授業紹介(No.1)「都市緑化」の最前線に触れる

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「都市緑化」の最前線に触れる

都心部の屋上緑化を視察しました!!

「屋上緑化」は、近年、大都市部の平均気温が郊外部に比して高温化する「ヒートアイランド現象」を緩和する他、良好な都市景観の形成、都市住民に身近な自然と安らぎの場を提供等、都市環境の保全と改善に大きな役割を果たしています。

6月14日(土)に、学生たちは学部で開講している講義「屋上緑化」の中で、事例視察として、有楽町駅前にある東京交通会館の屋上庭園「有楽町コリーヌ」と千代田区大手町にあるJAビル屋上庭園「スカイガーデン」、紀尾井町3号棟の屋上庭園を視察しました。実際に事例を自らの目で見ることにより、都市市街地部における屋上緑化施設の効用や使用されている植物の特性や薄層軽量土壌等の技術について、理解を深めていきます。

(文責 : 鈴木 弘孝)

東京交通会館の屋上緑化施設 :「有楽町コリーヌ」(東京都千代田区有楽町)

「コリーヌ」とはフランス語で「丘」の意味。有楽町駅前に位置し、都心部での「花と緑の丘」をコンセプトに構成された屋上緑化施設。庭園は、ウッドデッキを基調とした柔らかい雰囲気と石貼りを基調としたシックな雰囲気を持たせています。施設内は、ハーブ類やコニファー類で骨格を構成し、宿根草を主とした花のプランニングが施されています。ベンチ等休息の場が設けられ、屋上庭園を開放することにより、来館される人々に快適な憩いの場を提供しています。

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ラベンダーやカモミール等の多種類のハーブが植栽され、
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建物の北側には多肉植物のセダム類が配されていました。

JAビルの屋上緑化「スカイガーデン」(東京都千代田区大手町)

「スカイガーデン」は、JAビルの屋上緑化施設で、日本人の原風景を想起させる「里の風景」を再現し、里の森、山裾の水辺、流れ、茶畑、水田等で構成されています。「スカイガーデン」は、ビルの壁面緑化やモール内の緑化と併せ、立体的な緑陰空間を形成し、計画地北側を流れる日本橋川沿いに整備が予定されている歩行者専用道路の緑地や周辺街路樹等の緑地とをネットワークすることで、ヒートアイランド現象の緩和や周辺地域の活性化への貢献を目指しています。

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「里の風景」を構成する高木植栽とその技術について学びました。
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屋上庭園を構成する「茶畑」の中でチャノキに触れる留学生たち

紀尾井町キャンパス3号棟

昨年4月に竣工した紀尾井町キャンパス3号棟の屋上部には、里山をモチーフにした多様な樹木と野草が植栽された屋上庭園が整備されています。

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屋上庭園を興味深く視察する留学生たち