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2018年度城西国際大学学位記授与式(卒業式)を挙行しました ~卒業生に向けたメッセージ

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2019年春、環境社会学部所定の学びを修め、社会学の学位を取得された卒業生のみなさん、学部教職員を代表しまして心よりお祝い申し上げます。

お一人おひとりと握手とお祝いのことばをもってお送りすることが叶い喜びに堪えません。

ここまでの道のりを歩み抜かれて、今、ひとつの区切りに立ち、来し方を振り返ると同時に、はるかに続いていく未来に思いを致しておられると思います。この終わりにして始まりという人生の刻をどうか大切にしてください。今ここに立っておられるそのことを誇りとしてください。

これからも、この地球上のそれぞれの場にあって、社会をつくりあげていくのはみなさん一人ひとりです。特に、地域社会にありながら、地球の裏側に生きる人と連帯することを、さまざまなことを通して、直接、間接に、学ばれ、試して来られたことでしょう。また地球環境問題を通して、18世紀の産業革命の始まりを起点にしながら、21世紀半ば、さらには、この場に居合わせない子や孫の時代を考えるという、いわば世界史的に、人類史的に生きる生き方もプラクティスを重ねられたでしょう。こうした環境社会学部での学びを、今度は、それぞれの社会の現場でぜひ活かしてください。

この現実社会に生きていれば、つい目先の成果にとらわれ、数字で表せば、それそのものが現実であるかのように思い、一喜一憂し、今度は数字を出すことに自らを縛ってしまいがちです。人間が人間らしく生きられる基盤、そしてそれを支えている生態系は、短期的な価値指標で振り回されてはならないという先人の訓えもぜひ思い興してみてください。

この200年あまり、理性を武器として文明の発展に囚われた人々は、共感的に理解することを忘却してきました。21世紀の人類の歩みにおいて、何が根本的に問われているのか、周りの人とともに分かち合い、周りのひとを、自分自身とともに変えていく、そんな地球市民として、いつも希望を絶やさず、この世にあって歩んで行かれることを、心から願い、お祈り申し上げます。

2019年3月15日
環境社会学部学部長代行
瀧 章次

卒業生のみんなで記念写真を撮りました