国際
2026.04.01
本学薬学部では、国際的な視野を持ち、異なる文化や医療環境を理解しながら活躍できる薬剤師・医療人の育成を目指し、海外大学との交流・留学プログラムを実施しています。2025年度は、薬学部5年生2名がタイ王国のチュラロンコン大学へ交換留学を行いました。1名は2025年10月1日から2026年3月20日までの約半年間、もう1名は2026年1月8日から2月12日までの約1か月間、それぞれ異なる期間で現地の教育・研究活動に参加しました。
半年間の留学では、チュラロンコン大学での講義や研究活動への参加をはじめ、医療施設や薬局の訪問、現地学生・研究者との交流、タイの医療制度や薬剤師の役割に関する学習など、幅広い活動を行いました。
特に研究活動では、チュラロンコン大学の学生に加え、インドネシアからの留学生とも協働し、医療用医薬品について、日本・タイ・インドネシアの3か国における制度や医薬品の取り扱いなどを比較する国際共同研究に取り組み、この研究成果については、2026年11月にタイ・バンコクで開催される「The 31st Congress of the Federation of Asian Pharmaceutical Associations」において発表する予定です。
約1か月間の留学では、医療施設や薬局の訪問、現地学生・研究者との交流、タイの医療制度や薬剤師の役割について学習しました。
特に、タイの薬局では、薬剤師が患者から症状や健康状態を直接聞き取り、適切な医薬品の選択やセルフメディケーションを支援するなど、地域の身近な医療専門職として重要な役割を担っていることを学びました。
また、タイをはじめ、さまざまな国から集まった学生や研究者との交流を通して、文化や生活習慣だけでなく、医療や健康に対する考え方にも国による違いがあることを学ぶ機会となりました。英語による講義や日常的な交流を通じて、専門的な英語力に加え、自分の考えを相手に伝え、異なる文化や価値観を理解するためのコミュニケーション能力の重要性についても経験できたと思います。
今回の交換留学では、日本とは異なる医療環境の中で学ぶことにより、薬剤師の役割や医薬品供給のあり方について、国際的な視点から考える貴重な機会となりました。