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2026.10.29
10月14日(水)、大森ゼミに、読売新聞社の論説副委員長富所浩介先生を講師としてお迎えし、「AI時代と情報」をテーマとする特別講義を実施しました。

本ゼミでは、学生が自らテーマを設定してインタビュー調査を行い、取材で得られた情報を整理・考察し、その成果を発表するプロジェクトに取り組んでいます。今回の講義は、そのための事前学習として実施しました。
講義では、新聞記者の取材方法や情報の収集・検証について、具体的な事例を交えながらお話しいただきました。特に、現地に足を運び、複数の立場の人から直接話を聞くこと、情報源を確認し、事実を正確に把握することの重要性を学びました。
また、インターネットやSNSを通じて膨大な情報が流通する現代において、情報を鵜呑みにせず、批判的に考えることの大切さや、民主主義社会における正確な情報と報道の役割についても考えました。さらに、自ら問題意識を持って調べること、相手の話に耳を傾け、その思いや経験を理解すること、そして自分の考えを自分の言葉で伝えることの重要性についてもお話しいただきました。

講義では、報道には社会の出来事を記録し、歴史として後世に伝える役割があることについてもお話しいただきました。このお話を聞いた中国人留学生は、中国で友人から自分の生まれた年の新聞を贈られた経験を思い出し、次のように感想を述べています。
中国ではネットで昔の新聞を購入でき、友人の誕生日に「その人が生まれた日の新聞」をプレゼントする習慣があります。「あなたがこの世界に生まれたその日、こんな世界があった」という意味を込めて渡すのです。私は2006年生まれで、以前友人から2006年の新聞をもらったことがあります。紙の端は黄ばんでおり、長い間閉じ込められていたような雰囲気で、とても歴史を感じ、大変意味深い贈り物だと思いました。
この感想をご覧になった富所先生からは、読売新聞でも誕生日や結婚記念日の新聞をパウチして贈るサービス「記念日の新聞」を行っていることをご紹介いただきました。また、「自分の生まれた日に世の中では何が起きていたのか、という社会の出来事を知ることも、歴史を身近に感じる瞬間かもしれませんね」とのコメントをお寄せいただきました。
新聞という身近なものが、個人の記憶と社会の歴史を結びつけていることに、改めて気づかされるやり取りとなりました。