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城西国際大学水田美術館は千葉県東金市にある大学付属の美術館です。
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六玉川 調布の玉川
むたまがわ ちょうふのたまがわ
鈴木春信
すずきはるのぶ
明和4年(1767)頃、中判錦絵、27.7×20.8㎝、版元未詳
娘が軽快な仕草で調布(現東京都調布市)の玉川で布を晒(さら)している。色紙形には藤原定家の和歌「たつくりや さらす垣根の 朝露を つらぬきとめぬ 玉川の里」と記される。手作(たづく)りとは手ずから織った布のことで、白くするため川で洗い岸辺に干した。この布をさらす動きを取り入れた舞踊を布晒舞(ぬのさらしまい)という。春信はこの舞踊図を数点描いており、本作品は実際の風俗よりも、舞踊の姿を意識したものかもしれない。曲線の美しい布は輪郭線を用いず、紙に凹凸をつける「きめ出し」の技法で質感を表現している。厚みのある高級な紙を用いたからこそできる表現である。歌枕として名高い六つの玉川、それぞれにちなむ和歌の歌意を当世風俗で表した6枚揃の1図。
鈴木春信(1725?~70)は、錦絵創始者の一人。中性的で華奢な男女像が人気を博し、以後の美人画に影響を与えた。和歌や物語などの古典を当世風俗に置き換えた見立絵を得意とした。
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