環境社会学部の講義「エクステリア」(担当:鈴木弘孝教授)では、外部空間についてのスケールとデザインの関係、人間の意図がより積極的に働く外部空間について学びながら、建物との関係性に留意して、快適で良好な環境創出のためのエクステリアデザインの基礎力の修得を目指しています。講義を履修した学生たちは、屋外での空間スケールの調査や樹木と外構のスケッチ等を重ね、具体のデザイン演習として道路から住宅までのアプローチデザインにチャレンジしました。
以下に、学生たちの作品の一部を紹介します。
(設計のコンセプト)
門周りは開放的なオープンスタイルとし、天然木の質感を持つポールが、ガーデンの植栽になじみ、ナチュラルな雰囲気のファサードを演出し、ランダムに敷き詰められた舗装材がそれらをより一層引き立てるように構成した。
(設計のコンセプト)
アプローチは和風の空間をイメージし、石張りで構成するとともに、変化点には多くな石を配置し、周囲には竹垣を配して、空間としてのまとまりに配意しました。アプローチには直線を排して、曲線でやわらかで温かみのある交換演出を心がけました。樹木として、色が鮮やかなモミジや、香りを感じることのできる金木犀を配色し、蹲やししおどしなどの点景物を配しています。