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城西国際大学水田美術館は千葉県東金市にある大学付属の美術館です。
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市川の晩秋
いちかわのばんしゅう
川瀬巴水
かわせはすい
昭和5年(1930)、木版多色、38.8×26.6㎝、版元=渡辺庄三郎
江戸川の対岸から国府台の高台を描く。国府台は、江戸近郊の遊楽地として浮世絵に多く描かれた名所である。すすきの葉や茎を卓越した技巧で細やかに描き出す一方、穂は白く抜き綿のような柔らかさを表現している。
本作品には制作過程を示すスケッチ、彩色された原画、試摺が残る。巴水のスケッチは完成度が高く、そのまま拡大して原画になる図も多い。本作品も同様で、原画はスケッチにない高瀬舟三艘が加わるのみ。また原画に「市川の秋色」を「晩秋」に訂正した跡がみられる。そして原画は摺見本となり、ほぼ同じ色で摺り上げている。
川瀬巴水(1883~1957)は、洋画を学んだ後、鏑木清方に入門。浮世絵以来の分業による伝統的木版画を復興した版元・渡辺庄三郎とともに、芸術性の高い「新版画」興隆の一翼を担った。日本全国を旅し、写実的で旅情豊かな風景版画を、40年余りにわたり600点以上制作した。
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