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カナダオンライン研修(1)

  • 海外研修

EFNO報告

  カナダオンライン研修(EFNO, English For Nursing Online program)は、2020年の夏期に約4週間、次の通り行われましたので、ご報告いたします。たとえアルバータ大学へ出向くことはできず、ロッキー山脈へのハイキングやサイクリング、ショッピングモールへ散策するなど五感で味わうことはできなくても、学生は学ぶ意識と想像力を全開して本コースに臨みました。

参加学生が本プログラムで得た経験や学びは、今後の患者・家族など対象者への共感やコミュニケーション、海外活動、国際看護、卒業後の看護業務など、幅広い分野で生かしていけると確信しています。

 

本コースの目標:

〇看護における短期間の社会的交流を理解する。

〇説明や指示に従うことができる。

〇看護のテーマについての短い説明会の内容を把握する。

〇出会う人々との会話に参加する。

〇基本的な説明と(場所など方向性を含む)指示を出すことができる。

〇一連のコースの内容について述べることができる。

〇教材等に書かれてある指示や情報を理解して応答することができる。

〇身近なトピックや個人的経験について調べ、考察することができる。

〇他者の視点を理解し感謝する。

〇文化を超えての相互作用に適切に関与できる。

〇他の人々の幸福と福祉を支援する行動をとることができる。

 

期 間:2020年8月12日(水)~9月5日(土)
方 法:zoomミーティングによるオンライン参加およびオフラインの課題(Reflection)
内 容:別紙スケジュール表のとおり(詳細は次の報告をお読みください!) ※EFNOコース概要

参加学生:10名
 AOI UKAWA,  MAYU NAKATSUKA, HONAMI HIRONO,  AKANE SUZUKI, MAKI  KAMEI,  MAAYA  NAKAMURA 

 MOTOKO KAGAWA,  TOMOE KARUBE, YUI YAMAGUCHI, SHIO YOSHIKAWA

 

EFNO報告2020(1週目/4w)

 

 8月12日(水)1日目
 
 EFNO初日! 前日には皆ログインできたのですが、当日になって、CCIDとPWがなかなか認証されないアクシデントが起き、あっという間に30分が過ぎてしまいました。ようやく落ち着き、お互いについて関心を持ち、知るために自己紹介をし合いしました。これからのコミュニケーションはもちろん全て英語で行われます。

 また、看護の原点とも言えるFlorence Nightingale(ナイチンゲール)の業績についてYouTubeを用いながら内容の理解とともに聞いた内容を正しく把握しているかQuiz(小テスト)に答えて確認し、リスニング力を高めていきます。看護に必要なことは何か、この4週間でどのようなことを学びたいのか、話し合いを進めていきました。「初日の印象はどうでしたか?」「この4週間であなたが学びたいことは何ですか?」。これらの問いが、本日のリフレクション(日々の経験から学びを見出すための課題への振り返り・省察, 以下:Reflection)です。

 このEFNOコースのインストラクターであるLisa Mathew先生(以下:Lisa先生)により、アルバータ大学(所在地:カナダ・エドモントン)のサイトにJIU学生のためのOnline Reflection Portfolio(次の写真:学生ごとにReflectionを蓄積・保管していくサイト)が用意されました! 自分の学びの軌跡を刻んでいきます。また、Lisa先生は今回のEFNOプログラムのほぼ全てを企画・アレンジされてきました。準備からの熱意に感謝します。

 

 皆、初日は緊張しているかなと思いきや、案外と楽しそうな表情です。オンラインで撮影自体を失念しそうになり、1日目は1枚だけ撮れました。
 

学生報告:Mayu Nakatsuka

 1日目は、オリエンテーションでサイトの使い方の説明を受けました。初めての英語での授業でとても緊張していて、内容はあまり覚えていません。ですが、Lisa先生が分かりやすい英語を使って丁寧に教えていただいたことで、次の日の授業から頑張ろうという気持ちになれたことは良く覚えています。また、今後授業で使用していくサイトでは、とても手間取りました。初めて使うサイトでどのように活用していくのか、今後も使いこなせるかという不安が生じました。
 課題は、自己紹介、自分の勉強スペース、その日の感想を書きました。すべて英語で作るのは非常に大変でした。また、課題を提出するGoogle siteに初日は入ることが出来ず、先生にメールで提出しました。普段簡単に行っているメールを送るという作業だけでも英語が苦手な私にとっては緊張することで、提出方法はあっているか、どんな文章を書けばよいかなど様々な戸惑いがあり課題提出にとても時間がかかりました。同時に、提出した自分と友人のReflectionをみると(他の参加学生のReflectionも共有できます)、すごく達成感があります。今後の授業・課題ともに精進していきたいと思います。

 


 8月13日(2日目) Unit 1 and 2 The Hospital Setting
 
 テキストの内容が始まりました! 用いるテキストの単元はUnit1から15まであります。本単元では、病院で働く職種について、薬剤師や理学療法士の理解はもちろん病院の受付や運搬を担当している職種を具体的に理解します。チームとして効果的に医療を進めるには各職種の役割を理解することから始まる、そのメッセージが伝わってきました。またUnit2では病院内にある診療科と患者や家族を必要な場所へ案内するための説明の仕方、治療や検査に使用する心電図や遠心分離器、透析機器などについて学びました。本日のReflectionは、「なぜ、あなたは看護師になると決意しましたか?」です。初心に戻って自身の看護職になる決意を改めて英語で他者に説明する良い機会を得ました。
 また、アルバータ大学の学生活動支援センター(Students Engagement Center,以下:SEC)よりZuzana(スザンナ)先生がクラスに参加してくださいました。SECはアルバータ大学の学生の活動を支援するための拠点であり、活動内容はボランティア活動、ホッケークラブ、英会話クラブ、大学での学びを共有するセッションの企画運営、教員による個別対応など、多岐にわたります。もしカナダに渡航できれば、学生は午前のクラスが終わった後に課外活動としてアルバータ大学に集まった多くの国々の学生と一緒に行動し、深い交流ができたでしょう。Zuzana先生はオンライン英会話クラブを継続的に開催しており、JIU学生を招待してくれました。また近くお会いできると思います。

 学生報告:Honami Hirono

 今日は病院の職種や病棟の講義でした。初めてのテキストを使っての講義だったので、緊張や不安でいっぱいでしたが、大野先生やみんなと予習しておいたため、わかりやすかったです。Lisa先生の解説・説明を聞くことで、英語で分かりやすくかみ砕くことができ、理解が深まりました。

 看護師として、様々な職種の方々と連携をとる以上、双方の職種について理解しておくことが大切だと感じました。特に、porterについてのお話がとても印象的でした。病院で運搬の仕事をされている、ある人(porter)は、昨年合計で病院内を1800㎞も歩いたそうです。それぞれの病棟で毎日4.5㎏ものごみが出ていることにも驚きました。清掃員やポーター業務など陰で病院を支えてくれている方々に感謝しながら、私たち看護師は質の高い看護を患者さんに提供しなければならないと強く感じました。
 自分の英語力に不安があるため、発言に躊躇しがちですが、Lisa先生や大野先生、メンバーの優しく・温かい雰囲気で、勇気が出ました。やはり、、、英語はとても楽しい!!!   思い切って自分の意見を伝え、発言できるよう、この4週間楽しみながら頑張りたい!と思いました。


  

 8月14日(3日目) Unit 3 Hospital Admissions

 本単元では、医療機関への受診または入院をする際の受付、待合室でのトリアージ(症状や重症度により治療の優先順位をつける)から問診による患者記録の作成まで行いました。グループワーク(ZOOMのブレイクアウトルーム使用)では1人1人が実際に問診をしながら患者記録を作成していきます。
 それにしても、1unit(単元)の量は約6ページですが文字は小さく内容は濃くてかなり多いです。それに伴い、毎日の予習・復習の量もかなり多いです。当該テーマについて自分の考えを整理して作文するだけでなくテキストを読み、専門用語を調べ、Quizへ解答し、また発音や意味を調べて…と、まともに予習・復習をすると少なくとも4時間は要します。海外の大学生はこうやって、着実に実力を身につけていくのだと実感しました。
 いよいよ明日はアルバータ大学の学生と会える日です。本日のReflectionは、カナダの学生からどのようなことを聞きたいか、3つの質問を各自で考える。そして、各自のポートフォリオ(Online Reflection Portfolio) にアップロードします。本日はアルバータ大学の会話クラブ(Conversation club)から看護学部学生のPaigeさん(4年生)、Annikaさん(4年生)、Sharmaさん(2年生)、Isavellaさん(2年生)の4名が参加してくれました。これから毎週木曜日はボランティアの学生が参加してくれる予定です。

 学生報告:Tomoe Karube

 今日はUnit3の待合室で待っている様々な患者さん絵をみながら、状態をリスニングし、問診票を英語で作成する練習をしました。問診票は患者さんと話しながら、情報を簡潔に書くため、言われた通りをそのまま描くのではなく違う言い方にするなど、少し難しかったです。
 また、カナダ時間の毎週木曜日の授業は、Conversation Club という、カナダの学生と30分フリートークをする時間があり、カナダの学生が4名ほど来てくれて、カナダの学生1人と日本の学生2~3人ずつのグループに分かれ、リスニングやスピーキングの練習となるよう、話しました。カナダの学生は優しく、話題を交互に振ってくれたり、ゆっくり話してくれたりして、楽しい時間を過ごすことができました。学生の普段の話すスピードを聞き取ることは難しかったのですが、こちらが話すときは真剣に理解しようとしてくれて、言いたいことが伝わったときは嬉しかったです。これからも失敗を恐れず、発言していきたいです。

 

 

 8月15日(4日目) Unit 3 Hospital Admissions

  本単元では、「医療機関への受診/入院に関わる仕事」および「ゲスト・スピーカー、看護とボランティアについて語る」です。この危険な暑さのなか英語だけのクラスで集中力も必要ななかEFNO1週目が過ぎ、学生は緊張、不安、楽しさなど様々な思いで全員が参加し続けました。テキストの内容はLisa先生がUnit1~3の復習を兼ねて丁寧にゆっくりと説明しながら声に出して読んだり、質問を投げかけたり、また音源を聞いて質問に答えるという進め方で学びを促していました。本日のReflectionは、あなたの理想的な職場環境とは? ゲスト・スピーカーの印象はどうでしたか?という内容でした。

(ゲスト・スピーカーのご紹介)

 Hefsseebaさん:
 カルガリー来た学生のHefssterさんは、もともと生物には関心があり、人間の病気を治すことにも関心がありました。テディ・ベアを患者に見立てて自分は医師役をやって、よくお医者さんごっこをやったものです(笑)。そのくらい人が治ることに関心を持っていました。高校生になって看護師の学位を取得することを決意し、アルバータ大学に入学しました。私はクリスチャンであり、看護学と同じくらい熱意(passion)をもってボランティア活動に取り組みました。特に子どもの100%の笑顔を見ると私の方がエネルギーをもらうので、子どもと関わるのが大好きです。  

 Danielさん:
 アルバータ大学学生のDanielさんは、子どもの時から科学や生物学には関心がありました。彼が看護師になりたいきっかけとなったのは、バスのなかでの出来事でした。1人の乗客が急に倒れた時に、若い看護師が落ち着いて適切な救急処置をして、その人の命が助かったという光景を目の当たりにするという経験をしました。自分も患者と悪い(negative)状態を共有して、一緒に良い方向へ向かう(ケアの)提供ができる看護師になりたい、そう思ったのです。将来的にはより専門性を高め、nurse practitionerになりたいと思っています。大学生活では看護学の学習の他にボランティア活動に取り組んでいます。今年の始めにはロータリークラブ(国際的な奉仕活動団体)のボランティアとして組織的な活動(organization)に取り組みました。ボランティアとは何か考え、学び多い経験となりました。今はCOVID-19のために読書など室内で楽しむ工夫をしています。実は3回日本に行ったことがあります。北海道、沖縄、東京、大阪などに行きました。 

 Jaymeさん:
 アルバータ大学学生のJaymeさんも他の2人と同様に、小さい時から生物学や化学に興味を持っており、ボランティア活動に取り組んできました。特に小児科の病院でのボランティア活動では貴重な経験をすることができました。がんを抱えた患児とずっと関わっていましたが、そのなかでも3-4か月間も呼吸器を使用し、言葉を交わすこともできない児がいました。それでも私はずっと語りかけ、私にできるケアを根気よく(諦めずに)続けていきました。(その3-4か月後の)ある日、その児は回復し、呼吸をすることができ私に笑顔を見せてくれたのです。その笑顔は私にとって最高のプレゼントであり、の感動の経験から私は小児看護の道を進むことを決意しました。

EFNO参加学生のReflectionより(一部抜粋, by Motoko)

 

 学生報告:Motoko Kagawa

 今日は入院までの流れについて、患者役と看護師役に分かれロールプレイをしました。また、今日は初めてアルバータの看護学生がクラスに遊びに来てくれました。看護学生ならではのなぜ看護師になりたいのか、どの看護分野に興味があるのか、将来何かで働きたいのかなどお互いに質問して仲を深めました。他にも、新型コロナウイルスの状況やお互いの趣味の話を共有しとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
 リーディング能力もスピーキング能力も未熟なため、上手く聞き取ることが出来なかつたり、伝えたいことが上手く伝わらなかったりしますが、3週間後には、英語がペラペラ話すことが出来ているのを夢見て、今は毎日2時間のこのクラスを楽しみながら英語の勉強を頑張りたいと思います。