陳 潔瑄 さん
中国出身
2024年4月入学
学部時代は、新型コロナウイルス感染症の影響により、対面授業やキャンパスでの学修機会が大きく制限されていました。そのため、「本来大学で得られるはずだった学びや経験を十分に積めなかった」という思いが心に残っており、改めて学び直す機会として大学院進学を決意しました。
国際アドミニストレーション専攻を選んだ理由の一つは、大学院のオープンキャンパスに参加した際、実地調査やフィールドワーク、スタディツアーを重視したカリキュラムを知ったことです。教室内の理論学習だけでなく、現場に出て社会や地域、組織を多角的に観察・分析する学びの姿勢に強く惹かれました。
修士論文のテーマは「観光意思決定におけるユーザー生成コンテンツ(UGC)の影響 — 在日中国人留学生を対象として —」です。中国ではSNSや口コミなどのUGCが観光行動に与える影響について多くの議論や研究が蓄積されていますが、日本ではまだ研究が限定的であると感じていました。そこで、日本という異文化環境の中で生活する中国人留学生に焦点を当てることで、UGCの役割をより立体的に捉えられるのではないかと考え、このテーマを設定しました。
論文執筆で特に苦労したのは、研究初期の設計段階での概念整理と、後半のデータ分析部分です。しかし、指導教員である黒澤武邦先生と副査先生たちの丁寧なご指導と、ゼミでの活発な議論を通じて、論理構成や分析手法を一つ一つ磨き上げることができました。
ゼミの雰囲気は非常に落ち着いており、互いの研究内容を尊重しながら建設的な意見交換が行われていました。安心して議論できる環境が、研究を最後までやり遂げる大きな支えになったと感じています。
卒業後は、国際貿易に関連する分野での就職を目指しています。大学院で培った、データを基に状況を分析する力や、多文化的な視点で意思決定を考える力を活かし、国や地域を越えたビジネスの現場で価値を生み出せる人材になりたいと考えています。
国際アドミには、豊富な専門知識と広い視野を持つ先生方が揃っており、真剣に学ぶ姿勢があれば、その分だけ多くの学びを得ることができます。