橋下の釣

喜多川歌麿《橋下の釣》
長大判錦絵、寛政12年(1800)

展覧会概要

展覧会概要

 浮世絵の創始者、菱川師宣もろのぶ の《見返り美人図》のような、下膨れした顔に小さい目の女性は、当時の人々にとって憧れの美人でした。このように、浮世絵に描かれた女性は理想とする美人の典型であり、同時代の美の規範が映し出されたものです。事実、美人画のスタイルは、時代の好みとともに次々と変わっていきました。明和期(1764~72)に華奢で中性的な鈴木春信の美人が一世を風靡すると、他の絵師まで春信風美人を描き始めます。天明期(1781~89)には鳥居清長の八頭身の美人が、寛政期(1789~180)には喜多川歌麿の現実味を帯びた美人が大流行しました。そして江戸後期の退廃的な美人へと続きます。
 このたびの展覧会では、師宣、宮川長春、勝川春章の肉筆画と、西村重長から春信、清長、歌麿、鳥文斎栄之えいし、渓斎英泉、明治の月岡芳年までの版画を展示し、美人画の流れを概観します。各時代を代表する絵師の美人画を通して、豊かな江戸風俗と理想美の競演をお楽しみください。

関連企画

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講演会

10月17日[土] 13時20分~14時50分

「浮世絵と同時代の支援者たち」

内藤正人氏(慶應義塾大学教授)

図書館3階プレゼンテーションホールにて *聴講無料、要予約

ギャラリートーク(当館学芸員による展示解説)

10月3日[土]、10日[土] 13時30分~

基本情報

基本情報

開館時間:午前10時~午後4時 

休 館 日:日曜・月曜日(ただし11月1、2日は開館)

場  所:城西国際大学水田美術館(城西国際大学内 千葉県東金市求名1番地)

入 館 料:一般300円、高校生以下無料

交通案内

●JR外房線大網駅またはJR総武本線成東駅乗り換えでJR東金線求名(ぐみょう)駅下車、徒歩5分

●車では、京葉道路・館山自動車道の千葉東ジャンクションより千葉東金道路に入り、東金インター下車、
 国道126号線を成東方面へ約20分、信号「城西国際大前」右折

●JR東京駅、JR横浜駅、JR西船橋駅、JR木更津駅、JR蘇我駅、JR大網駅、JR成東駅、JR東金駅
 京成成田駅よりシャトルバス運行

 詳細はこちらから

 

問い合わせ

城西国際大学水田美術館 〒283-8555 千葉県東金市求名1番地

Tel.0475-53-2562 http://www.jiu.ac.jp/museum

 

美人競ポスター

チラシ製作
メディア学部メディア情報学科4年 豊田麻衣
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Web制作

デザイン・ページ作成:メディア学部メディア情報学科3年 村上 篤

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