城西国際大学は、建学の精神「学問による人間形成」、及び教育理念「国際社会で生きる人間としての人格形成」に基づいて人材育成に取り組んでいます。
1992(平成4)年4月、千葉県東金市の誘致を受けて2学部2学科で開学して以来、大学院6研究科11専攻、7学部9学科、留学生別科を擁する、千葉県内でも有数の国際総合大学としての途を歩んでいます。
首都圏郊外の「千葉東金キャンパス」に加えて、都心に位置する「東京紀尾井町キャンパス」を充実させ、また200にも及ぶ海外協定校との連携を礎として、地域社会、産業界、国際社会等において、主体的に課題を発見し解決に向けて行動する力の涵養を目指しています。
2022年4月より、全学で4学期制を導入し、グローバル時代にふさわしい新しい教育機会の拡充を推し進め、社会人として求められる教養や多様な価値観、思考力、判断力、そして表現力などの修得の基盤をなす全学部共通の教養教育を展開します。さらに、看護及び理学療法に係る大学院設置に向けて、構想・準備を進めているところです。
現在、新型コロナウイルスの脅威や、温暖化に伴う自然災害が地球全体を覆いつくそうとしています。このような時だからこそ、科学技術の進歩も射程に入れる一方で、多様性にも目配りしながら共感力を高め、連携・協働を通して新たな集合知や価値を生み出し、既存の枠組みを超えていくことが求められています。ここに、高等教育の果たすべき役割はきわめて大きいと考えます。
本学が50周年、100周年を迎える将来イメージをしっかりと組み立てながら、これまで以上に社会的使命を果たしてまいります。そして、人生100年時代を生きていく学生たちには、生涯にわたって自己研鑽を重ね、自己実現に向けて弛まない努力を続けていくことを期待しています。
2022年4月1日
城西国際大学 学長