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チバニアンに関わるお土産開発プロジェクトのための視察② - 道の駅あずの里いちはら_里山カフェ FLIP FLAP ー

プロジェクト

2026.10.27

本年度、本学観光学部の学生は、市原市と締結している「観光振興に関する連携協力に係る協定」のもと、来年度完成予定のチバニアンビジターセンターで配布するノベルティグッズ、または同センターで販売するお土産の制作に取り組んでいます。
その一環として、自分たちが考えるお土産を「どのような場所」で「どのような人」に提供するのかを具体的に捉えるため、9月27日に市原市を訪れました。チバニアンビジターセンターをはじめ、市原市を代表する観光資源や、地域の名産品を扱う施設を視察し、お土産づくりに生かすための理解を深めました。
今回の視察について、学生の声を通じて、4回に分けてご報告します。第2回目となる今回は、道の駅あずの里いちはらの視察と、隣接する農業センター(研修棟)をお借りして昼食をとった際の様子をご紹介します。

道の駅あずの里いちはら

○ 観光学部3年 中村 俊紀
今回の視察では、市原市にある道の駅あずの里いちはらに立ち寄りました。事前調査で、市原市では梨やいちじくが有名だと学んでいたため、季節に合わせて店内で販売されていた梨の「新高(にいたか)」と「新興(しんこう)」を数人で購入し、食べ比べをすることにしました。お土産にも活用できるのではないかと考えたからです。

店頭に並んでいた市原のなし

まず、新高は大玉で、ずっしりとした重量感が特徴の晩生梨です。晩生梨とは、10月頃に収穫される梨を指します。酸味が非常に少なく、濃厚な甘みが感じられました。口に含むと豊富な果汁があふれ、甘みとみずみずしさによる満足感が得られる品種だと感じました。
一方、新興は、二十世紀梨の系統を継ぐ品種だということで私が調べたウェブサイトには説明が記載してありました。実際に食べてみると、シャキシャキとした硬めの食感と、爽快な歯ごたえが印象的でした。一口噛むと、果汁とともにしっかりとした旨みが広がります。適度な酸味もあり、後味はとてもさっぱりしていました。
濃厚な甘みが特徴の新高と、旨みや酸味のバランス、歯ごたえが際立つ新興。同じ時期に出回る晩生梨でありながら、対照的な魅力を持つ二つの品種を食べ比べられたことは、よい経験になりました。同じ梨でも、品種によってこんなに違うのかと驚きました。

市原のなしを食べ比べしました

チームでお土産について考えているため、実現するかはまだわかりませんが、今回の体験を通して、私個人では、梨を生かしたお土産作りも検討したいと思いました。お菓子やケーキにも活用でき、市原市の名産を知るきっかけになるのではないかと感じたからです。

○観光学部4年 虞 杰翔
市原市の職員の方々が、観光メディア制作応用Aを履修している学生を、チバニアンビジターセンターのお土産作りのアイデアにつながりそうな場所へ案内してくださいました。その一つとして訪れたのが、道の駅あずの里いちはらです。そこで、特産品を見学し、実際に購入しました。

ちょっと変わった特産品(猪肉、鹿など)を発見

道の駅でカブトムシも売っていることに驚き

道の駅の店内には、興味深い特産品がたくさん並んでいました。しかし、私が最も興味を持ったのは、店の外の様子でした。数人の年配の方々がテーブルや椅子の周りに集まり、何かを一生懸命に作っている姿を見かけたからです。近づいてみると、木を彫刻して、さまざまな小物を作っていました。その様子を見て、私はすぐに強い関心を持ちました。
そのとき、一人の女性が私に声をかけてくださいました。私が日本に留学している中国人留学生だと知ると、別の男性が宣伝用のパンフレットを持ってきて、「時間があれば、ぜひ参加してほしい」と勧めてくださいました。パンフレットを読むと、とても興味深い活動のように感じました。男性は、パンフレットをもとに活動内容を説明してくださいました。住宅用建材として切り出した木の端材を有効活用したり、建材を再利用したりしているそうです。また、こうした活動について、私の意見も尋ねてくださいました。日本語はまだ十分ではありませんが、できる限りコミュニケーションを取るよう努めました。

端材の有効活用について説明を受けました

レーザープリンターで作ったサインを購入

今回の授業では、「お土産」をテーマにものづくりに取り組んでいます。ただ、今回の道の駅での経験を通して、ものを作るだけでなく、人々とコミュニケーションを取りながら販売していくことも「お土産」の価値を伝える上で大切だと感じました。次回、時間があれば、このような社会的に意義のある活動に積極的に参加したいと思います。

○観光学部3年 王 杰
今回の視察では、地域独自のお弁当を食べる機会がありました。その中に入っていたおにぎりを食べて、留学生の私にとって、とても日本らしい食べ物だと改めて感じました。地域でつけた梅干しや地域独自の味噌などを使ったおにぎりを実際に食べることで、日本の食文化を身近に感じることができました。

市原市の魅力が詰まったお弁当

日本人にとって、おにぎりはコンビニやスーパーなどでもよく見かける、身近な食べ物だと思います。一方、外国人である私にとっては、おにぎりを食べること自体が、日本の食文化を体験する機会だと思っています。
ちなみに、今回の視察から、私は、観光における食の価値は、単に「おいしいかどうか」だけではないのだと思うことができました。その地域ならではの食材や料理に触れることは、その土地の文化や人々の暮らしを知るきっかけにもなると感じたからです。

おにぎりに入っていた梅干しを後日購入しました(里山ファーム)

道の駅に売っていたいちじくのアイスクリーム

例えば、今回のお弁当には、市原市の名産であるいちじくのソースのかかったハンバーグが入っていたとのことですが、お弁当の箱に使われている食材の紹介や、市原市の食文化についての簡単な説明が添えられていれば、食事を楽しみながら地域についても学べると思いました。食べることに、食材や文化を知る楽しさが加われば、観光体験としても、より印象に残るものになると思うからです。
とくに外国人観光客にとって、普段食べたことのない食材や、初めて出会う味を体験することは、旅行の思い出の一つになる可能性があります。食べ物を通して、その地域の文化や人々の暮らしを知ることができれば、食事は、その地域を体験する機会にもなると思います。
この経験から、観光における食は、「おいしいものを食べる」だけではなく、その地域ならではの食材や食文化に触れ、その土地を知るための観光体験の一つになると感じました。自分たちのお土産づくりにおいても、考えるべきことだと思いました。

お弁当を制作してくれた 里山カフェ FLIP FLAP

ちなみに、今回の視察では、本学学生が試案しているお土産づくりのきっかけとなるよう、市原市にある里山カフェ FLIP FLAP様に、今回の視察のためだけに「市原市の名産品を使ったお弁当づくり」にご協力いただきました。お弁当には、いちじくソースをかけたハンバーグのほか、地域の方々が作った味噌や梅干しを使ったおにぎりなどが入っていました(学生の間で最も人気だったのは、いちじくソースのハンバーグでした)。
学生にいろいろな気づきをくださいましたことに、この場を借りて心よりお礼申し上げます。

※下記も同プロジェクトの視察記事です。ご覧いただけたら幸いです。
・チバニアンに関わるお土産開発プロジェクトのための視察① - チバニアンビジターセンター -