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在学生が語る、在学生座談会等 学生の声

「JIUで1年間過ごしてみて」「これから学科でやってみたいこと」

国際文化学科の平野君、石川さん、山田さんに「JIUで1年間過ごしてみて」「これから学科でやってみたいこと」の二つをテーマに、お話を伺いました。

――今日はよろしくお願いします。今日集まっていただいたみなさんは偶然千葉県以外のご出身なのですが、あえて県外の大学であるJIUに来ようと思った理由からお聞きしたいです。本学を知ったきっかけみたいなことを教えていただければ。

平野「僕は高校でやった大学説明会に城西国際大学の担当の方が来てくださって、それで知りました」

石川「自分は国際大学か外国語大学に進学したいと思っていて、地元にはなかったのと、親から近場にしてと言われていたので、自分で調べて、城西国際大学を見つけました」

山田「私は韓国語に興味があって、韓国語を学ぶことができる大学を探していたときに城西国際大学を見つけてここに決めました」

――なるほど。では、今日1つ目のテーマ「1年間を過ごした私」ということで、入ってみて、イメージ通りだったなと思うことと、これはイメージとは違ったということはありますか?

石川「私はほかに外国語大学も志望していて、正直、外国語大学と国際大学のあまり違いがわかっていないまま入学したんです。それで、最初は言語の学習だけかなと思ってたんですけど、やっぱり国際文化学科なので、文化についての学習だったり、歴史を学んだり…最初はちょっと戸惑ったんですけど、でも今はそっちの方にだんだん関心が沸いてきて、私の中でいい方向へのイメージ転換があって、入って良かったなっていう風に思っています」

――それは高校生にもぜひ知ってほしい点ですよね。山田さんは?

山田「私は韓国語コースにいるんですけど、石川さんと同じように、最初は韓国語中心に学ぶのかなと思ってたんですけど、そのほかにもほかの国の文化や歴史の部分も学ぶことができて、幅広く学べるんだなというのを感じています」

石川「韓国語コミュニケーションの授業では、もちろん韓国語を使う授業なんですけど、取り上げる話題が自分のことだったりとか、大学の周りのことだったりするので、韓国語の学習というより、自分を見つめ直す時間みたいな感じがしています」

――1年生のときからそういうことを勉強するんですね。自分と社会の関わりを意識していくことって大事なことですよね。平野君はどうですか?

平野「僕は元々の国際文化コースで文化とか歴史を学びたかったので。授業も、中国とかアメリカとか、そういった国の歴史の授業があったり、文化の面でも日本の伝統文化のような授業もあるので、自分は結構、イメージ通りに近いですかね」

――ほかにはどうですか。

山田「ここに来てびっくりしたことなんですけど、授業を受けて、今換気のためにドア開けてるじゃないですか。そうしたらドアの外を蛇が横切ったんですね」

石川「えっ」

平野「すごい」

山田「それはすごいびっくりして、逃げたかったんですけど授業中だからどうすることもできず…2回くらい見たことがあります。」

――いや、あんまり危ないなと思うときは授業中でも教員に言ってください。池の周りの教室でしょうか…。私は経験ないですが。ほかに、猫が迷い込んでくることはありましたね…。自然がいっぱい。

平野「緑豊かですよね」

――では、高校の頃と今の自分でちょっと変わったなと思うところがあれば教えてほしいんですけど。初めてこっちに来てやってみたことなどはありますか。

山田「韓国人の友達ができたとかはあります」

――メンターをやっているの?

山田・石川「はい」

――平野君はどうですか?

平野「初めての家探しですかね…。」

――確かに。一人暮らしはそこからだよね。

平野「バイトも、やっぱ仕事を任される量とか、責任が重いです」

――大学の雰囲気について伺います。春から、対面とオンラインで授業をやってきて、秋学期はオンラインと対面を組み合わせたハイフレックスの形で授業を再開していますね。大学に来ていることで、いいなあ、と感じることはありますか。

石川「やっぱりどうしてもオンラインだと、コミュニケーションを取りにくいというか。自分が普段話せる性格だとしても、画面を通してしまうと恥ずかしい気持ちが入っちゃうことがあって。実際にみんなと一緒に勉強していくと、その場でわからないこと聞けたりとか相談したりとか、課題に対しても、すごいスムーズに進みます。」

――なるほど。

石川「意見交換をしやすくて、友達はそういう考え方しているんだとわかったり。情報交換したりしやすいです」

――その意見交換とか情報交換の機会は、休み時間だけでなく授業中でも結構あるんでしょうか?

石川「どっちもありますね。」

――これまで一番インパクトがあった授業はどんなものでしょうか?この前私が自宅から配信していたオンライン授業に突然子供が乱入してきた、というの以外でお願いできれば…。

平野「あれは衝撃的でした」

――すみません(笑)

石川「私は全部インパクトがあります。高校が普通科だったので、大学生になって専門的なことを学んでいるのは改めて新鮮です。自分で何かを作り上げるとか、自分で伝える、自分の言葉で伝える機会が増えたなとか思います」

――韓国語コースは成果物を作る授業が多いですよね。今年は何を作っているんですか?今まではその韓国語の学内マップとか作っていたと思うのですけど。

山田「動画。」

石川「動画が多いですね。あとポスターとか」

――韓国語の絵本の翻訳を作るのは2年生以上なのかな。

石川「そうですね。」

――国際文化コースとかだとそういうのはあるかな。

平野「日本の伝統文化という授業では、留学生が多いんですけど、いろいろな日本の月ごとの行事について、グループに分かれて調べて発表する課題があります。今週の金曜日に発表があります」

山田「同じ授業、私も取っているんですけど、この間私はお盆について発表しました。」

――PowerPointとかでスライドを作ったりして。

山田「そうですね」

――PowerPointとか、本学でも「コンピュータ技能」の授業とかで扱いますよね。大学生になるとパソコン使うようにはなりますね。韓国語コースは、学生が作るホームページを作ってますけど、石川さんたちはあれには関わっているんですか?

石川「あそこに、授業の成果物を載せるようになっています。あとは最近、YouTubeに日韓交流ゼミっていうチャンネルができて、私達で作った動画が載ったりしています。…これはちょっと気持ち悪いかもしれないですけど、たまに再生回数とか見えちゃうんですよ。それでなってちょっと増えてたりすると嬉しいなとか思って」

――いやいや、それは嬉しいですよね。誰が見ているかわからないけど、これから本学を受ける高校生だったらうれしいですよね。

石川「いや、自分で何回も再生しちゃうとかじゃないんですけど」

――わかります。
もうちょっと学生生活のことを聞いてみようかなと思うのですが、最近みんなお昼とかはどうしてるいんですか。最近は構内に弁当販売やキッチンカーとかも来ていますが。コンビニだと争奪戦になりますよね。

平野「セブンイレブンは昼休みむちゃくちゃ混みますよね」

――11月になって対面が再び再開したばっかりだから、1年生はまだあまり使いこなしている感じではないでしょうか。

石川「食堂は全部利用したことあります。キッチンカーはもう春学期から利用していました。一人暮らしでお金がきついなって思ったら自分でおにぎり持ってきたりして」

山田「私は2限が終わってからお昼に家に帰って食べて、3限に戻ってきます」

石川「この前その話を聞いて衝撃を受けて。そんなに近くに住んでるの?!ってなりました」

山田「いま、学籍番号で登校日が決まっているじゃないですか。それで春学期で仲の良い友達と別々になっちゃったのもあって・・・。2限に仲の良い子がいれば一緒に食堂行くんですけど、そうでなければ帰ってます」

――学内施設について、食堂以外に図書館とかも結構使ったりしてるんですか?

石川「はい。家が近いと、結構残れるので」

――そうだよね。

石川「勉強したり。結構図書館で勉強しないと課題終わらなかったりします」

――サークルは何かやっていますか?

石川「私は日韓サポートチームと、あとハヌルサイダーっていう今年の春にできたダンスサークルに入っています」

山田「私は入ってないです」

――平野君はフットサルでしたっけ。

平野「はい。体を動かしたかったので」

――「これから実現をしたいこと」について伺います。これは、例えば留学を考えていますっていう人もいると思うし、資格を取りたいという人もいると思うんですけど。もちろんそれはコロナが落ち着いたらという前提ありきかもしれないですけど、どうでしょう。来年以降、これをやってみたいですっていうのがあれば。

山田「私は韓国に留学したいと思っているんですけど、日本にいても留学生と交流できることが増えたらいいなと思います」

石川「私は留学はそこまで考えていないんですけど、日本にやってくる留学生たちに、何かしてあげられないかと思っていて、日韓サポートチームの一員なので、活動の場を広げていきたいなと思っています。あと、海外研修には参加してみたいです。それと、社会に対しての知識も身に着けたいです」

平野「資格ですね。春学期はあんまり受けていなかったんですけど、今中国語検定とか受けてて、これから挑戦していこうかなと思っています」

――留学に行ったり、資格を取るということの先に、なりたいものを見据えている人もいるかと思いますが、その辺は?

山田「まだはっきり決まっているわけではないんですけど、いまは日本語教師の資格を取ろうと思って、授業に出ています」

石川「私も日本語教師の授業を取ってるんですけど、他のことにも興味が出てきて、経済というか貿易についても勉強したいです」

――それはいいですね。平野君は?

平野「自分は教職ですね。」

――最後に、これからこの大学を受けようかと思っている受験生の人たちに向けて一言、こういう人におすすめだよということがあったら、教えていただけますか。平野君からお願いします。

平野「自分は、高校時代とか数学が苦手で、文系に絞ってたんで、それで歴史とか文化にすごく興味があったので、本当に国際文化コースは、色々な国のそういった歴史文化については深く知れるので、そういうのに興味がある方にはおすすめかなと思います」

――国際文化コースの代表で語っていただき、ありがとうございます。石川さんお願いします。

石川「自分も韓国語に興味があるっていう、些細な、本当に正直周りの人からみたらちっちゃい動機で入って。でも、そのあと良い方向に大学のイメージが変化して、そこでより視野が広がったと思っています。私は、まだ外国に行ったことないんですけど、外国に行けてなくてもこんなに視野が広がるんだって思えたし、色々な人や考え方にたくさん出会えるので、たくさんのことを経験したり、学びたいって思ったら、この学科はとてもいいと思います。自分の好きなこととか、興味のあることを学びたいって思っている人は、一貫して、それを守り抜いて大学で勉強してほしいなとは思いますね」

――今日はたまたまみな県外の人なんですけど、「視野を広げる」っていうことは、地元を出て、高校までの友達、中学校までの友達のとは別々の進路を選んで、地元をあえて離れた環境に身を置いた人が大学入ってよかったなって感じる一番の魅力の一つだと私も思います。山田さんいかがでしょう。

山田「私も韓国語を学びたくてこの大学に来ました。韓国語だけじゃなくていろいろなことを学べますし、思い切り自分の好きなことができる大学だなということは日々感じているので、将来が決まっていなくても、韓国語を学びたいとか、国際的に活躍できる人になりたいという夢がある人にはお勧めだと思います」

――ありがとうございます。今話してもらったとおり、大学って、多くの場合、学校で生活する一番最後の期間ですよね。みなさんの友達のなかにも、大学行かないで就職する人もいたでしょうし。その最後の時間で、自分が好きなこと…好きなことって別に嫌いなものから逃げたとか消極的なものじゃなくて、これを極めたいと思える人にお勧めできる大学だと言ってもらえたのは、すごく嬉しいことです。私も教員の一人としても何とかしてサポートしていきたいなと今思いました。
とても良い話が伺えてありがたかったです。今日はありがとうございました。

(この座談会は2021年11月に収録しました)