薬局DX　次世代薬剤師に必要な医療ICTの活用（薬局機能特論演習）

廣瀬恭平氏の講演

薬急便の「オンライン服薬指導」の体験

8月18日、昨年度に引き続き卒業生の廣瀬恭平氏（株式会社サイバーエージェントAI事業本部DX本部・株式会社MG-DX）による薬局機能特論演習が実施し、薬学部5年生62名が出席しました。

演習では、最近話題の生成系AI「Chat GPT」のビジネスへの応用や海外小売り（ドラッグストア）におけるデジタル展開についての講演に加え、実際に廣瀬氏が手掛けている薬急便の「オンライン服薬指導」を参加した学生もスマートフォンを使って、体験しました。廣瀬氏は大手薬局チェーン各社のDX担当は薬剤師が担い始めていると話し、「責任者は今後若い世代が増えてくると思われます。薬局のDX化には若い世代の力が必要不可欠です」とこれから薬剤師を目指す学生にメッセージを送りました。

学生にとってオンライン服薬指導は初めての体験となり、「対面とそこまで差はないと感じ、薬剤師側にも患者側にもメリットが多いと思いました」「AIで出来ることが増えてくると思いますが、薬剤師にしかできないこともあると思うので、そこを考えていきたいです」と、『これからの社会と、これからの薬剤師』について考えるきっかけを得る一日となりました。