近代日本画展 2016年9月2日(火)〜10月15日(土)

橋本関雪《江郷秋興図》
大正(1912~26)中期、
絹本着色、135.5×50.5㎝、円福寺蔵

展覧会概要

 坂東三十三観音の札所として名高い銚子の古刹・飯沼山円福寺には、第四十二世平幡照法大僧正が大正期から昭和30年代にかけて収集した近代日本画が数多く所蔵されています。
 おもに同時代の画家の作品からなるコレクションは、野田九浦や小川千甕らの新南画風の山水画や、小川芋銭の俳味ある水墨画、与謝野晶子が歌を添えた長野草風の作品など、収集者の好みが反映された内容です。そのほか京都画壇の橋本関雪、洋画家の中沢弘光といった幅広い画家の作品が揃います。これらの床の間に飾るにふさわしい掛軸や手元で楽しむ画帖からは、大僧正が日々の暮らしの中で美術に親しんでいたことがうかがわれます。なかには、古画の十二神将のうちの一図を九浦が模写して補い、また、九浦や恩田得寿の観音図に大僧正が般若心経を書した作例もあり、画家たちとの交流を伝えています。
 このたびの展覧会では、円福寺コレクションより選りすぐりの名品を紹介します。寺外では初公開となる近代日本画の数々をお楽しみください。

長野草風《薄に鶉》
大正12年(1923)頃、
絹本着色、128.5×41.3㎝、円福寺蔵

関連企画

ギャラリートーク(当館学芸員による展示解説)
10月1日[土]、10月8日[土] 午後1時30分~

基本情報

開館時間:午前10時~午後4時
休館日:日曜日、月曜日、祝日
場所:城西国際大学水田美術館
  (城西国際大学内 千葉県東金市求名1番地)
入館料:300円、高校生以下無料

交通案内

●JR外房線大網駅またはJR総武本線成東駅乗り換えでJR東金線求名(ぐみょう)駅下車、徒歩5分
●車では、京葉道路・館山自動車道の千葉東ジャンクションより千葉東金道路に入り、東金インター下車、国道126号線を成東方面へ約20分、信号「城西国際大前」右折
●JR東京駅、JR横浜駅、JR西船橋駅、JR木更津駅、JR蘇我駅、JR大網駅、JR成東駅、JR東金駅、京成成田駅よりシャトルバス運行

詳細はこちらから

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問い合わせ:城西国際大学水田美術館
      〒283-8555 千葉県東金市求名1番地
      Tel.0475-53-2562
      http://www.jiu.ac.jp/museum

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