This page does not support translation languages. ×

ハンガリーの作家フェレンツ・バルナシュ氏が実存主義について講演

開催報告

2026.10.14

ハンガリーの作家フェレンツ・バルナシュ氏が実存主義について講演

 

ハンガリー政府の「Hungarian Visiting Lecture Network」の支援により、10月13日、ハンガリーの作家フェレンツ・バルナシュ氏が東金キャンパスを訪れ、ヨーロッパと中央ヨーロッパの実存主義について講演しました。

講演では、実存主義の基本的な考え方と歴史的背景を紹介し、キルケゴール、ニーチェ、サルトルなどの思想家や、カフカ、カミュらの文学作品を通して、人間の存在、自由、不安、孤独、不条理といったテーマについて解説しました。また、クンデラの『存在の耐えられない軽さ』やケルテスの『運命ではなく』を取り上げ、戦争や全体主義、政治的抑圧が個人の自由や生き方に与える影響について考察しました。さらに、自身の作品『もうひとつの死』(Other Death)にも触れ、現代ハンガリー社会の変化と、困難に直面する個人の内面について理解を深めました。

『もうひとつの死』は、英語やインドネシア語をはじめ、多くの言語に翻訳されています。講演の最後には、バルナシュ氏が同作から一節を朗読し、参加者は作品の世界に直接触れる貴重な機会を得ました。