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チェコ(プラハ)留学体験記~カレル大学での生活

  • 国際アドミニストレーション研究科
カレル大学哲学部のメインキャンパス










 





チェコ(プラハ)留学体験記―カレル大学での生活―

渡邊 卓矢

 私はチェコ政府給費奨学生として、チェコ共和国のカレル大学哲学部へ20199月から2年間の予定で留学している。現在1年が経過し2年目に入った。以下、チェコでの私の留学生活について書いてみたい。

チェコ留学の背景

 チェコとの出会いは、学部時代にチェコ語のクラスを選択したことから始まる。立古ダニエラ先生からチェコ語を学び、1年の終わりにプラハを訪れたことでチェコに対する関心は強くなった。その後、ダニエラ先生(カレル大学出身)には留学を決断する際にもとてもお世話になった。私は現在、チェコ(チェコスロヴァキア)と日本の交流史をテーマに研究を進めている。研究を進めていく中で、チェコ語での資料を入手するという必要性が高まっていた。また自身のチェコ語能力の向上も必要であった。そこで、実際に現地に赴くことが最適解であるという結論に至り、駐日チェコ大使館が募集していたチェコ政府奨学金に応募することにした。幸運にも奨学生に選抜され、志望するカレル大学への留学の夢が叶った。

留学生活―学生寮と大学―

 留学先では寮生活をしている。私の暮らす学生寮は1つの部屋が1人使用と2人使用で構成されており、私は2人部屋で生活している。ルームメイトは1年目が日本人、現在がウクライナ人である。今のルームメイトは医学生で毎日忙しくしている。共同生活は慣れない部分が多かったが、それらにも慣れてきた。

 大学のチェコ語のクラスは事前にプレイスメント・テストを受け、それを基にクラス分けがなされる。クラスは少人数でアルゼンチン、台湾、韓国、ロシアなどからの学生がおり、基本的にチェコ語で授業が進められ時々英語での説明、補足がなされる。受け身になりがちではあるが、ペアワークなどが多く、積極的に使う機会が求められる。また、作文などの課題も課されている。現在はコロナの影響により、語学以外のクラスを含め全てオンラインで行われている。

コロナの影響

 世界的なコロナの感染拡大の影響で、3月末から8月末まで一時帰国をしていた。チェコで初の感染者が確認されたのは3月はじめで、そこから徐々に拡大していった。当初チェコのコロナ対策は西欧諸国に見られるロックダウンの様な厳格な制限は出されなかったと記憶しているが、早期の非常事態宣言の発令、出入国の制限、外出時のマスク着用の義務化、飲食店や娯楽施設の営業禁止または時短および限定営業等が課された。10月中旬現在、チェコでは再び感染拡大が見られ、非常事態宣言が再発令された。屋内および公共交通機関利用時のマスク義務化、飲食店の営業禁止(テイクアウトは可)、授業のオンライン化などの制限が出され、今後も状況の変化によって制限の追加、解除がなされる見込みだ。3月ほどの厳しさはないように感じるが、今後、状況がどのように変化していくかは見当もつかない。現在は不要不急の外出は控え、寮内で過ごすようにしている。研究を進めるにあたり、美術館や博物館に足を運ぶことが出来ないのは残念だが、これからも状況を注視しつつ、コロナ禍をばねに変えて研究を進めていくつもりだ