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国際交流学科OG(現・青年海外協力隊員)からのレポート

  • 資格・進路

国際交流学科OGで、JICA青年海外協力隊員としてパラグアイに派遣されている山口 萌さんから活動レポートが届きました。

 私は2018年10月からパラグアイ共和国グアイラ県イトゥルベ市という首都アスンシオンからバスで6時間離れた人口約9233人の町の市役所の青少年課に配属されました。青少年課は児童労働、虐待、ネグレクトなどの問題の相談業務、青少年課題についての啓発講演会などの実施をしている市役所の部署です。

 私の要請内容はイトゥルベ市内の学校を巡回し、音楽、図工、体育など情操教育を教え、イトゥルベ市内のより良い学校作りに貢献し、また農村に住む子供達は市内の中心学校に比べてコミュニケーション能力が低いため情操教育を通して児童のコミュニケーション能力を上げることが目的です。このように基本的なミッションはありますが、その他青少年課題に関することであれば自由に活動することができます。

 パラグアイはスペイン語とグアラニー語の2つの公用語があります。私の住んでいるイトゥルベ市では多くの人がスペイン語よりもグアラニー語を生活の中で話します。中には、スペイン語を一切話さない方々も住んでいらっしゃいます。着任してからの数ヶ月は市内の行政機関を挨拶してまわり、町の人を知ることそして言葉や文化を学ぶことに努めました。

 そして最初の活動として町の大規模学校1校、農村の学校3校と文化センターの計5校を巡回し音楽、図工、体育などの情操教育を通して学ぶ英語のクラスを6ヶ月間開催しました。この活動を通して1週間で約240人の児童に英語を教えることが出来ました。そして各農村を自転車で定期的に巡回することでたくさんの人々との繋がりがうまれ、様々な形で現地の人々の温かいサポートを受けながら日々活動を行うことが出来ています。現地の人々には感謝の気持ちでいっぱいです。

 そして2018年の8月からは文化センターでダンス教室を開催し、子どもたちの創造力、表現力、体力の向上の場として週に2度教えています。現在は来年の9月にあるイトゥルベ市生誕祭に向けて練習中です。

 また着任して1年を機に新しいプロジェクトとしてイトゥルベ市青少年課管轄の青少年団の立ち上げとその基盤作りを行なっています。この青年団の活動は、ボランティア活動を通して子どもたちの人間力、創造力、社会性を養うと共に、将来の選択肢を広げるために、異文化理解や社会問題について考えるアクティビティなど行なっています。また奨学金情報を集め青少年の進学の機会を作るサポートも行っています。

 これらの活動とは別に、町の青少年課題について特に児童労働防止の巡回講演会を青少年課職員の同僚と共に行っています。青少年課の同僚の女性は青少年課の仕事に非常に誇りと情熱を持っていて、彼女自身が私の活動の原動力の1つです。

 活動も残り1年もありません。今あるプロジェクトが、イトゥルベ市役所の活動として継続的に行われるためにも、ひとつひとつの活動を現地の人々と力を合わせて作り上げていきたいと考えています。