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鴨川市を東西に貫く嶺岡山系は、低い山並みがあたかも屏風のように連なり、自然に恵まれた房総のなかにあっても独特の雰囲気をかもし出しています。古来、この地で自然との共生をはかりながら暮らしてきた人々にとっては大切な生活空間の一部であり、その尾根筋は、内房の鋸南と外房の鴨川を結ぶきわめて重要な交通路として利用されてきたことでしょう。
2006年4月、城西国際大学はこの鴨川の地に新たに観光学部を開設し、21世紀にふさわしい観光人材の育成に取り組んでいます。この学部の教育特色は、こうした地域の自然や文化的、歴史的な魅力にあらためて光をあて、時代にふさわしい価値を新たに創り出す点にあります。
嶺岡山系を含む全長30kmほどの道筋は、今日、嶺岡中央林道として残され、自然とふれあえる大切な場となっています。いまから35年ほど前に、学校法人城西大学の創立者である水田三喜男は、この林道の保全と郷土の活性化を願って、多くの地元のみなさんとともに500本の桜を植栽しました。そこには、生まれ育った郷土への想いと、開発と向き合うことになった房総の山河への愛惜の念が込められていました。
これらの桜は、「水田桜」としてその後も長く地元のみなさんに親しまれたようです。このたび、こうした先人たちの想いを汲んで“嶺岡林道桜並木修復プロジェクト”を立ち上げました。
全国から集まった観光学部の学生たちが、嶺岡林道の歴史を調べ、その周辺に残された自然や文化について学び、環境について考え、そして地元のみなさんとともに桜並木を修復整備し、生涯にわたってこれを守り、後世に伝えていくためのプロジェクトです。
こうした取り組みは、自然豊かな日本の将来を担う人材を育成し、また、鴨川市をはじめ地元地域の新たな魅力作りにつながることを確信しています。
発足日 2006年10月27日
学校法人 城西大学 理事長 水田 宗子
プロジェクトロゴ デザイン制作 城西国際大学メディア文化学科 黒子輝緑
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