1.感染を疑わせる症状が出た際の対応について
発熱、咳、倦怠感など感染を思わせる症状が生じた場合には、通学(通勤)せずに自宅で安静にしてください。自己健康観察票にて、経過観察してください。
相談・受診の前に心がけていただきたいこと
- 発熱等の風邪症状が見られるときは、学校や会社を休み外出を控える。
- 発熱等の風邪症状が見られたら、毎日、体温を測定して記録しておく。
- 基礎疾患(持病)をお持ちの方で症状に変化がある方、新型コロナウイルス感染症以外の病気が心配な方は、まずは、かかりつけ医等に電話で御相談ください。
次の症状がある方は下記を目安に「帰国者・接触者相談センター」にご相談ください。
- 少なくとも以下のいずれかに該当する場合には、すぐに御相談ください。(これらに該当しない場合の相談も可能です。)
○息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
○重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
※)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方
○上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
(症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。)
- 相談は、帰国者・接触者相談センター(地域により名称が異なることがあります。)の他、地域によっては、医師会や診療所等で相談を受け付けている場合もあるので、ご活用ください。
※なお、この目安は、国民のみなさまが、相談・受診する目安です。これまで通り、検査については医師が個別に判断します。
センターでご相談の結果、新型コロナウイルス感染の疑いのある場合には、専門の「帰国者・接触者外来」をご紹介しています。マスクを着用し、公共交通機関の利用を避けて受診してください。
【相談後、医療機関にかかるときのお願い】
- 複数の医療機関を受診することにより感染を拡大した例がありますので、複数の医療機関を受診することはお控えください。
- 医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット(咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖・肘の内側などを使って、口や鼻をおさえる)の徹底をお願いします。
2.本人が新型コロナウイルス感染症と診断された際の対応について
ご自身が新型コロナウイルス感染症と診断された際には、完治するまで出校(就業)停止となります。また、診断が確定に至らず経過観察を指示された場合も、同様に出校(出勤)はしないで下さい。保健所・医療機関の指示に従い、治療に専念して下さい。
治癒するまで出校(出勤)停止として、主治医の許可が出てから、出校(出勤)は可能となります。
3.感染者の濃厚接触者として特定された際の対応について
ご自身が感染者の濃厚接触者(*1)として特定された際には、感染者と最後に濃厚接触した日から起算して2週間は、出校(就業)禁止とします。保健所・医療機関の指示に従い、治療に専念して下さい。感染が確認されないことが確認出来るまで出校(出勤)停止とします。不要不急の外出は、避ける様にして下さい。
*1:「濃厚接触者」とは、「患者(確定例)が発病した日以降に接触した者」のうち、次の範囲に該当する者・「患者(確定例)と同居あるいは長時間の接触(車内・航空機内等を含む)があった者」・「手で触れることまたは対面で会話することが可能な距離(目安として2メートル)で必要な感染予防策なしで接触があった者(患者の症状やマスクの使用状況などから患者の感染性を総合的に判断する)」とします。
参照:厚生労働省Webサイト