自主ゼミ
2025.11.21
9月1日、市原市役所の経済部観光振興課と企画部シティプロモーション推進課の依頼を受け、観光学部の学生は、有志を募り、『広報 いちはら』の記事作成のため、市原市南いちはらエリアの観光スポットの視察を実施しました(観光学部7名、国際人文学部1名)。その活動を掲載した記事が『広報 いちはら』(11月号)に掲載され、記事の内容について振り返る市長との対談が9月26日に催されましたので、その様子について、学生の声を介し、ご報告したいと思います。
○ 観光学部4年 笠倉 璃央
9月1日、私たち城西国際大学の学生(観光学部・国際人文学部の有志)は、市原市が発刊する『広報 いちはら』の記事制作に協力する機会をいただき、千葉県市原市の観光に関わる視察に赴きました。視察では、二つのチームに分かれて指定されたスポットを巡り、大学生の視点から市原市の魅力を体験しました。
私は千葉県民ですが、市役所の方々にご案内いただいた場所は、豊かな自然、歴史を感じる施設、お洒落なカフェなど、多彩でありながら、どれも初めて訪れる場所ばかりでした。今回の経験を通して、千葉県にはまだまだ自分の知らない観光資源がたくさんあるのだと実感しました。
私たちが担当した秋の市原市を紹介する『広報 いちはら』11月号「あなたもきっと『撮りたくなる』南いちはら」は、市原市北部に住んでいて「南いちはら」をよく知らない方や、訪れる機会がなかった方々を主なターゲットにしているそうです。また、『広報 いちはら』は市原市にあるJRの駅などでも配布されているため、市原市民だけではなく、「観光で訪れる「自然界隈(自然好きを趣味として共有する人)の20代女性」などにも手に取ってもらいたい」とのお話を、シティープロモーション課の方から視察中にうかがいました。そうした理由から、私たち大学生が記事制作に参加させていただいたのだと知り、自分の書いた記事が同世代の方々の南いちはらでの素敵な体験につながれば良いなと思いながら執筆しました。また、『広報 いちはら』が少しでも多くの方の手に届くことを願っています。
最後になりますが、今回私たちが協力した『広報 いちはら』では、観光分野の記事を掲載できる回数が限られていると伺いました。その貴重な機会の一つに関わることができ、大変光栄に思っています。このような貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
○ 観光学部1年 大森ひかり
私は、9月1日に実施された南いちはらの視察に参加し、その報告と機会を作ってくれた市長へのお礼を兼ね、市原市長との対談に臨みました。市原市民として、視察で得た気づきだけでなく、日頃から感じていることについてもお話ししました。
南いちはらの視察では、これまで知らなかった飲食店や観光地を訪れることができ、短い時間ながらも非常に満足度の高い体験となりました。そのため、市長には「とても楽しく、新鮮な経験ができた」と素直な感想をお伝えしました。また、市内で生活していても気づかない隠れた名店や、地域外の人にもぜひ知ってほしいイベントが多く存在する地域だと感じていることも合わせてお話ししました。

市長と市原市の観光の現状について共有

対談後も市長がいろいろお話くださいました
さらに、日頃から「観光地としての魅力は十分にあるのに、観光客が気軽に訪れるための情報が十分に届いていないのではないか」という疑問を抱いていたため、「市原市の魅力を、市内外へより効果的に発信していく広報が必要ではないでしょうか」と提案させていただきました。市長も同じ考えをお持ちであることを知り、とても嬉しく思いました。
また、市原市には「賑やかだけれど混みすぎない」という、絶妙なバランスを保った場所やイベントが多く存在している点もお伝えしました。これに対し市長からは、「人が集まる観光地ほどさらに人が集まるものだと思っていたので、意外な視点ですね」とのお言葉をいただきました。
私の提案が実際に受け入れていただけるかどうかは分かりませんが、このような貴重な機会を得られたことに、市民として大きな喜びを感じています。また、市長のお考えを直接おうかがいできたことで、市原市が今後どのように観光面で発展していくのか、より期待が高まりました。市民としての感覚と市長のお考えが近いことにも安心感を覚えました。
これから、住みやすさと豊かな観光資源を併せ持つ市原市が、どのように変わっていくのか、とても楽しみにしています。
● web掲載記事:広報いちはら(令和7年11月分)特集「あなたもきっと『撮りたくなる』南いちはら」
発 行 日:毎月1日
発行部数:84,100部