私は、修士課程から、現在に至るまで、企業経営に深く関係している見えない資産に関する研究をしてきました。博士論文では、中国企業のM&A会計と企業価値評価問題を中心に考察を行いました。今年(2021年)8月31日に、社会人として、城西国際大学大学院で博士号(経営学)を取得できたことに大変光栄に思います。
博士論文を執筆するにあたり、熱心に指導して下さった先生方、全力でサポートして下さった経営情報研究科事務局の皆さま、そして、恵まれた研究環境を提供して下さった大学に、こころより感謝を申し上げます。
私は、淑徳大学大学院国際経営専攻修士(MBA)学位を取得した後、日本大学大学院経済学研究科博士後期課程に満期在籍し、そして日中貿易関係の仕事を携わって、研究生活と貿易実務を並行しながら、21年間の歳月が経ちました。特に、博士論文を完成するためにさまざまな困難を乗り越えました。その一方で、実務を進めていく中で、経済・経営学を学ぶことに大きな意義があることを感銘いたしました。
「自分が立っている所を深く掘れ。そこからきっと泉が湧き出る」は、まさに研究者に求められている探求の精神だと思います。私は、城西国際大学大学院で学んだことを誇りに思って、今後もこの探求の精神を忘れずに頑張っていきたいと思います。(崔 暁芳)