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2015.09.18
【報告】ベトナム研修を実施しました。

今年度、NGO・NPO支援センターでは国際センターに協力し、ベトナム
での海外研修を実施しました。参加したのは国際人文学部の学生9名です。

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ベトナム研修の日程

9月6日(日)成田発、夜、ホーチミン着
9月7日(月)ホーチミン市工業大学訪問
9月8日(火)ホーチミン市技術師範大学訪問
9月9日(水)市内研修(戦争証跡博物館、歴史博物館、サイゴン教会、
中央郵便局、クチトンネル)
9月10日(木)ゴイサオ中高校訪問(日本文化紹介と日本語の授業)、
ベトナムのNGO LIN訪問
9月11日(金)ミトーでの郊外研修
9月12日(土)資料整理
9月13日(日)ミトー農村訪問・地域体験プログラム
9月14日(月)ベトナム社会とNGOについて講義、盲学校、
NGOグリーンノット訪問
9月15日(火)ベンタイン市場見学、NICONICO YASAI訪問
9月16日(水)Go Vap児童福祉センター訪問、Phuoc Tuong寺、
ベトナムのランタン作り体験、夜、帰国
9月17日(木)成田着
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滞在中の12日間、ベトナム社会や文化、歴史を学び、また多くの
現地の学生たちや児童との交流を通じて、相互理解が深まりました。

参加した学生の声

 ベトナムではたくさんの人に優しくしていただけました。ベトナムの中学・高校に日本語や日本の文化を教えに行った時には、教室に入っただけで、盛大なる歓声を浴びました。この授業では、楽しく教えることができたのと同時に、教えることの難しさを体験し、先生の苦労がよく身にしみました。これからは、もっと授業に協力的になろうと思えました。また、市場でTシャツを買った時は、何度もお辞儀をしながら日本語でありがとうございますと、深々とお礼を言われました(それは私が600円で買えるTシャツを2000円で買ったからかもしれませんが…)。 お店の人は日本語でたくさん声をかけてくれます。時には、本当に日本語ペラペラの人もいて立ち話を何度もしてしまいました。とても楽しく買い物をできると思います。とにかく、ベトナムの人はとても親日で、人も気候もとてもあつい国だということがわかりました。ただ、この気候はさらに年々暑くなってると、現地の人も言っていました。経済の発展が進んでいると共にベトナム、日本、また世界で地球温暖化の影響が出ていることがわかりました。地球温暖化が日本以外の国でも影響が出ていることを体験でき、本当に世界で起きている問題だということを実感しました。これらのことも含め、いろんなことを学び、体験できた研修となりました。ぜひたくさんの人にベトナムを訪れて欲しいと思います。(国際交流学科1年 今原さん)
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 今回、私たちはベトナム研修に参加し、姉妹大学の訪問と現地でのボランティア活動をメインに活動してきました。2つの姉妹大学を訪問した際にはお互いの国の文化紹介としてファッションショーをしたり、言葉を教え合ったりしました。また、ゴイサオ高校、中学校を訪問して、日本語の授業をしたり、児童福祉施設と盲学校で子どもたちと遊んだり、また都会の子どもたちと農村へ行き、その中での暮らしや知恵を学んだりしました。なかでも、農村での活動は私たちにとって未体験のことばかりで、貴重な体験でした。例えば、村で飼われているニワトリは夕方になると他の動物に食べられないようにする為に、木に登って眠るそうです。木に登るニワトリを見ることで農村の人々は、もう夜になったんだと気づくこともできます。また家を作る材料である大木を切って運ぶという作業は川の中で行います。そうする事で作業を効率良く行う事ができます。こういった事は農村に行ってみなければ知ることができなかったことだと思います。
 今ベトナムでも農村から都会に移り住む人達が増えているそうです。それを少しでも防ぐために、現地で私たちのガイドをして下さった方は活動していました。その人は、農村のおじいさんやおばあさんがこれからも元気に野菜を育てたり生活していけるように、農村へ都会の子どもたちを連れていき、そこでの暮らしを経験させています。そうする事で、農村の良さをみんなに伝えているのです。その事を教わり、私も彼のような活動を私の故郷である福島県でもやってみたいと考えるようになり、また研修に参加する前から持っていた国際ボランティアに対する興味を更に深める事ができました。またいつかベトナムへ行って今回の研修のような活動をしたいと考えています。(国際交流学科1年  渡部)

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