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2026.06.27
介護福祉クラスの専門科目「生活支援技術Ⅲ」では、障害のある人の暮らしを支える介護の技術を、知識としてだけでなく、自分の体で体験しながら学びます。今回は、アイマスクと白杖(はくじょう)を使った歩行誘導の演習の様子をご紹介します。
「見えない」を体験することから
視覚に障害のある人への介護では、安全に移動するためのサポート(ガイドヘルプ=手引き)や、声かけによる情報の伝え方がとても大切になります。この授業で大切にしているのは、「見えない」「見えにくい」という状態を、まず自分自身で体験してみること。介護する側になる前に、相手の立場に立ってみることから始めます。
演習の様子
学生は二人一組のペアになり、一人がアイマスクで視覚を遮り、もう一人がガイド役(誘導する人)を担当します。教室から廊下、階段、扉のある場所まで、実際の学内を歩いてみました。途中で役割を交代し、両方の立場を体験します。
進む先の状況を、言葉で具体的に伝えています。
白杖から伝わる情報
白杖は、地面の段差や点字ブロック、壁との距離など、足元の情報を伝えてくれる大切な道具です。学生たちは、声による誘導と白杖から得られる感覚の両方を頼りに歩くことで、視覚以外の感覚がどれほど豊かに働いているかを体感しました。
演習を終えて — 学生の声
「狭い通路では二人並んで歩くことができず、どう説明しながら誘導すればいいのか、とても難しかったです。」
「開閉式の扉がある場所では、扉をどう案内すればよいのか戸惑ってしまいました。ひとつひとつの動作に説明が必要だと感じました。」
「白杖から伝わってくる情報がとても頼りになりました。」
介護の技術は、ただ手順を覚えるだけでは身につきません。相手が今どんな気持ちでいるのかを想像し、その人に合わせて関わる力こそが、福祉の現場で本当に求められる力です。
福祉総合学科では、こうした体験型の学びを大切にしています。知識と技術、そして相手に寄り添う心。三つをバランスよく育てながら、一人ひとりが「人を支える専門職」へと成長していきます。
―あなたも、人の暮らしに寄り添う学びを、一緒に始めてみませんか―