、プロとなれば当り前のように付きまとう問題だと思いますが、私にとってはそのどれもが、あまり考えていかなかった問題で、企画を煮詰めることへの甘さを痛感させられました。それと同時に、それらを考えさせられる貴重な経験となりました。
そして、私が今回のワークショップを終えて、一番印象に残ったことは、プロとアマチュアの差とも言えるのかもしれませんが、観客(お客様)を意識した企画、映画作りだと思いました。私は普段、自分が作りたいものを作るという、一見普通な制作をしてきました。しかし、この自己満足を抜け出せるかどうかが、プロとアマチュアとの差ではないのかと考えました。私は、これからも作品を撮り続けると思うので、この様なことを意識しながら、作品をつくって行きたいと思いました。次こそは頑張るぞ。という意気込みもこめて、今回の感想を終わりにしたいと思います。今回のワークショップへの参加をさせてもらったことに心から感謝しています。ありがとうございました。 |