講演録(過去の講演録)

新しいものから順に載せています。最終号については講演録をご覧ください。
なお、紀要の創刊に伴い、公開講座講演録は作成せず紀要に講演内容を収録することとなりました。

公開講座『古典に親しむ』 ―「劇的」なるものをめぐって / 「橋」をめぐって―(2005年4月1日発行)

[平成16年度春・秋季の公開講座(於東京本部)を収録]

私の義経考 篠田 正浩
シェイクスピア-劇場の詩学 篠崎 実
宇治橋遠望 源氏物語・平家物語から 三木 紀人
橋に立つ神 古代日本文学に見る 萩原 千鶴
泉鏡花と室生犀星 金沢の橋への思い 星野 晃一

秋季公開講座『中世の隠者たち―その心と詞』(2004年11月1日発行)

[平成15年度の秋季公開講座(於東京本部)の記録]

西行の終焉と余波-行くへも知らぬわが思ひかな- 久保田 淳
長明の寂しさの果て-みづから、心に問ひて曰く- 三木 紀人
後深草院二条「居場所」への長い旅-佛弟子となりなむ- 標 宮子
兼好の自意識とまなざし-いでや、この世に生まれては- 三木 紀人
夢窓国師 体制荷担と隠棲のあいだ-世路悠々往還するにものうし- 西山 美香
宗祇、宗長、そして芭蕉へ-憂き世の道にふりはてて- 島内 裕子

日本文学講演会 講演録(2004年11月30日発行)

[平成15年度に当センターが企画・主催した日本文学をテーマとする三つの特別講演会を活字化したもの]

君とわれの詩学-平安中期の男の友情- ポール・シャロー
日本文学の翻訳について
-『源氏物語』『雪国』『細雪』をめぐって
エドワード・
サイデンステッカー
『源氏物語』の〈家〉と〈子〉 小嶋 菜温子
ポール・シャロー氏講演会について 三木 紀人
エドワード・サイデンステッカー氏講演会について 三木 紀人

公開講座『文学史と房総』Ⅲ-南総里見八犬伝の世界(2004年9月30日発行)

[南房総を舞台とする曲亭馬琴畢生の大作『南総里見八犬伝』を取り上げての公開講座を収録]

水滸伝と八犬伝-類縁と差異- 伊原 弘
馬琴の生涯と環境-路女の実像をみつつ 板坂 則子
出版文化史の中の八犬伝-作家の成立- 高木 元
八犬伝以前-犬の文学誌- 三木 紀人
夢とロマンの八犬伝ワールド-胡虚より出でし真実- 町田 達彦
八犬伝以後-影響と享受- 欒 殿武

秋季公開講座『平家物語の世界』(2003年11月1日発行)

[平成15年実施の公開講座(於東京本部)の記録]

平清盛とその時代 井上 辰雄
平家物語と歌人たち-平忠盛を起点として- 岡田 美也子
古典平家と『宮尾本平家物語』 田中 貴子
義仲・義経像の形成-都鄙の交錯- 佐伯 眞一
男たちの滅びの『かたち』 三木 紀人

公開講座『文学史と房総』Ⅱ(2003年12月1日発行)

[公開講座「文学史と房総」Ⅱの内容を活字化したもの。この企画は日本研究センターが担当、平成15年1月11日~同年3月1日、土曜午後に実施。]

ヤマトタケルの伝承 井上 辰雄
三崎の月-ある歌枕 三木 紀人
房総上陸後の頼朝-史実・伝承・物語- 岡田 美也子
『智恵子抄』と九十九里 北田 幸恵
漱石『木屑録』の旅 欒 殿武
『里見八犬伝』の世界 矢野 公和

公開講座『文学史と房総』Ⅰ (2002年7月15日発行)

[城西国際大学開学10周年記念プログラムの一つ公開講座「文学史と房総」Ⅰの内容を収録]

防人たちの歌 井上 辰雄
『更級日記』の作者の出発 三木 紀人
物語伝承圏としての佐倉-『雲玉和歌集』を読む- 岡田 美也子
漢詩に詠まれた八鶴湖 岩見 輝彦
武者小路実篤の飛躍-我孫子と『白樺』派- 大津山 国夫
つげ義春と房総-風景と他者の言葉- 森 雅雄

〈画像〉と〈物語〉の日本文化-絵解きと紙芝居-(2002年10月1)

[平成13年度に当日本研究センターが主催した開学10周年記念シンポジウム「〈画像〉と〈物語〉の日本文化」の記録集。絵解きと紙芝居をテーマに実演をまじえ、研究発表とディスカッションが行なわれ、学外から林雅彦先生、杉浦貞氏、竹澤繁子氏が参加されました。]

第一部 実演  
紙芝居解説 姜 竣
紙芝居上演 杉浦 貞
絵解き解説 林 雅彦
絵解き上演 竹澤 繁子
   
第二部 ディスカッション  
醜いヒーローたちの系譜-母子信仰をめぐる民俗と仏教 姜 竣
我が国の文学・絵画、そして絵解きに見る親子の〈恩愛〉小考 林 雅彦