日本メキシコ交流400周年事業/文化庁地域文化振興プラン推進事業
「ドン・ロドリゴの来た道」映像制作
メディア学部では、2006年度より「ドン・ロドリゴ漂着と日本メキシコ交流」についての研究および映像制作を進めており、現在までにドン・ロドリゴ一行が辿った大多喜への道のパラグライダーによる空中撮影や、大多喜お城祭り等の映像を撮影してきました。これらの映像を元に、9月17日より日本メキシコ交流400周年事業として大多喜城分館にて開催されている企画展「日本メキシコ交流の歴史-ロドリゴ漂着から400年」内で映像展示を行います。
展示される映像作品「ドン・ロドリゴの来た道」は、文化庁地域文化振興プラン推進事業として制作され、メディア学部竹藤佳世准教授が脚本・監督をつとめ、昨年度の毎日映画コンクール撮影賞など各賞を受賞した俊英・辻智彦氏を撮影監督に招き、9月13日〜16日にかけて撮影が行われました。
また、メディア学部学生15名が参加し、400年前の御宿の村人たちの扮装に身を包んだ出演者として、制作、撮影、照明、録音のスタッフの一員として、映画制作現場に携わりました。
映像の展示は10月25日まで千葉県立中央博物館大多喜城分館で行われ、その後は千葉県を始め、メキシコ大使館や大多喜町、御宿町などの関係機関と協力し、日本メキシコ交流400周年事業の推進、日本とメキシコの交流をを深めるために、また学校教育や生涯学習や広く地域振興のために活用されます。
400年前の村人に扮装した学生たち
副学部長平野先生と学生たちの休憩
御宿・岩和田海岸での撮影風景
技術スタッフとして参加したメディア学部生
技術スタッフとして参加したメディア学部生
演技指導をする竹藤先生
演技指導をする竹藤先生
体験型博物館『房総のむら』でのロケーション風景
体験型博物館『房総のむら』でのロケーション風景
文化庁地域文化振興プラン推進事業「ドン・ロドリゴの来た道」概要
ドン・ロドリゴポスター(平野先生作成)
1609年9月、スペイン領フィリピン諸島総督ドン・ロドリゴを乗せたサン・フランシスコ号は、マニラからヌエバ・エスパーニャ(現在のメキシコ)への帰国途中、上総国夷隅郡岩和田(現在の千葉県夷隅郡御宿町)沖で遭難し、近隣の村人の献身的な救助により、乗組員317人が救出された。
ロドリゴ一行は、村人や、領主である大多喜城主多忠朝からの暖かいもてなしを受けた。ロドリゴは大多喜城を訪れ、江戸で徳川秀忠、駿河で徳川家康に謁見し、歓待を受けて、翌年、アカプルコに帰還した。
この出来事は、その後江戸幕府の鎖国政策により、歴史に埋もれていったが、明治になって日本でも知られるようになり、日本とメキシコの交流の始まりとして、1928年に一行が漂着した海岸近くに「日西墨三国交通発祥記念之碑」が建立されるなど、現在に続くメキシコと日本の友情を育む礎になっている。
2009.09.25



