留学だより(ハンガリー/エトヴェシュ・ロラーンド/2019年9月)

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エトヴェシュ・ロラーンド大学(Eötvös Loránd Tudományegyetem: ELTE)は、
ハンガリーのブダペストにあるJIUの海外協定校です。

国際交流学科2年 木原 あすか
(アドバイザー 吉城寺 尚子 教授)

 

1.ELTEでは語学ではなく、文学を学ばれているそうですが、いかがですか。

 英語そのものを学ぶのではなく、英語で他の科目のことを学ぶので、予習や復習がより大切だと実感しています。ジェンダーや人種をアメリカ文学から読み取るという授業が特に難しく、教科書を1ページ読み終わるのにも一苦労です。しかし文学の授業は一番取りたかった授業なので、単語の意味などをその都度調べながら勉強しています。

 私が学んでいる学部では、ハンガリーやヨーロッパの歴史や文化の授業が多いです。Contemporary Challenges for Hungarian Societyという授業では、ハンガリーやヨーロッパの文化や政治など、幅広く勉強しています。学生の関心も非常に高く、日本では避けられがちなジェンダーの問題も、授業でしっかりと学べることがとても良いと感じました。

 また、他の学友たちの授業への積極性も見習おうと思いました。大人数の授業でも、積極的に発言や質問をしている学生が多いです。少人数の授業では、先生と学生の距離がとても近く、たくさん対話を繰り返しながら、講義が進められます。授業への発言等の積極性が強く求められるので、とても大変ではありますが、専門的な知識や英語力や積極性がどんどん養われていくと思います。(写真は、国際交流学科に留学していたオルシさんと再会した際のものです。)

 

2.ハンガリーでの学生生活は、いかがですか。

 ハンガリーでは、毎日のように学生どうしでパーティーが開かれているので、友達を作る機会が多くあると思います。私が住んでいる寮の1階のバーのようなところでも、たまに大きなパーティーが行われていますね。休日は、新しくできた友達と外出するなどして、過ごしています。日本語学科の学生と仲良くなり、日本語を教えたり、ハンガリー語や英語を教えてもらったり、とても楽しいです。

 ハンガリーへの留学を考えている方に伝えておきたいのですが、ハンガリーでは、若者や都心部以外は英語がほとんど通じません。ハンガリー語しか喋れないという方が多いと思います。ですので、JIUでしっかりハンガリー語の基本を学んでおいてください。留学先としては、物価がとても安く、公共交通機関もとても便利ですので、金銭面で困ることもないと思います。治安も思ったよりも悪くありません。