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城西国際大学水田美術館は千葉県東金市にある大学付属の美術館です。
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風流三つの駒 馬貝
ふうりゅうみつのこま うまがい
鳥居清長
とりいきよなが
天明4年(1784)頃、大判錦絵、37.0×24.5㎝、版元未詳
赤貝を駒に見立て、紐をつけた貝を履き、三味線に合わせてポックリポックリと音を鳴らしながら歩く幼女。駒に関する子供の玩具・遊び、あるいは舞踊をテーマとした揃物の1図で、3枚揃と思われ、他に「春駒」が知られる。この馬貝は、もともと子どもの遊びであったが、馬の走る様子を模した所作事として歌舞音曲に取り入れられていった。壁に掛かる扇獅子の冠から、稽古場で師匠と芸者を前にしての踊りの稽古風景を描いた作品とも考えられる。
鳥居清長(1752~1815)は、独自の八頭身美人像を完成した天明期(1781~89)を代表する美人画家。大判の続絵を創始し、写実的な背景描写と優れた群像表現による新しい美人画を生みだした。
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