ビオトープ管理士

  • 資格・進路
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環境社会学部では、「持続可能な社会」の形成に必要となる自然と人間との共生のあり方について、生態学や環境教育、関連法制度の学びや具体的なプロジェクト研究の実践を通じて、理解を深めていきます。
自然と人間との共生できる社会では、多様な生物が織りなす生態系との調和が図られた人間活動やそのための計画、事業の実施が必要となります。本学部では、多様な生物が生息し、生育できる自然の仕組みを社会の仕組みと関連づけながら理解し、自然と人間が共生できる社会の実現に貢献できる環境人材の育成を目指しています。
本学は、(公財)日本生態系協会より所定の科目を履修することで「ビオトープ計画管理士」の試験問題が50問から25問に減免される「認定校」の指定を受けています。
受験希望者は関連講義を受講したうえで試験にむけた勉強会に参加し、資格の取得を目指しています。
学生たちはビオトープ管理士の資格取得をきっかけに、将来は行政やコンサル企業、建設会社等の実際の現場で、身近な自然環境の保全、再生等の業務に必要となる基礎力を涵養しています。

『ビオトープ(biotop)』とは?

ビオトープとは、ドイツ語でbiotopと表記されます。「bio」は生物、「top」はギリシャ語のtoposが語源で「棲み場」を意味し、野生生物が生息する棲み場(生息地)のことです。多様な野生生物が住んでいる生息地の破壊は、種の絶滅や個体数減少の主要な原因となります。生き物を守るということは、その生き物が暮らしていける場-ビオトープ-を守るということに他ならないのです。

自然共生型社会とは?

多様な生物が生息できる環境が適切に保全され、生態系からのさまざまな恩恵が持続する等、生物多様性の保全が図られた社会です。

今何が必要か?

本来、完全にコンクリートで覆われた人工的な環境でない限り、人間が土地を利用するときには必ず生物の生息環境に影響を与えることになります。もちろん全ての生物に配慮することは不可能ですが、希少な生物のすみかや、その生態系にとって重要な機能をもつ生物がいる場合には、それを極力保全する配慮が求められています。

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野生生物にはそれぞれの生育に適した棲み場(ビオトープ)と環境が必要です。

自然への理解

生物がある場所で生きていくためには、それぞれの生き物独自の生育条件と生息環境が必要です。例えば、身近な生き物、カエルであれば、その行動域の中に、大人の個体が餌をとる草原や、田圃など産卵しオタマジャクシが生育できる淡水の水場が必要です。また産卵の早いニホンアカガエルは冬に水をはらない乾田では産卵できないなど、カエルの種類によっても必要な環境条件は異なります。
生息地の保全に取り組むためには、自然の仕組みや生き物の生育に必要となる環境条件を理解していることが求められます。

制度や法律の知識

多様な生物の保全を目的とした活動を行う場合にも、生物の取り扱いには関連した法律や制度を順守する必要があります。さらにビオトープの計画と設計には、土地の開発や整備、都市計画に関連する様々な法律や制度の知識も必要です。 

(公財)日本生態系協会 ビオトープ管理士に関する情報はこちら