近代日本画の諸相

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 明治時代を迎え、画家たちは西洋よりもたらされた油彩画の写実性に刺激され、新しい「日本の絵画」の主題や技法、その指針を模索します。大小の美術団体の結成や全国規模の公募展である文展の開設、美術ジャーナリズムの興隆など、制作環境が変化していく中で、画家それぞれが時代にふさわしい日本画を追求し、多彩な作品を生み出しました。

 浮世絵で知られる水田コレクションですが、数は少ないながら代表的な画家の佳作を含む近代日本画がその一角を占めています。この度の展覧会では、浮世絵の風情を継承した鏑木清方、伊東深水の美人画とともに、菱田春草、下村観山や前田青邨など、新しい日本画の創造を目指し画壇をリードした画家の作品を紹介し、近代日本画の諸相をご覧いただきます。あわせて明治の浮世絵美人画特集として、最後の浮世絵師・月岡芳年や山本昇雲の木版画シリーズを展示します。

春景山水

菱田春草《春景山水》
明治30年代、絹本着色、一幅、116.5×41.8 cm

富士額

鏑木清方《富士額》
絹本着色、一面、54.0×71.5cm

八仙花

松林桂月《八仙花》
昭和25年、絹本着色、一幅、45.3×50.3cm

関連企画

◎ギャラリートーク
(当館学芸員による展示解説)
12月8日[土]、15日[土]午後1時30分~

チラシ

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ご利用案内

開館時間:午前10時~午後4時
休館日:日曜日、月曜日
入館料:一般300円、高校生以下無料
場所:城西国際大学水田美術館(城西国際大学内 千葉県東金市求名1番地)

交通案内

●JR外房線大網駅またはJR総武本線成東駅乗り換えでJR東金線求名(ぐみょう)駅下車、徒歩5分
●車では、京葉道路・館山自動車道の千葉東ジャンクションより千葉東金道路に入り、東金インター下車、国道126号線を成東方面へ約20分、信号「城西国際大前」右折
●JR東京駅、JR横浜駅、JR西船橋駅、JR木更津駅、JR千葉駅、JR蘇我駅、JR大網駅、JR成東駅、JR東金駅、京成成田駅よりシャトルバス運行
詳細はこちらから

問い合わせ:城西国際大学水田美術館 〒283-8555 千葉県東金市求名1番地 Tel.0475-53-2562
https://www.jiu.ac.jp/museum

Web制作:メディア学部クロスメディアコース2年 杜 セツテイ