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留学体験記(2019年度・ポーランド)

  • 海外プログラム

2019年9月24日~2020年2月14日、JIUの海外協定校の1つ、ワルシャワ大学に留学していた学生にインタビューしました。
(吉沢さんは、Microsoft Office Specialist: Expertレベル 合格者の声も寄稿しています)

2018年度入学生 吉沢 広基 さん 
(アドバイザー 三島 武之介 助教)

 

大学等での講義・演習で、印象に残っているものはありますか。

 Cultural Portrait of Warsawです。これは、ポーランドは現在、首都ワルシャワを中心に発展を続けていますが、それまでの歴史や経緯についての講義を受けた後、少人数のグループに分かれて、興味のある事柄について調べ、プレゼンする授業でした。グループで歴史博物館を訪れて発表する課題も出るなど、アウトプットが多くて面白かったです。生徒、先生の英語のレベルは非常に高く、私もそれについていくことで、英語による情報処理速度が格段に上がりました

 

様々な国の仲間たちと一緒に学んだことで、刺激になったことは何でしょうか。 

 日本以外の外国から来た留学生の中には将来のビジョンをもって、勉学に取り組んでいる人がたくさんいました。目的もなくただ勉強する人は、ほとんどいませんでした。講義中でも先生に質問をしたり、正解・不正解を気にせず意見を出したり、主体的に行動したりできる学生が多かったです。積極的に学ぼうという意欲が強い学生たちの中に身を置くことができ、本当に良い経験になりました。

 

学生寮での生活は、楽しかったですか。

 様々な国から来た学生と生活をともにするのは、初めての経験でしたが、とても楽しかったですね。基本2人1部屋で、共同のキッチン、シャワー室、トイレがあります。私のルームメイトはメキシコ人で、お互いの国について話したり、将来の目標について語ったりと、充実した生活を送っていました。キッチンでは、さらに多くの留学生と交流することができました。

 

寮生活をして良かったと思われることは、何でしょうか。

 様々な考え、目標をもった人たちと交流することができたことです。私の周りには、明確な目標、野心をもって、自分の夢を成功させようとしている人が数多くいました。そういった人たちと触れ合っていくうちに、私も将来、自分が本当に挑戦したいことを問い直すことができました。ワルシャワに来なければ会うことができなかった人たちとの時間は、今思うと感慨深い時間だと感じています。

 

留学生活を通して、どのように成長できたと思われますか。

 主に2つあります。1つは、常になぜと問い、考えるようになったことです。
 日本とは異なる街並みで生きる人々の様子を観察する中で、日本ではあまり目にすることのない出来事や、日本人と違う行動習慣などを見かけるうちに、なぜそうしたことが起こるのかを常に考えるようになりました。
 たとえば、街を歩いている時、1人の女性が私に流暢なポーランド語で道を尋ねてきました。主要な場所ならポーランド語で伝えることはできますが、細かい住所までは分からないので、彼女の質問に答えることができませんでした。留学中にそのようなことが数回起こりました。なぜ周りにポーランド人がたくさん歩いているのに、あえてアジアから来た留学生である私に道を尋ねるのか不思議に思いました。
 自分なりに考え、ポーランド人に意見を聴き、考察しました。その結果、ポーランドが、1950年にヴェトナムと国交を樹立し、貿易を盛んにするとともに、多くのヴェトナム人を迎え入れたため、ポーランド語を話せるアジア人が増えていることが分かりました。それで、先ほどの女性も、私もポーランドに長く住み、ポーランド語を自由に話せると思ったのだろう、という結論に至りました。
 それ以来、「なぜ」と問うこと、それを調べ、自分なり考えることが多くなりました。

 もう1つは、確かな考えをもつために、その裏付けとなる根拠を探すようになったことです。
 私のルームメイトは、ビジネスを成功させるために勉強していましたが、その成功でおさめたお金で、現在のメキシコに足りていない病院や学校を建て、少しでも人々の助けになるようにしたい、と話していました。
 私と年齢もそれほど変わらないのに、自分のやりたいことが明確なことにも驚きましたが、なぜその考えに至ったのかを、一つ一つ根拠を示しながら、論理的に分かりやすく話すことができることにはもっと驚きました。
 彼と多くの時間を共にしたことで、自分の考えには確かな根拠があるかを探り、なければそれを探し、あれば行動に移して、自分の考えが正しかったかを確かめるというサイクルの重要性に気づかされました。帰国した今も、それを続けています。

 

留学中の体験は、今後の進路にどのように役に立つと思われますか。

 留学前の自分と留学後の自分を振り返り、国境を越えて、チームで働き、新しいものを創造し、発信していくことが、自分の本当に挑戦したいことだと、考えがまとまりました。今はこのように大きく表現することしかできませんが、これから「国際交流演習I」などの授業やインターンシップなどを通じて、さらに突き詰めていきたいと思います。

 他にも、今回の留学で学んだことはたくさんありますが、特に、活気ある生徒たちの中で生活し、自然と身についた積極性を大事にして、今後の日本での学生生活にも取り組もうと思いました。ポーランド留学中は、メンターの方にたくさんサポート頂いたおかげで、安心して生活することができました。私も海外からJIUに留学してくる学生をサポートをしていきたいと考えています。