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野田議員および伊藤議員と鼎談しました

  • 国際アドミニストレーション研究科

城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科 

依田碧(在学中)
 


「国際ガールズメッセ」に登壇した依田さん
 


ガールスカウト日本連主催「国際ガールズメッセ」について

ガールスカウト日本連盟主催の“国際ガールズメッセ”というイベントのプログラムの一つ、『「政治とジェンダー」をユースと考える』に登壇しました。司会は榎原美樹さん(NHK)で、内閣特命担当大臣の野田聖子衆議院議員や伊藤たかえ参議院議員との鼎談を行いました。

ガールスカウトは、1909年イギリスで発祥した少女と若い女性が自ら考え行動できるよう育成することを目的とした、少女と若い女性のための世界最大の社会教育団体です。現在152の国と地域で約1000万人の会員がいます。私は小学校1年から現在まで、地元・山梨でガールスカウトに所属し、現在は中高生の指導者という立場で活動しています。

2020年に日本のガールスカウト運動は100周年を迎え、その記念事業の一環として、本年10月9日、10日に“国際ガールズメッセ”が実施されました。この事業は、少女と女性のおかれている現状を知り、これからの未来をつくる少女と若い女性が生きやすい社会の実現に向け、声を広く社会に届け、チェンジエージェントを増やせるようにという趣旨で開催されたものです。

 

「国際ガールズメッセ」で登壇

国際ガールズメッセの二日目には、「経済×ジェンダー」「政治×ジェンダー」など様々なプログラムが実施され、私は、その中で『「政治×ジェンダー」をユースと考える』というセッションに登壇させていただきました。

登壇者は事前にガールスカウトのユースから公募されたのですが、私は城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科で、政策研究を中心に学び、所属している鈴木崇弘先生の演習では、春学期のグループワークで中国、香港、台湾、ベトナム、日本のジェンダーをテーマにしていたこともあり、すぐに応募を決めました。

 

鼎談準備の中で学んだこと

無事に選ばれて、最初の打ち合わせの中で考えた質問は、女性が政治家になることの壁やメディアでの女性政治家の報道のされ方などに関するものでした。ところが、2回目の事前打ち合わせに参加した際に、榎原さんから、「女性が政治家になることに壁があると決めつけたような表現はやめませんか」というご指摘を受けました。

私は、その指摘を受けて、ジェンダー平等を目指すことを目的に掲げながら、女性政治家と表現したり、女性の限界を定めてしまっているアンコンシャスバイアスが自分たちにもあったことを再認識しました。そこで、実際の質問の際には、女性が政治の場に加わったことで、どのような変化があったのか、女性にしか変えられないことなど、前向きな質問に変えて鼎談に臨みました。

 

野田聖子議員と伊藤たかえ議員との鼎談で学んだこと

一番印象に残っているのは、野田・伊藤両議員が何度も声を上げることの重要性を話されていたことです。それというのも、私は、大学院の勉強で政策形成について学び、実際にガールスカウト活動や、大学のボランティア活動を通して、SNSで環境問題やLGBTなどについて声を上げたことはありますが、シルバーデモクラシーと言われている現代では、ある意味政治の話は社会的にタブーであるかのような風潮があり、その声を拾ってくれる政治家はいるのだろうかと、政治に対して少し懐疑的に感じていました。

日本でジェンダー平等のために必要な政策は何かと質問した際、両議員は、「もうジェンダーの問題や必要な政策は出そろっていて、道筋はできている。今まで放置されてきたのは、政治を動かすところに女性が少なかったから。これからはその政策を実行するために、声を上げていかなければいけない」と明確に回答されていました。

さらに、伊藤議員は、「政治をタブーにしないで、自分の中に生まれた言語観を言葉にし、皆で一緒に語ってほしい、期待した人が出てくるのを待たないで、声を上げ続けていくことが大切」とおっしゃっていました。また、野田議員は、「自分の正義ばかりを言ってしまわずに、反対している人たちの正義を理解することも必要で、そこから、反対する人たちを説得する方法も見つけられるのだ」と指摘されていました。

私は、このようなお話を通じて、理解できないことの根本に感覚の違いがあるなら、政治分野においても、ジェンダーに関する経験を持っている自分たちが声を出し続けること、仲間を増やし、大きなうねりを作っていくことの重要性を改めて認識することができました。

 

さいごに

限られた時間ではありましたが、ジェンダー、子供政策、政治における女性の役割など様々な話を聞けました。私は今後、政治や社会問題に対して知識を深め、ガールスカウト活動や大学院での研究や活動、そしてさらに就職してからも、ジェンダーをはじめとして、政治分野、そしてそれ以外の問題に対して、私一人だけでなく、周りを巻き込んで声を上げていきたいと強く感じました。

 

【参考】ガールスカウト日本連盟 国際ガールズメッセの記事(筆者の鼎談風景の写真もあります。鼎談写真の左から2番目)

https://www.facebook.com/GirlScoutsofJAPAN/posts/4889679037719945