留学
2026.07.24
カナダのカモーソン・カレッジに留学していた林さんから留学報告が届きました!


将来、英語を使う環境で活躍したいという目標がある中で、日本での英語学習だけでは、実際のコミュニケーションに必要なスピーキング力を伸ばすことに限界を感じていたこと、また、慣れ親しんだ環境から離れて、精神的に自立したいという強い思いがあったことがきっかけです。あえて海外という厳しい環境に身を置くことで、英語力を実践レベルに引き上げ、同時にスケジュール管理などの計画性や自立心を養いたいと考え、留学を決意しました。
目標とするスコアに向けてTOEICの勉強に注力するとともに、課題だと感じていたリスニング力を重点的に鍛えました。日常生活の中で少しでも英語に触れる機会を増やすため、洋画の視聴や洋楽のリスニング、海外ニュースのチェックを習慣化し、ネイティブのスピードや多様な発音に耳を慣らすよう心がけました。1年生の時に同じ大学の1か月研修に参加していたため、その際の自身の経験をもとに、現地の過ごし方や大学の雰囲気を振り返りながらイメージを膨らませました。その上で、長期生活を見据えて、カナダ特有の生活習慣や文化、ルールについて、インターネット、大学の先輩方の体験談などを通じて改めて深く下調べを行いました。
授業では、リーディングやリスニングのインプットにとどまらず、ディスカッションや意見交換の機会が非常に多く設けられていました。各授業では、それぞれの分野における自分の苦手な部分を徹底的に分析し、克服するために追求を重ねることができました。 周囲には多国籍な友人たちがおり、それぞれの文化や価値観の違いについて深く学ぶ機会がたくさんありました。また、学内のヘルプセンターを積極的に利用することで、授業の枠を超えてさらに、英語を学ぶことができました。 授業外では日本語のボランティア活動に参加し、多くの学生に日本文化を伝える経験ができたことも深く印象に残っています。
留学中はベトナム人のホストマザー、中国系カナダ人のホストファザーの家庭でホームステイを経験しました。とても親切で気遣いに溢れたホストファミリーでした。パーティーや親戚の集まりが多い家庭だったため、現地の方々と交流する機会に恵まれました。休日にはヴィクトリアの有名な観光地や地元のレストランに連れていってもらい、地域への理解を深めることができました。当初は緊張していましたが、2か月目には一緒にゲームをしたり、リラックスして会話を楽しんだりできるようになりました。友人たちとは、学校修了後の長期休みにはトロントやバンフへ旅行し、カナダの公用語であるフランス語の使われ方やUSドル表記がされてある店があるなど、カナダ国内の地域差や特有の文化を肌で実感しました。
また、週末にはほかの国の留学生たちと集まる機会が多く、多国籍な友人と関わる中で、自分にとっての「普通」が相手には新鮮に映り、逆に相手の行動に驚かされることが多くありました。お互いに行動の意味や考えを伝え合うことで、相手の文化や考えを理解しようとする姿勢の大切さに気づき、視野が大きく広がりました。
大きく分けて3つの困難がありました。1つ目は、語学力の壁です。到着当初は英語への抵抗感や不安が強く、文法や発音を気にして発言をためらってしまいました。友人の会話の輪の中で、内容がわからないまま愛想笑いをして頷くだけになってしまうこともあり、周囲の流暢な学生と比べて悔しさや焦りを感じていました。しかし、ホストファミリーや友人と過ごす中で、「完璧でなくても周囲は話を汲み取ってくれる」「伝えようとする姿勢こそが大切だ」と学び、少しずつ自分から話しかける意識を持ちました。その結果、最終週にはゴルフや川遊び、食事を共にしながら、自然なコミュニケーションを楽しめるまでになりました。
2つ目は、学業と私生活の両立です。多くの課題やテストをこなしながら、短い期間で友人との仲を深めたいという思いがあり、最初は時間の使い方が上手くいかず焦りがありました。そのため、スケジュールを徹底して確認し、優先順位を考えて行動することで、徐々に両立のコツを掴んでいき、焦りも無くなりました。
3つ目は、海外での自立です。 体調管理、金銭管理、保険や授業の契約確認などをすべて自分で行う必要があり、不慣れな環境で不安を抱えていました。トラブルが起きた際は「自分から動かなければ解決しない」と実感し、自分で調べた上で、周囲の人に助けを求めながら主体的に対応する力を身に付けました。
誤りを恐れずにコミュニケーションを図る度胸が身につき、留学後半には圧倒的に自然な会話ができるようになりました。英語力に限らず、物事に関する自分の意見が出てくるようになり、それを発信する力も付きました。また、主体的に考えて行動する自立心や、計画的に時間管理を行う意識、そして異文化を柔軟に受け入れる国際的な視野を養うことができました。別れが近づく中で、これまで築いてきた人間関係の大切さを改めて実感できたことも大きな成長です。
今回の留学では様々な面で大きく成長できた一方で、自分の考えを十分に表現しきるための語彙力や表現力、そして、より計画的に行動する力が今後の明確な課題として残りました。今後はより高いレベルの語学学習に取り組み、語彙・表現力の不足を克服します。また、留学中に苦労した学業と私生活の両立経験を活かし、大学生活全体のスケジュール管理を徹底し、限られた時間を最大限に活かす「計画的な行動力」を定着させたいと考えています。学内の留学生サポートや国際交流の場にも積極的に参加し、留学で得た視野の広さを学内でも継続して行うことが目標です。
また、留学を通じて培った異文化への理解力、語学力、主体性、そしてトラブルに直面しても周囲に助けを求めながら解決した自立心を活かし、航空業界で客室乗務員として活躍することを目指しています。留学での挫折と成長の経験を糧に、どんな困難な状況でも柔軟に適応し、成果を出せる人材を目指して就職活動に臨みます。
留学は、単に英語力を伸ばすことができるだけでなく、自分の本当の強みや弱みに気づくことができる絶好の機会です。日本とは異なる環境に身を置き、新しい視点を得ることで、物事をより広く捉える新しい考え方ができるようになります。語学の壁を超えて、自立心や主体性、そして多様な人々と信頼関係を築くコミュニケーションスキルなど、人間性をも大きく養うことができます。最初は不安や焦り、上手くいかない悔しさがあるかもしれませんが、完璧を求めず一歩踏み出す勇気が大切です。限られた期間を充実させるためにも、事前の計画的な準備と、現地で恐れずに自分から行動する姿勢を大切にしてください。応援しています!
