海外研修
2025.05.02
2025年2月26日から3月11日にかけて、ハンガリー研修を実施しました。
研修参加学生の振り返りをブログ形式で紹介します。


19 時に羽田空港に集合しました。22 時前、乗り換え地点のイスタンブール空港までの飛行機に搭乗しました。機内食の 1 食目はチキンか魚で選べました。機内食 2 食目はうどんかオムレツで選べました。
プログラム:スロバキア行き国際電車チケット購入
13 時間のフライトが終わり、イスタンブール空港で乗り換えをしました。イスタンブール空港は、新しくできた空港でもあり、ショッピングエリアや飲食店が豊富でした。2 時間の空き時間があったので、アイスクリームを食べて、空港内で展示されている古代ギリシャ文化圏の銅像などを拝見しました。イスタンブール空港からブダペスト空港までのフライトは 2 時間で、午前9時頃ブダペストに到着しました。ブダペスト空港についてから 現地学生と合流して15 日間のバス・電車の乗車券を購入し、ホテルに向かいました。ホテルの最寄り駅「オクトゴン」を降りて、日本とは雰囲気が全く違う街に魅了されました。ホテルはブダペストのペスト側の中心にあって、19世紀の大都市化の時代のエリアの真ん中に位置付けられ地える。ホテルに着いてからスロバキア行きの国際電車のチケットを買いに、西駅に行きました。西駅はエッフェル塔を作ったフランスの建築事務所によって設計されたのです。西駅はハンガリーの国内列車や国際列車の発着地であり、周辺にはショッピングモールや世界で1番綺麗と言われているマクドナルドがあり、そこで昼食をとりました。 ショッピングモールではハンガリーのS I Mカードも買ってきました。
プログラム:国立博物館、エルテ大学
午前中はハンガリー国立博物館(Hungarian National Museum)を訪れ、ハンガリーの歴史や文化、古代からの遺物に関する展示を鑑賞しました。博物館の館内には、先史時代から中世、近代での貴重な資料が数多く展示されており、ハンガリーの歩んできた歴史を時系列でたどることがきました。特に、ハンガリー王国の成立やオスマン帝国との関係、ハプスブルク家支配下での歴的出来事などについて、視覚的にわかりやすく学べたのが印象的でした。展示の中には、美しい飾が施された王冠や武具、伝統的な衣装などもあり、当時の文化や暮らしを身近に感じることがきました。歴史への理解を深める貴重な時間を過ごしました。
午後は、エルテ大学の日本語学科の授業に参加しました。エルテ大学は 400年の歴史がある、ハンガリーで最も古い大学です。現地の学生たちとは、日本語を使った模擬面接を通して交流しました。授業は城西国際大学のもと学生の先生に授業でしたが、授業には現在日本学科で日本語教員インターンシップを実施している城西国際大学の二人の学生さんも参加しました。
「週に何日働けますか」「どんな言語が話せますか」など、実際のアルバイトの面接でよく聞かれる質問に答えながら、日本語での会話を楽しみました。
当日、二つの授業に参加して、日本語学科の 1年生と3年生 に向けて、日本の社会や文化についての発表を行いました。テーマは 「就活時の女性の服装のルール」「日本のスキンケア」「和服アレンジ」 で、それぞれの話題について発表しました。ハンガリーでの初めての発表ということもあり、緊張から少し早口になってしまった部分もありましたが、この経験を通して、自分の伝え方や話し方についての課題を見つけることができ、次回の発表に向けての貴重な学びとなりました。
夜は、地元のレストラン 「Karcsi restaurant」 で、ハンガリーの伝統料理を堪能しました。特に味わったのは、ハンガリーの代表的な料理である グヤーシュ(Gulyás) と プルクルト(Pörkölt) です。グヤーシュは牛肉や野菜をたっぷり使ったスープで、パプリカの風味が効いた深みのある味わいが特徴です。一方、プルクルトは煮込み料理で、柔らかく煮込まれた肉がスパイシーなソースと絡み合い、ご飯やパンとの相性が抜群でした。お店の店員さんもとても親切でした。ハンガリー料理は一皿の量が多めなので、仲間とシェアしながらいろいろな味を楽しめるのが魅力です。
プログラム:ブダ城、ドナウ川、マーチャーシュ教会
この日にはブダペストについて勉強しました。朝は、ハンガリーの学生たちと合流し絵からドナウ川に浮かぶ緑豊かなマーガレット島(Margaret Island)を訪れました。この島は、ブダペスト市民にとって憩いの場として親しまれており、車の通行が制限されているため、静かでのんびりとした雰囲気が漂っています。島内の公園では、ブランコや日本では見かけることの少ない遊具を楽しみながら、子どもたちや家族連れの姿を多く見かけました。ジョギングやサイクリングをしている人々も多く、地元の人々が思い思いに休日を満喫している様子が印象的でした。
お昼頃からは、ドナウ川を渡ってブダ側を散策しました。最初に訪れたのは、ブダペストの歴史的な象徴であるブダ城の中にある マーチャーシュ教会 です。この教会の名前は、ハンガリー王ーチャーシュ1世に由来し、カトリックの重要な宗教施設として知られています。13世紀に建てられ、特にゴシック様式の美しい外観が特徴です。色鮮やかな屋根のタイルが青空に映え、繊細彫刻やステンドグラスの装飾が教会全体を幻想的な雰囲気に包み込んでいました。
次に訪れたのはブダ城の中にある、13世紀に建てられたハンガリー王国の王宮で、現在では博物館や美術館として活用されています。お城自体の全部は長い歴史の中で修復が行われ、ゴシック、バロック、ルネサンスといったさまざまな建築様式が融合した姿を見せています。1987年には ユネスコ世界遺産にも登録されています。城の周囲を歩きながら、石畳の道や重厚な城壁に歴史の重みを感じました。特に城のテラスから眺めるドナウ川とペスト側の街並みは、まさに絶景でした。国会議事堂や鎖橋など、ブダペストを代表する建築物が並ぶ景色に感動し、改めてこの街の美しさを実感しました。
夜には、ハンガリーの学生にも人気のティーハウス 「Vörös Oroszlán Teaház」 を訪れました。ここは「赤い獅子のティーハウス」という意味の名を持つ、落ち着いた雰囲気のお茶屋さんです。店内にはエキゾチックな装飾が施され、ゆったりとした時間が流れていました。お茶の種類が非常に豊富で、ハーブティーやフルーツティーはもちろん、珍しいフレーバーの紅茶やワイン入りの紅茶などもそろっていました。
プログラム:西洋美術館、聖イシュトヴァーン大聖堂
午前中は 西洋美術館(Szépművészeti Múzeum) を訪れました。この美術館は、ブダペストの英雄広場近くに位置し、ヨーロッパの多くの作品が展示されています。館内には、古代エジプト美術からルネサンス、バロック、近代絵画まで、幅広い時代の美術作品が展示されていました。美術館は非常に広く、じっくりと鑑賞するには3時間ほど必要でしたが、作品一つ一つから多くの学びを得ることができました。
午後は、聖イシュトヴァーン大聖堂(Szent István Bazilika) へ向かいました。大聖堂はハンガリー王国の初代王である 聖イシュトヴァーン(ステファン) に捧げられており、彼の右手の聖遺物が安置されています。白い大理石を基調とした外観は壮麗で、中央の巨大なドームが青空に映える様子は圧巻でした。この日はミサが行われており、聖歌の合唱が響き渡る雰囲気に心を打たれました。ハンガリーの宗教文化を感じられる貴重な経験となりました。
夜は、地元で人気の Paprika Jancsi Restaurant に立ち寄り、再びハンガリー料理を堪能しました。前日とは異なるレストランだったため、同じ伝統料理でもそれぞれのお店で異なる味わいを楽しめるのが魅力でした。定番の グヤーシュ(Gulyás) は、店ごとにスパイスの使い方や煮込み具合が異なり、同じ料理でも味のバリエーションを感じました。
プログラム:国会議事堂、エルテ大学、カーロリ大学
朝から、国会議事堂(Országház)に行き、ガイド付きツアーで国会議事堂内を見学しました。ガイドの音声は日本語もあり、議会の機能や建物の歴史について深く学ぶことができました。そのあと、エルテ大学の外国人向けのハンガリー語授業に参加し、ゲームを通してハンガリー語を学びました。そこで私たちも「正装としての着物」、「和服アレンジ」について英語で発表をしました。ここでは初めての英語発表で流れよく読むために渡航する前練習していた成果を試す機会になりました。結果的にはよくできていた方だと思いますが、抑揚の付け方やジェスチャーだなどは、改善点は多くあるなと思いました。
お昼は「Bamba Marha Burger Bár」 というハンガリーのハンバーガーチェーン店に行きました。ハンバーガーはとてもボリュームがあり、フライドポテトやオニオンリングはサクサクしていておいしかったです。
午後はカーロリ大学の英語学科を訪問しました。カーロリ大学は私立の大学で、ハンガリー改革派教会によって設立された教育機関です。学生1人との交流の中で、英語で会話やゲームをし、ハンガリーの短い歌と日常的に使える基本のハンガリー語を教えてもらいました。
帰り道英雄広場に近い市民公園でバレーボールをしていた高校生の子に混ざって、バレーボールをしました。周辺にはたくさんの遊具が揃っており、シーソーのような遊具で男の子と遊びました。男の子が喜んでいる様子になかなか辞められずに、次に日筋肉痛になりました。公園の近くにあった、「ハンガリー音楽の家」という日本の藤本壮介さんが設計した建造物を見に行きました。 その後は近くヴァイだフニャド城を歩き回りました。ヴァイだフニャド城は本当のお城ではなく、19世紀のハンガリー国内万博に建てられた、西洋美術史の全体を紹介するエクレクティックな建物群で、ロマネスク時代からバロックまでの建築スタイルをうまく紹介する建物群です。
プログラム:スロバキア コメニウム大学
朝、西駅でハンガリーの学生と合流してから、国際列車に乗り、ハンガリーのブダペストからスロバキアの首都ブラティスラヴァへ向かいました。目的は定型大学の米にうす大学でした。国境を越えても特別な手続きはなく、スムーズに移動できるのはE U内のシェンゲン協定ならではの利便性を感じる瞬間でした。車窓から見える風景も次第に変わり、広々とした草原や小さな町並みが広がるスロバキアの風景に目を奪われました。到着後、まず訪れたのは コメニウス大学(Univerzita Komenského) でした。コメニウス大学は 1919年 に設立され、スロバキア最古かつ最大規模の大学として知られています。歴史あるキャンパスを歩きながら、現地の教授から中欧周辺の言語の歴史について学びました。スロバキは1920年までにはハンガリー王国の一部でしたので、首都もスロバキア文化とハンガリー文化とオーストリアの影響によるドイツ語文化が混ざっている歴史の深い、特殊な都市です。
歴史あるキャンパスを歩きながら、午前中は現地の教授から中欧周辺の言語の歴史について学びました。土地続きの国々が隣接する中欧では、国境の変動や民族の移動に伴い、言語が影響し合いながら発展してきたことが印象的でした。特に、教授が紹介してくださった蔵書の数々には目を見張るものがありました。ドイツ語 や ハンガリー語 の書籍だけでなく、ユダヤ人が使っていた言語であるイディッシュ語の書物まで揃っており、中欧の多様な言語文化の厚みを感じることができました。日本のような島国では他国との接触が限られていたため、言語の変化は緩やかだったのに対し、地続きの中欧では複数の言語が互いに影響を及ぼし合ってきたことは、私たち語学を学ぶ者にとって非常に興味深い学びとなりました。
その後は、スロバキアの学生と一緒に現地の夢いなレストランでスロバキア風のランチを食べました。その後、市内観光に出かけ、スロバキアの象徴とも言える ブラティスラヴァ城(Bratislavský hrad) を訪れました。丘の上に堂々とそびえるこの城は、9世紀に建設された要塞を起源とし、歴史の中で何度も改修されながら現在の姿に至っています。城から見下ろす景色はまさに絶景で、眼下にはドナウ川が穏やかに流れ、対岸の オーストリア 側には風力発電の風車が立ち並ぶ様子が見えました。地理的に隣接する国同士のつながりを感じながら、ブダペストとはまた異なる景色を楽しむことができました。お昼には、スロバキアの伝統的な料理を味わいました。
午後は日本語学科の授業に参加して、現地の学生からスロバキアのイースターについての発表を聞いてから、私たちの日本の伝統服装文化についての発表をしました。また、国際電車に乗って、ブダペストには夜9時ぐらいにつきました。
プログラム:カーロリ大学とエルテ大学の日本学科
午前中は、カーロリ大学の人文学部キャンパスにある日本学科を訪問しました。現地の学生と自己紹介を交わしながら、日本の社会問題の一つである「〇〇離れ」について意見交換をしました。特に「車離れ」については、日本と同様にハンガリーでも若者の車離れが進んでいることが話題に上がりました。ハンガリーでは運転免許を取得するためにおよそ 50 万円もの費用がかかるため、経済的な負担が大きく、車を持たない若者が増えているとのことでした。日本との共通点や違いを知ることで、互いの文化や社会状況への理解を深めることができました。
その後、お昼頃からエトヴェシュ・ロラーンド大学(エルテ大学)の学生と合流し、4 人ずつのグループに分かれて大学周辺を散策しました。1 年生から 3 年生まで、さまざまな学年の学生と交流することができ、大学生活や専攻分野、日常の過ごし方などについて幅広い話題で盛り上がりました。ブダペストの街並みや大学の歴史的な建物についても話を聞きながら、学生同士の自然なコミュニケーションを楽しみました。
午後には、エルテ大学の修士課程 1 年生の授業に参加し、事前に準備した発表を行いました。日発表の後は、日本の伝統文化を体験する浴衣の着付けワークショップを開催しました。学生たちは初めての浴衣に興味津々で、色や柄の美しさ、着付けの手順などに感心している様子でした。実際に浴衣を着てみることで、日本の夏祭りや花火大会などの文化的背景にも触れることができ、より深い理解に繋がったのではないかと思います。こうした文化交流を通じて、日本への関心をさらに深めてもらえたなら嬉しいです。
プログラム:メズー・フェレンツ小学校、ブダペスト商科大学
午前中は、メズー・フェレンツ小学校 を訪問しました。この小学校には、ウクライナからの難民やアジア・アフリカからの移民の子供たちが多く通っています。多文化的な環境の中で、さまざまな背景を持つ子供たちが共に学び、成長している様子が印象的でした。到着すると、現地の小学生たちによる ハンガリーの民族民謡とダンス を鑑賞しました。鮮やかな民族衣装を身にまとい、リズミカルな音楽に合わせて元気いっぱいに踊る姿は、ハンガリーの伝統文化の温かさと活気を感じさせてくれました。
その後、私たちは 日本文化紹介の発表 を行い、さらに 浴衣の着付けワークショップ を開催しました。浴衣の美しい柄や帯の結び方を興味深そうに見つめる子供たちの姿が印象的で、日本文化への関心を高める良い機会になったのではないかと思います。浴衣を実際に着てみた子供たちは、笑顔で楽しそうにポーズをとりながら写真を撮るなど、貴重な体験を満喫している様子でした。
昼食は、学校で提供される 給食 をいただきました。家庭的な料理で、ハンガリーならではの温かみのある味わいを楽しむことができました。 午後は、ブダペスト商科大学(Budapest Business School) を訪れました。この大学は、経済学、ビジネス、社会科学 の分野で名高く、多国籍の学生が集まる国際的な学びの場です。ここでは、現地の留学生による韓国についてのプレゼンテーション を聞く機会がありました。異文化交流の授業では外国人の学生とハンガリー人の学生から構成されている学生ワークグループの発表を聞き、韓国の地理や文化、歴史、そして ハングル文字の成り立ちなど、韓国の現在の状況についての興味深い英語の発表を聞きました。隣国としての日本との共通点や違いを考える良いきっかけになりました。
夕食は、ホテル近くにあった ラーメン屋 でいただきました。ブダペストでの日本食体験ということで、どのような味なのか興味津々でした。実際に出てきたラーメンは、日本のものとは異なるラーメンであり、地元の食材を使った具材や独特のスープの風味が特徴的でした。
プログラム:カーロリ大学、オペラ鑑賞
午前中は、カーロリ・ガーシュパール・カルヴィン派大学の日本語学科の二つの授業に参加しました。現地の学生たちと机を囲み、互いに自己紹介をしながら交流を深めました。お互いの趣味や興味について話す中で、自然と会話が弾み、日本語を学ぶ学生たちの熱意を感じることができました。さらに、質問をし合う時間も設けられ、言葉や文化の違いについての理解が深まりました。特に盛り上がったのは、アニメについての話題です。日本のアニメ文化はハンガリーでも非常に人気があり、学生たちはお気に入りの作品や注目のアニメについて熱く語ってくれました。知らなかった作品を紹介してもらい、その世界観やストーリーについて詳しく聞くことができたのはとても興味深い体験でした。日本の文化が遠く離れた国でも深く浸透していることを実感し、文化交流の大切さを改めて感じました。 昼食は、地元のレストランでケバブと魚料理を楽しみました。スパイスの効いた肉と野菜がバランス良く調和しており、日本のケバブとはまた違った味わいを堪能できました。
夜には、ハンガリー国立オペラ座(Hungarian State Opera) で、シェイクスピアの名作をもとにしたイタリアの作曲家ベルディのオペラ「マクベス」を鑑賞しました。オペラ座はホテル付近にありましたので、数分の歩きの距離でした。途中では近くのナジメズーストリートのオペレッタ劇場と他の劇場とカフェテリアのエリアの賑わいも体験しました。
ハンガリー国立オペラ座は歴史ある建物で、美しい装飾と華やかなシャンデリアが印象的でした。観劇にふさわしい正装を意識し、みんな着物やドレスなど、華やかな服装に身を包みました。 今回の公演では、伝統的なオペラの表現に加え、映像を使った演出が取り入れられており、印象的な舞台でした。映像と舞台が融合することで、古典的な物語が現代的にもなり、より一層作品への興味が高まりました。迫力ある歌声やオーケストラの演奏に圧倒されました。
プログラム: エルヴィン・サボー・ブダペスト中央図書館、中央市場
午前中は、エルヴィン・サボー・ブダペスト中央図書館(Ervin Szabó Library) を訪れました。この図書館は、かつての宮殿を改装した美しい建物であり、豪華な装飾が施された内装と重厚感のある空間が特徴的です。ハンガリーの著名な図書館学者である エルヴィン・サボーにちなんで名付けられています。図書館は元々はあるハンガリーの貴族のファミリーのブダペスト内の宮殿でしたので、後ほど国立化されたのです。高い天井やシャンデリア、壁一面の書棚に囲まれた読書室は、まるで美術館のような雰囲気で、静寂の中で本に囲まれて過ごす時間は特別なものでした。図書館を満喫した後は、近くにある 「Budapest Bagel – Kálvin」 でランチを楽しみました。サーモンやツナ、卵など多くの種類が揃っており、具沢山のベーグルサンドを堪能しました。
午後は、中央市場(Nagyvásárcsarnok) を訪れました。中央市場は、ブダペスト最大の屋内市場であり、観光客にも地元の人々にも人気のスポットです。19世紀に建設された歴史的な建物で、鉄骨とガラスを組み合わせたアーチ状の天井が印象的でした。市場内には、新鮮な野菜や果物、肉類、チーズ、香辛料などの食品がずらりと並び、活気あふれる雰囲気を楽しみながらショッピングをしました。また、ハンガリーならではの特産品が並ぶお土産コーナーでは、各自お気に入りのアイテムを見つけることができました。
プログラム:カフェテリア、センテンドレ、クルージング
午前中はカフェに行きました。ブダペストはカフェ大都市で、19世紀と20世紀に建てられたカフェテリアは数多くあり、現在、現地の人だけではなく観光客でも賑わっています。金持ち層の市民と貴族が使っていたジェルボーカフェを訪れました。カフェは上品な内装になっており、たくさんのお客さんがいました。ハンガリーの伝統的なスイーツを食べました。
午後はブダペストから電車で北に 30分くらいのセンテンドレ市に行きました。センテンドレ駅着いてから、まずバスに乗り野外博物館に行きました。野外博物館はとても広くあまり時間がなかったのもあり私たちは自転車で回りました。野外博物館にはハンガリーの様々な地域や隣国のルーマニアのもとハンガリー領土のトランシルバニア地方の昔の村や家や街並みが再現されています。
野外博物館を回った後はセンテンドレの中心地に行きました。センテンドレは陶器が有名なのでいろいろなお土産屋さんに陶器の置物などが置いてありました。町の中心にはここで長く住んでいたセルビア人の教会などもたくさんあり、この綺麗な街を歩きながらハンガリー、スロバキアとドイツ以外のもう一つの文化圏の楽しむこともできました。ブダペストに帰る前にドナウ川の岸を歩いて駅まで向かいました。ブダペストとは違った街並みや自然に触れることができました。
夜はブダペストのドナウ川のクルージングに行きました。街並みが水面に映る景色は非常に美しく、地上から見ることのできない新しい経験と発見がありました。
プログラム:セーチェーニ温泉、廃墟居酒屋区のレストラン街
午前中は、セーチェーニ温泉(Széchenyi Gyógyfürdő) を訪れました。セーチェーニ温泉は、ヨーロッパ最大級の温泉浴場 の一つとして知られており、地元の人々だけでなく、多くの観光客にも人気のスポットです。ネオバロック様式の建築に囲まれた温泉は、まるで宮殿の中にいるような豪華な雰囲気でした。温泉は36℃~40℃でした。私たちは水着を着用して屋内外の温泉を楽しみましたが、温泉の温度はややぬるめに感じました。屋外プールのエリアには、流れるプールのようなものもあり、楽しみながら温泉に浸かることができました。 温泉でゆったりとした時間を過ごした後は、再び 「Karcsi restaurant」 を訪れました。前回の訪問時に味わった美味しさが忘れられず、再訪を決めました。この日は グヤーシュスープ(Gulyásleves) と パラチンタ(Palacsinta) を注文しました。パラチンタは薄焼きのクレープのような料理で、甘いものからしょっぱいものまでバリエーション豊かに楽しめます。 その後は、この日には帰国前のオリエンテーションも行い、お土産を買う時間もありました。
夕食は、地元で人気の家庭的なレストラン 「Frici Papa」 で取りました。このお店は、温かみのある雰囲気の中で、ハンガリーの家庭料理を気軽に楽しめることで知られています。観光客だけでなく、地元の人々にも愛される店だけあって、店内は多くの人で賑わっていました。
ロビーで現地の学生と合流してから、午前 6 時前にホテルを出発して空港に向かいました。9 時頃、ブダペスト空港を出発して、約 2 時間のフライトで乗り換え地点のイスタンブール空港に到着しました。約2時間後、成田空港行きの便に乗り換えました。2 本目のフライトは 10 時間でした。1 食目の機内食はパスタとビーフで選べました。2 食目はオムレツかオートミールで選べました。