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第14回 城西国際大学 生涯教育講座を開催しました

  • 生涯教育講座
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松木美幸先生
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佐々木佳奈恵先生
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大西康晴先生

第14回城西国際大学生涯教育講座が、10月21日(土)に埼玉県坂戸市の城西大学清光ホールで開催されました。「肝炎・肝硬変の治療を考える-肝疾患に立ち向かうチーム医療の実践」と題して、3演題の講演がありました。

まずは、「今さら聞けないチーム医療のABC」と題して松木美幸先生(武蔵野赤十字病院・薬剤部)にご講演頂きました。“チーム医療”の目的は“治療を継続することができるようになること”であり、継続対象は患者だけでなく、スタッフ(医師・看護師・栄養士等)も一緒になって、患者の満足度を上げるために常に考えることが重要だとお話がありました。例えば、「薬が飲めない」ことに関して、その原因が飲み忘れ、味、嚥下機能、生活スタイル(仕事)や金銭問題等のどこにあるかを明らかにして、アドヒアランスの維持を図る必要がありますが、薬剤師一人では背景を読み取り、単独で処理することは不可能なので、チームによる解決の必要性があると力説されていました。

次に、佐々木佳奈恵先生(武蔵野赤十字病院・栄養科)から「チーム医療における管理栄養士の役割」としてNSTや病棟配置による栄養管理指導を通したチーム医療への参画について、ご講演を頂きました。肝硬変や肝がんにおいて、筋肉量が全身状態に影響を及ぼすため、食事や栄養を考えることは極めて重要であると説明がありました。“骨格筋は第2の肝臓”とも言われ、肝の代替器官であるというお話は興味深いものがありました。また松木先生の講演とも関連しますが、肝がんの治療に用いられるレゴラフェニブやソラフェニブなどの分子標的薬が食事との相互作用が大きいため、武蔵野赤十字病院の薬剤部と栄養科が情報を共有して治療にあたっていることはチームの重要性を感じました。

最後に大西康晴先生(名大医学部付属病院移植外科)から、「肝移植とチーム医療」についてご講演がありました。肝移植についての歴史から現状の成績、脳死肝移植についての問題点と評価まで、わかりやすくお話を頂きました。肝移植医療はその病院の総合力が試されるもので、移植成功のためには他分野多職種のチーム医療が不可欠であると結論付けられました。

病院スタッフのみならず、調剤薬局との連携を考える上で、とても有意義な講演となりました。