インターンシップ
2026.09.01
本学観光学部では、学部独自のインターンシッププログラム(有単位)を実施しています。企業や自治体などで一定期間の就業体験を行うキャリア教育およびインターンシッププログラムです。
実地での就業体験を通して、職場の雰囲気に触れ、社会の基本的なルールやマナーを学びながら自分自身の将来の職業に関する意識形成を行うことを目標に、観光の学びに見合った企業で活躍することの意義について理解を深めることを目的とします。
2026年度も、本学のサマーセッション・夏期休業期間(7月下旬~8月下旬)を利用して、短期インターンシップサマーセッションプログラム(2週間~1カ月程度の就業体験)を実施しましたので、学生の声を介して紹介します。
○観光学部3年 二瓶 涼香
インターンシッププログラム/期間:短期インターンシップ / サマーセッション
インターンシップ実習先:(株)北信越地域資源研究所 新潟県上越市
インターンシップ内容:地域まちづくり
私は、SS(サマーセッション)の期間に、新潟県上越市にある㈱北信越地域資源研究所でインターンシップを行いました。同研究所は、上越妙高駅前にある商業施設furusatto(フルサット)を拠点として、地域観光の拠点づくりに取り組んでいる企業です。

コンテナを活用した駅前商店街furusatto
※furusattoのInstagram(インターンシップ参加学生が一部の記事を投稿しています):https://www.instagram.com/furusatto_joetsumyoko/
今回のインターンシップでは、主に二つの業務に取り組みました。一つ目は、上越市内のさまざまな場所を視察し、北信越地域資源研究所のInstagramを通して、地域の観光資源を紹介する広報記事を作成することです。二つ目は、フルサット内にあるコワーキングスペースで、レンタサイクル事業や近距離モビリティWHILLのレンタル事業を補助することです。
一つ目の業務では、日本ワインの歴史を伝える「岩の原葡萄園」をはじめ、伝統的な雁木町家を改装した「多賀茶焙煎所」、百年料亭として保存・活用されている料亭「宇喜世」、日本最古級の映画館として知られる「高田世界館」などを訪れました。これらの視察を通して、歴史的建造物や文化財が観光にどのように活用されているのかを学び、その魅力を発信しました。記事の作成にあたっては、他県の人にはまだ十分に知られていない地域資源の魅力を、若者の視点から伝えることを心がけました。

施設が催すツアーを体験し「岩乃原葡萄園第二號石蔵」の説明を伺いました

現代的にアレンジされた日本茶文化を堪能しました

支配人から文化財の保存利活用の状況についてご説明いただきました
二つ目の業務では、インターンシップ生が実際にレンタサイクルやWHILLを利用し、上越市内を巡りました。高田城址公園では「高田城址公園観蓮会」を見学したほか、えちごトキめき鉄道が実施しているサイクルトレインを利用して直江津まで移動し、周辺の観光地を訪れました。実際に利用者の立場で体験したからこそ、観光スポットの魅力だけでなく、移動のしやすさや案内表示、道路環境などの課題にも気づくことができました。また、観光地を訪れる人の年齢や性別、身体の状況はさまざまであるため、観光に関わる企業や地域には、誰もが安心して楽しめる環境を整えるとともに、多様な観光客を受け入れる姿勢が必要であることを学びました。

WHILLで高田城址公園を巡り観蓮会を視察しました

日本海をバックにInstagram用の写真を撮影しました

レンタサイクルを借りて直江津地区を巡りました
さらに、これらの業務の合間には、隣接する妙高市の観光地域づくりを担う一般社団法人妙高ツーリズムマネジメントとの打ち合わせにも参加しました。この経験から、地域固有の資源を生かしてブランディングを進めるためには、その地域だけを見るのではなく、他地域の優れた取り組みを参考にするとともに、周辺地域と連携することも大切だと感じました。また、広報やモビリティ事業の運営に関わる経験を通して、初めてその地域を訪れた人だからこそ気づく視点を大切にすることの重要性も学びました。

一般社団法人妙高ツーリズムマネジメントの会議に参加しました

とまとを使った地域ブランディングのための広報活動に協力をしました
今後、私がどのような業種の企業に就職したとしても、観光産業に関わるうえでは、企業と地域とのつながりを意識することを忘れないようにしたいと思います。また、一つの企業として地域観光にどのような形で貢献できるのかを考え、地域を盛り上げる取り組みに関わっていきたいです。

大学で報告会を実施しました