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城西国際大学水田美術館は千葉県東金市にある大学付属の美術館です。

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〒283-8555 千葉県東金市求名1番地

 

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過去の展覧会

2005年度

水田コレクション 浮世絵は楽し⑥ 結髪 
会期:2005年11月5日[土]~26日[土]
入館無料
協力:ポーラ文化研究所

王朝の昔より、長く豊かな黒髪は女性の美の条件として、容姿の中で最も重視されてきました。漆黒の髪を優美に見せる垂髪は、長い間、女性の髪型の主流でした。戦国時代になると、庶民の間で労働の際に髪を結う習慣が生まれ、「かぶく」に代表される異風を好む風潮と相まって、遊女や芸能者の間で男髷などを模倣した結髪が流行し始めます。そして、江戸時代には結髪が女髪の主流となり、経済力をつけた町人層を中心に、次々と新しい髪型が流行しました。時代による変化はもちろん、同時代にあっても、女性の身分や既婚、未婚の別、地域などによって様々なスタイルの違いがあり、その種類は数百に及ぶともいわれています。
このような、江戸時代に華開いた結髪の変遷を知る上で、流行の発信源である遊女や役者を題材とし、同時代の最新風俗をいち早く取り込んだ浮世絵は、まさに格好の絵画資料です。
この度の展覧会では、現在ではなじみの薄くなった日本髪を特集し、幅広い時代の美人画を選びました。併せて、ポーラ文化研究所のご協力により、結髪雛型や結髪図画巻、髪飾りを展示いたします。かつての女性の黒髪に寄せる思い、その多彩な展開をお楽しみください。

関連企画
◎ 講演会「黒髪の美しさと江戸の女たち」
11月19日[土]午後1時30分~3時
村田孝子氏(ポーラ文化研究所)
図書館3階プレゼンテーションホールにて *聴講無料/要予約

◎ ギャラリートーク(当館学芸員による展示解説)
11月2日[土]午後2時~