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地域の自然で展開するフィールド研究教育

  • 研究室報告

今回は、地域の自然を活用し、フィールド教育を展開している国武ゼミの2020年度までの活動内容をご紹介します。

●国武ゼミ活動概要
(1)生態学的調査研究:里山の生物相の調査(2013年から)

里山の生物相を継続的に調査し、生態データを整理している。早船里山ではすでに400種以上の動物を種同定し、標本と写真を保管している。これらの活動により、地域の希少種を数多く確認しており、その結果は、学術論文や学会発表として学内外に公表している。また、これらの情報は地域の生物資源の基礎情報として活用されている。

調査した標本を整理

学園祭での発表の様子

(2)環境保全の実践:里山の環境整備(2013年から)

大学近隣の里山において、草刈、水路づくり、ビオトープ池づくりなどの管理を継続的に行っている。整備には地域の山林所有者から提供を受けたさんむ杉の間伐材などを利用し、地域の資源循環に留意した管理方法を実践している。また、整備活動の効果を確認しながら、生物調査を並行して行うことで、実践的な環境保全を実行している。

作業の後の充実した笑顔

里山の杉でビオトープ作り

(3)地域貢献:地域住民を対象にした自然観察会の開催(2014年から)

油井里山(東金市)と早船里山(山武市)において、学生が主体となり生物の生態を観察する自然観察会や、里山の材料を利用した器づくりなど自然学習の催しを行ってきた。地域の様々な団体と協力して、環境学習プログラムを実施する回数を重ねることで、学生たちは日ごろの里山での研究や活動を活かして地域コミュニティーの一員として社会貢献する経験を積んでいる。

自然観察会の様子

田んぼで幼児と虫探し

(4)企業との連携:地域の希少種トウキョウサンショウウオの保全管理(2014年から)

株式会社NEXCO東日本が環境アセスメントに基づいて造成したサンショウウオの産卵池を対象に、生態研究や外来種の駆除、草刈りなどの管理を行っている。また、継続的に行ってきた生態学的な生物調査をもとに保全池の在り方を企業とともに検討する共同研究も行っている。生態調査から外来種の駆除など実際の管理手法の実行まで、学生らが卒業研究テーマとして主体的に関わってきた。本年度からは、卵から飼育して自然に放流する地域の個体群復元の試みのために、学生が自宅で飼育を行い、簡単な幼生の飼育方法の開発などを卒業研究で取り組み始めている。

トウキョウサンショウウオの卵塊

トウキョウサンショウウオの幼生

フィールド研究教育で目指していること


 
国武ゼミの地域連携及び企業連携

 
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