シンポジウム

日本研究センターが主催したシンポジウムをご紹介します

中日文化比較研究国際シンポジウム―融合・共生・インタラクション―

東北大学中日比較文化研究所主催(瀋陽) 城西国際大学日本研究センター共同主催

東北大学についてはこちらをご覧下さい。

開催期間:2012年9月6日、7日   於:東北大学(瀋陽)

開催主旨と概要

本シンポジウムは、東北大学中日比較文化研究所が隔年で主催している国際シンポジウムの第三回目にあたります。本研究センターは、本学創立20周年を記念し、共同主催者として参加いたしました。また、共催大学として、相愛大学、大連理工大学日本学研究センターおよび大連外国語大学中日比較言語文化研究所が参加されました。

本シンポジウムの目的は、「科学技術と社会への影響」に着目し、哲学・文学・歴史・工学など学際的研究によって、経済成長を支えた近代化の価値観を再考することにありました。特に今回は、2011年3月の東日本大震災の経験から世界的に科学技術の発展と社会への影響についての再考が迫られていることを受け、日本、中国、韓国の研究者が一同に集い、東アジア世界における相互理解の促進を目指して各分野における研究発表を行いました。

本学からは水田宗子理事長の特別講演があり、また本研究センターからは所長・三木紀人教授の基調講演のほか、副所長・岡田美也子准教授、栃尾有紀研究員、王岩臨時研究員、何志勇臨時研究員、そして城西国際大学大学院(三木紀人ゼミ)卒業生として城西大学語学研究センター樊穎助教が研究発表をいたしました。

第一日 2012年9月6日(木)09:30-18:30

開会式

三木紀人所長 基調講演

本学および本研究センターからの講演のご紹介

・本学 水田宗子理事長 特別講演
トラウマとしての記憶とポストメモリーとして記憶の文学
大庭みな子の『浦島草』

・本研究センター所長 三木紀人教授 基調講演
「唐土」と「我」-西行の歌を視点として

第二日 2012年9月7日(金)09:00-18:30

本研究センターからの研究発表のご紹介

岡田美也子副所長 研究発表

・本研究センター副所長 岡田美也子准教授 研究発表
「藐姑射の山」の詩的イメージ-院政期和歌を中心に-

・本研究センター 栃尾有紀研究員 研究発表
『万葉集』梅花宴歌群と六朝楽府「梅花落」との差異

・城西大学語学研究センター 樊穎助教 研究発表 『更級日記』の夢

・本研究センター臨時研究員 大連外国語学院 何志勇講師 研究発表
"鳩"に見る井上靖の精神遍歴

・本研究センター臨時研究員 東北大学中日比較文化研究所副所長 王岩准教授 研究発表
『徒然草』第五段と顕基説話

閉会式