現代根付展 水田美術館

展覧会概要

てんとう虫

渥美孝子《てんとう虫》象牙、4.8㎝、1991年

 高円宮妃久子殿下は、英国での大学時代に根付に出会われました。そして、高円宮憲仁親王殿下(1954-2002)とご一緒に、国内外の作家による優れた現代根付や古根付を蒐集されてきました。根付は印籠や煙草入れなどを着物の帯から下げるための留め具で、木彫や牙彫、蒔絵、彫金などの技巧が凝らされた小さな工芸品です。江戸から昭和初期までの「古根付」に対し、現代作家が伝統技術を継承しながら、新しい素材や題材も取り入れ制作したものを「現代根付」と称します。
 妃殿下は、本来持ち運ばれた根付が飾り棚や箱に収められたままではかわいそうというお気持ちから、「旅する根付」として国内外の様々な場所へ連れ出し、殿下が生前愛用されていたカメラで撮影されています。
 このたびの展覧会では、高円宮コレクションより現代根付と、根付の魅力を引き出し、新たな物語をつむぐ写真「旅する根付」をご紹介します。

待宵草

《待宵草》高円宮妃殿下撮影
根付:太田弥光、象牙・珊瑚、5.7㎝、1999年

基本情報

開館時間 :午前10時~午後4時
休館日 :日曜・祝日
場 所 :城西国際大学水田美術館(城西国際大学内 千葉県東金市求名1番地)
入 館 料 :無料

交通案内

  • JR外房線大網駅またはJR総武本線成東駅乗り換えでJR東金線求名(ぐみょう)駅下車、徒歩5分
  • 車では、京葉道路・館山自動車道の千葉東ジャンクションより千葉東金道路に入り、東金インター下車、国道126号線を成東方面へ約20分、信号「城西国際大前」右折
  • JR東京駅、JR横浜駅、JR西船橋駅、JR木更津駅、JR蘇我駅、JR大網駅、JR成東駅、JR東金駅、京成成田駅よりシャトルバス運行

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チラシ

web制作:メディア学部メディア情報学科2年 柴山颯