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2016.7.12
【報告】オックスファム・ジャパン主催トレイルウォーカー東北2016で無事完歩

7月9日から11日にかけてオックスファム・ジャパン主催トレイルウォーカー東北が開催され、本学より1チームが出場し、50kmの部門で見事完歩しました。16時間43分15秒と、昨年を上回る好タイムとなりました。これまで応援をいただきましたみなさま、学生チームのスポンサーになってくださった企業のみなさま、本当にありがとうございました。

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オックスファム・トレイルウォーカー東北2016に参加して(感想)

国際交流学科2年 田邊浩史(チームリーダー・ウォーカー)
 私は今回、チーム・リーダーとしてこのイベントに参加しましたが、当初は、山を歩いた経験がないので面白そうだし、やってみたいという思いだけで参加を決めました。そして一緒に歩いてくれそうな友達に声をかけて集まってくれたのが、今回のウォーカーの4人でした。声をかけるとすぐに集まってくれたことがとてもうれしかったです。そしてその後、ウォーカーを支えるサポーターとして参加してくれる学生が次々に集まってくれました。そのとき、具体的な募金活動や計画がまだできていなかったので、仲間が集まり、だんだんと活動計画が組み立てられていくことがうれしくて、活動意欲が高まりました。活動にあたり、学内で提出しなくてはならない書類や手続きがうまくいかないことも多々ありました。しかしその度に全員が協力し合い、最後までイベントに参加し、全員で無事元気に完歩できたので、とても幸せだと思いました。歩いているときは福島の地元の方々の案内や炊き出しがあり、またオックスファムの方々が休憩所で支援してくれていて、感謝の気持ちが高まりました。これまで支えてくださった皆さん、応援してくださった企業のみなさま、本当にありがとうございました。

国際交流学科2年 星澤岬(ウォーカー)
 私は今回、Oxfam主催の Trailwarker東北2016にウォーカーとして参加しました。50kmという距離は私にとって歩いたことのない距離でした。最初は緊張しましたが、不安はありませんでした。私の他にウォーカーとして一緒に歩く人が4人、そして各チェックポイント、最後のゴールで待っていてくれた7人のサポーター、そして4人の先生の支えがあったため、スタートする前からゴールするまでの間、元気に、そしてなにより楽しみながら歩くことができました。50kmという道のりは長いだけではなく、標高1354mの安達太良山の登り降り、夜は自分たちのヘッドライトの明かりのみでの山道、そしてロードウォークと続きました。どこの場面を振り返っても険しい道ばかりでした。1人だったら、もしかしたら私は途中で嫌になり、リタイアしていたかもしれません。しかし言葉をかけあいながら歩いてくれたウォーカー、そしてご飯を作りながら待っていてくれたサポーター、そして先生方の支えで、無事50km歩ききることができました。
 このイベントに参加するまでに、私たちはたくさんの取り組みをしてきました。このOxfam Trailwarkerに参加するためには、なにより6万円の参加費用と6万円の募金が必須でした。私たちは今回、4月に活動を開始し、7月に本番というとても時間がない中での取り組みとなりました。したがって学内での募金活動や、東金市で行われているフリーマーケットへの参加、そして企業のみなさまを訪問し、ご賛同いただくという3つの活動に絞り、ファンドレイジングを行いました。普段は募金活動をする側ではなく、しているのを見かけてお金を入れる側でした。しかし今回、開発途上国のために、またOxfamという支援団体のために、自分たちで募金活動を行い、たくさんのことを学びました。募金活動は本当に大変だということが分かりましたが、その前に、私たちの取り組みの話をどうすればきいてもらえるのか、興味を持ってもらえるのか、活動を行う側になってからしかわからない悩みがありました。今回のこのイベントは本番だけではなく、それまでの過程から様々なことを学びました。このような活動をここでやめるのではなく、今後もサークルなどを通してつなげていきたいと思っています。ご支援いただきました企業のみなさまに御礼申し上げます。

国際交流学科2年 渡部瑠夏(ウォーカー)
 私は今回のトレイルウォーカー東北2016に参加し、多くの事を経験でき、一回りもふた回りも成長できたと感じています。私がトレイルウォーカーに参加しようと思い立ったのは、私自身が東日本大震災を経験したことが大きな要因です。震災後は福島県を離れる人が急増し、福島県を訪れる人が減りました。その為、福島県に人を連れてきて、地元の人に元気になってもらえるこのイベントにとても惹かれました。本番を迎えるまでの過程は、至らぬ点もあり、正直なところとても大変でした。しかしその度に、メンバーと一緒に乗り越えてきました。
 実際に本番を歩いていると、山を下った先で地元の人達があったかいご飯を作って待っていてくれたり、夜の星空が綺麗だったり、サポーターのみんなや先生の姿が見えると、自然と足取りが軽くなったり、いつも自分の住んでいる環境のありがたみだったりと、本当に多くのことを見て経験できました。そして、東北って良いところだねと話をしていた参加者さんの言葉を、今も忘れません。私たちが行なった事が少しでも周りの人に影響を与え、少しでも復興支援、途上国支援に貢献できていれば幸いです。最後に、このイベントに参加するにあたって関わっていただいたすべての人に感謝の言葉を送ります。

国際交流学科2年 今原達生(ウォーカー)
 私が今回このトレイルウォーカーに参加した理由は、ボランティアに興味があったことと、山に興味があったからです。最初はそんな簡単な理由で参加していましたが、活動をしているうちに想像以上のことを感じ、学ぶことができました。まずは準備の段階です。準備の段階では、何よりも、活動をするための大学からの事前の許可をもらうことがとても大変でした。城西国際大学の代表として、トレイルウォーカーに参加するという責任を徹底的に叩き込んでもらえました。それから、募金です。寄付金集めでは、学校での募金活動を中心に行いましたが、思ったよりも難航しました。日によっては、全然お金が集まらなかったり、期日までに間に合うかなど、たくさんの心配がありました。それでも、募金活動をしていると必ず協力してくれる人がいて、一人ひとりの募金の有り難さや大切さを実感させられました。募金をすると共に応援してくれる人もいて、人の暖かみをたくさん感じることができました。
 また企業を訪問させていただくことで、礼儀について学ぶことができました。企業のみなさまにご賛同いただくためのプレゼンテーションなど、働いてからではないとできないようなことまでできて、自分たちが働くために必要なことまで学べた気がします。そして、本番です。本番では、とにかくそばにいてくれる人の大切さ、応援してくれる仲間や地域の人々の温かみを感じることができました。また、道の途中では、ウォーカー同士で助け合ったり、励ましあったりして、仲間の大切さを知りました。なによりもずっと楽しかったです。楽しければ体の疲れも吹っ飛ぶことがよくわかりました。
 今回、一番重要だと感じたのは、チームワークです。常に同じメンバーで行動して、大変なことを一緒に味わったり、助け合ってきたメンバーだからこそ、終始笑いあって、歩ききることができたと思います。トレイルウォーカーでは、4人1組で参加するということが決まっており、その重要性がよくわかりました。本当にこのイベントにこのメンバーで参加することができて、幸せでした。今後はもっとこのイベントを広めていき、自分も新たなボランティアや、イベントに参加して、さらなる成長へと繋げたいと思います。先生や先輩方の協力があり、毎年参加できることは本当に幸せなことだと思います。この取り組みは来年に繋げていきたいです。

国際交流学科2年 西原翔汰(ウォーカー)
 私がそもそもトレイルウォーカーに参加した理由は、自分の実家がある新潟県長岡市も新潟県中越地震で被害を受け、ボランティアの方々に支えられ、復興できた経緯があるためです。今回は支えられる側でなく、支える側になりたいと思い、参加しました。そして活動を通して多くの事を学びました。資料作成の難しさ、事前報告、事後報告の大切さ、企業に対する対応、仲間との信頼関係などについて活動を通して学びました。資料作成の面では先輩の資料を参考にしながら、苦労して作成しました。また仲間との信頼関係は、特にトレイルウォーカーで大切だったと感じました。ウォーカー、サポーター共に気兼ねなく話せる環境を作る事ができたので、今回のイベントは成功したと考えています。
 これから私は留学(アメリカ・ハワイ)に行くので、留学先でもイベントで身につけたコミュニケーション能力を活かせることができたらよいと考えています。

国際交流学科2年 海保 奎乃(サポーター)
 今回サポーターとしてはもちろん、初めて国際ボランティアに関するイベントに参加させていただきました。最初はすごく軽い気持ちでやろうかなと思っていたものが、まさかここまで大きな経験をさせてくれるとは思ってはいませんでした。高校の頃とは違い、書類にしろなんにしろ、自分たちで全てをやる大変さ、実際募金活動やフリーマーケットを通して資金を集める大変さなどを学べました。去年とは違い、サポーターが10人以上集まりました。しかし、ウォーカーを含めてだれもオックスファムに参加したことがないメンバーの中で、サポーターを一応仕切ってやってきましたが、私の中で1番見直すべき点は、サポーターにしろウォーカーにしろ、情報を共有することだということです。最初はやはり1年生、2年生という壁もあり、なかなかコミュニケーションが取れないまま、2年生の中で話が進んでしまっている部分が数多くありました。1年生だけでなく、ウォーカーとの情報共有はできておらず、最初はお互いがどのような状態なのかも把握できない状態でした。
 問題点を挙げればきりがないのですが、もちろん喜ぶべき点もあります。ウォーカーが去年より早くゴールできたこと、これに勝るものは何もありません。このような経験ができ、また後半には1年生とも仲良くなれ、自分にとってウォーカーを支えるということができたのも、私にとって大きな糧となるものでした。留学から帰って来た際に、もしまた時間があれば、またこの活動に参加したいと思っています。私たちを信頼し、応援してくださった企業のみなさま、本当にありがとうございました。

看護学部2年 黒川愛恵(サポーター)
 今回、オックスファムというNGO団体のトレイルウォーカーにサポーターとして参加しました。そしてチームが参加するためのお金を集めるために、話し合いをし、募金活動を行ないました。ウォーカーは、企業を訪問させていただき、趣旨を説明した上でご協力をお願いしました。ご賛同いただけて大変ありがたかったです。一つの活動を行うために私達だけでなく、他の方の協力があってこそということを改めて感じました。私達はその方々の協力を無駄にしないように準備をしました。
 4月には、サークル内でも初めて会う人達ばかりで、実際うまくいくかはわかりませんでしたが、全員が準備からゴールまでを積極的に行うことにより絆が深まったので、良かったと思います。募金が世界の貧困から立ち上がろうとする人々と東北の支援になり、多くの人が安心・安全に暮らせるようになるといいと思います。福島は地震だけでなく、原子力発電所のこともあり、海外の方から見ると5年たった今でも遠ざけたいと思う人がいると思います。実際はそんな危ない事はなく、空気が澄んでいて、自然が豊かであり、地元の人々に温かく迎えられ、涙したウォーカーもいました。このような素晴らしい場所が、オックスファムを通じて世界に知らされ、また復興に繋がるといいなと感じました。
 私は今、看護師になるための勉強をしています。そのため将来は、医療従事者としてボランティア活動をすると思います。その時に、看護の専門の知識を最大限に活かせるように、これからの勉学に励みたいと思います。また、自分がこれからボランティア活動をするときには、様々な人達の想いがあり、協力してくださっていることを忘れずに取り組んでいきたいと思います。

国際交流学科2年 小野瀬美穂(サポーター) 
 今回福島県で行われたオックスファム主催のトレイルウォーカーに参加してみて、3つの事を学ぶことができました。まずは、責任感をもって自分のできることをするということです。今回はまわりを見て行動するのに少し時間がかかった部分があるので、その点に関しては反省しています。したがって、今後同じような状況になったら、しっかりとまわりを見て行動できるようにしたいと考えています。これは社会に出てからも、とても大切なことだと思います。二つ目は、みんなと協力するということです。重い荷物を運ぶのに1人では大変だし、何事もみんなで力を合わせて行動すればすぐおわるので、そのようなところを学ぶことができました。最後は忍耐力です。ウォーカーのみんなが山を登っているときは、私たちはウォーカーのために次はなにをしておくべきかなどを考えながら待っていました。ごはんを作って待っていたり、次は何を持たせようかなど考えていました。それ以外は友達と話しながら待っていましたが、ウォーカーを心配しながら待つのは少し大変なことだと感じました。雨が降り始めたときは、ウォーカーが滑り落ちてないかなとか、道に迷ってないかななど、いろいろな気持ちになりました。そのようなときは忍耐力が必要だと思いましたが、ウォーカーも予定時間よりかなりはやくチェックポイントに到着し、元気そうな姿をみてとても安心しました。
 このトレイルウォーカーを通して、私には何ができるのか、ということを考えさせられました。もちろん、ウォーカーのためのサポートをすることが、今回の目的でしたが、ここから発展して、困っている人にどのような手助けができるのかということを考えることができました。今回参加して、まわりの参加者をみると外国人の方々がかなり多くて驚きました。それだけ、手助けしたいと思っている人もたくさんいるのだと感じました。私も、私のできることがあればいろいろなことに参加し、1人でも多くの人が笑顔になれることを願いたいです。

国際交流学科2年 内田早紀(サポーター)
 今回オックスファム・トレイルウォーカーに参加し、本当によかったと思っています。私はウォーカーではなくサポーターとしての参加でしたが、ウォーカー5人とサポーター7人、そして引率の先生方と協力し、無事に本番を成功させることができたのはとても誇らしいことだと思います。もちろん、本番も大変でしたが、その前の募金活動や大山の登山の練習などもとてもきついこともありましたが、今となってはいい思い出です。募金活動をしてみてわかったことは、みんながなにに募金が使われるのかに興味を持っていたことです。ただ頼まれたからお金をいれるのではなく、ちゃんと自分の募金が何に使われるのかを理解して、その活動に共感してくれたからこそ、募金してくれたのではないかと思いました。
 私は、本番に着用するTシャツ作りを担当させていただきました。Tシャツを作る際に、無の状態から何かを作る作業の大変さを初めて実感しました。今まで何かを作り出し、それがみんなのためになるようなことをあまりしてこなかったので、プレッシャーも半端なくありました。気に入ってもらえなかったらどうしようなどと考えて、とても不安でいっぱいでした。元々何かをやるとき、先陣を切っていくような性格ではなかったので、私には責任が重いとも感じていましたが、それよりも役割を任されて、その期待に応えたいと思ったので、それが活力となりました。Tシャツを作ってくれる会社に行き、どうしたいかなど意見を言ったり、聞いたりして、結果的にいいものを作り出すことができたので、最後まで投げ出したり、断ったりしなくてよかったと思います。
 今回の活動の1つひとつが自分の勉強になったと思いますし、みんなでやりきることの達成感などを味わうことができました。今後もこのようなボランティア活動を続けたいと改めて思いました。今回の活動で得たことや、改善したほうがいいことを次につなげたいと思います。

国際交流学科2年 八巻 実由(サポーター)
 私は、今回のトレイルウォーカーにサポーターとして参加しました。初めての参加だったので、どのようなものなのかよくわかりませんでしたが、実際参加してみて、多くの国の方々と触れ合うことができ、とてもいい経験になりました。人と交流をしながら被災地の福島を知ってもらい、またその参加費を募金するというこの素晴らしい企画を世界中に知ってもらいたいと心から思いました。私自身が東北出身で、震災の記憶を来世に残したいと思っているので、この企画を多くの方に参加してもらえるよう宣伝していきたいです。今回参加したことで、学んだ交流の楽しさ、自然の豊かさ、チームで何かを達成させる素晴らしさなどを後輩に伝えていきたいと思います。また、この経験を活かし、他の募金のイベントや、被災地を知ってもらうためのイベントなどに積極的に参加していこうと思います。

国際交流学科1年 清水優香(サポーター)
 私は今回サポーターとしてOXFAMに参加させていただきました。サポーターとして学んだことは、サポーターはいつでも平常心で、慌てずに、ウォーカーの人たちをとことんサポートしてあげなければいけないということです。ウォーカーとチェックポンイトで合流するのが毎回楽しみでした。疲れていても、生き生きした顔で来てくれる先輩たちに元気をもらいました。ゴール前に先輩たちと合流したとき、そこでも誰1人疲れた表情をせず、むしろ楽しんでいるように見えました。とても感動しました。その時サポーター、ウォーカー関係なく、みんながみんなをサポートしていたんだなと感じました。なかでもサポーターが縁の下の力持ちのようになるべきなんだと感じました。
 私は来年ウォーカーとして参加したいと思っています。今回歩いた先輩方を見てもっと歩きたいという気持ちが強くなりました。次は先輩方に甘えることもできなくなります。そのため、今回サポーターとして参加させていただけたことは本当にいい経験になったと思います。来年に向けて準備していきたいです。

国際交流学科1年 中条 京香(サポーター)
 私はOxfam Trailwalkerにサポーターとして参加しました。募金やフリーマーケット、企業訪問など資金集めが難しいと感じました。本番はウォーカーにできるだけリラックスしてほしいと思い、自分のできるサポートをしました。その思いから、さまざまな角度から見て気づくことがいろいろとありました。わたしには考えられない距離を歩いたウォーカーを本当に尊敬します。何よりサポーターみんなでウォーカーが来るのを待ち、ごはんを準備する楽しさと、ウォーカーとゴールで会えた時の嬉しさが1番大きかったです。1年生からこのような経験ができたので、これからのボランティア活動などに積極的に参加していきたいです。来年もサポーターとして参加したいと思います。

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