私の就活ストーリー(No.11)環境マネジメントシステム(EMS)で物流分野での環境負荷軽減に貢献

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環境マネジメントシステム(EMS)で物流分野での環境負荷軽減に貢献!!

環境社会学 4年 杉田 知弥
(千葉県立松尾高校出身)

 

私は、この度、南総通運株式会社より、内定の通知を頂きました。同社は、事業エリアが千葉県、茨城県、埼玉県を中心とした運送会社です。運送業は、物流により産業・経済活動の根幹を形成する業界であり、国内における輸送分担率の9割はトラック輸送によるもので、あらゆる品目を乗せたトラックはまさに動脈のように絶えず道路を行き来しています。それ故、大気汚染の原因であるNOx(窒素酸化物)やPM(粒子状物質)の他、地球温暖化の一因となるCO2(二酸化炭素)などの排出による環境負荷と密接に関係し、わが国の二酸化炭素排出総量のうち運輸部門が全体の約2割を占め、その軽減策が必要不可欠となります。

同社は3PL (third party logistics※)事業や、環境マネジメントシステム(EMS:Environmental Management System)についてISO14001の認証を取得するなどの環境対策を行っています。私は、同社が運送業における千葉県上位の企業として、環境への負荷軽減に率先して取り組み、先進的な物流システムの構築を目指すという社長のお考えに感銘を受け、環境社会学部での学びの成果が活かせる分野であることを確信し、志望しました。

私が環境社会学部へ入学した理由は、理数系が苦手な自分でも環境について学べる理想の学部であったことです。幼い頃から環境問題について興味を持ってはいましたが、理数系が苦手で半ばこの道を諦めかけていました。幸いにも地元からすぐ近くに在る城西国際大学に、新設されたばかりの環境社会学部のことを知り、入学を決めました。

私は、1年次に国内研修で訪れた愛媛県鬼北町において、人口過疎化による地域産業の衰退、地域活性化の取り組みについて大いに関心を持つことができ、卒業論文では、「人が集まる景観まちづくり」という地域活性化に関するテーマで、近年、『景観』を活かしたまちづくりで成果を残した市町村までを調査し、現在過疎化が進む山武市を活性化するための方途につなげていくことを研究目的としています。

卒業後は、環境社会学部での学びを活かし、南総通運株式会社の一員として、物流分野から「持続可能な社会」の形成に貢献できるように、自らの資質を高めていきたいと思います。

  • third party logistics:荷主企業に代わって、最も効率的な物流戦略の企画立案や物流システムの構築の提案を行い、かつ、それを包括的に受託し、実行すること