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| 2008.6.24(火)〜7.19(土) |
野田市郷土博物館所蔵
明治の匠・勝文斎の押絵行灯 |
特別協力=野田市郷土博物館
協力=吉徳資料室、全生庵、 株式会社榮太樓總本鋪、
株式会社榛原(はいばら) |
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押絵は、綿(わた)と布で立体的に表現する細工物で、浅草羽子板市に並ぶ押絵羽子板でお馴染みの方も多いでしょう。野田市郷土博物館が所蔵する勝文斎(かつぶんさい1835〜1908)の押絵行灯(あんどん)は、明治の写楽と評される豊原国周(くにちか)風の役者舞台姿の押絵が大胆に配され、浮世絵版画でいえばコマ絵にあたる明かり窓に人気画家たちの絹絵がはめ込まれた、極めてユニークな作品群です。現存する41点の行灯は、押絵の狂言に因む府県の特産物や名所を描いた絹絵が組み合わされ、殖産興業を掲げた時代の趣向が反映されています。この押絵行灯は、醤油醸造業で栄える野田市の篤志家によって、明治17年、野田市琴平神社に奉納され、12年に一度、申年の琴平大祭の折に参道を飾ってきました。
作者の四代勝文斎は、押絵細工、縮緬細工の名匠であると同時に、四条派の大西椿年、淡島椿岳に学んで椿月と号した画家でもあり、押絵の精緻な技巧や豪華さはもちろん、筆で描かれた役者の面相の美しさも見どころの一つとなっています。
絹絵を描いた画家たちは、柴田是真(ぜしん)、川端玉章、河鍋暁斎など、日本橋の老舗商家の贔屓、あるいは住人といった、勝文斎が店を構える日本橋と繋がりのある面々です。そして、日本橋は、何といっても商品の卸先として野田の醤油産業とは縁が深く、この押絵行灯は、日本橋を軸としたネットワークの中から生み出されたといえるでしょう。
この度の展覧会では、絹絵の画家たちの作品や野田市の歴史資料も展示し、他に類をみない押絵行灯の制作背景に触れながら、浮世絵と相通じる豊かな庶民文化の中で育まれた勝文斎の仕事をご紹介します。 |
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| 図版=四代勝文斎《五代目尾上菊五郎の判官義経》はめ込み絵・川端玉章、明治17年(1884)奉納、野田市郷土博物館蔵、《琴平神社の大祭で掲げられた押絵行灯》撮影・稲川準、昭和31年(1956)、個人蔵 |
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ポスター・デザイン
メディア学部メディア情報学科3年 逆井皇映 |
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主な作品  |
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