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国際交流研修 ハンガリー・スロバキア短期国際交流プログラムを実施しました

海外研修

2026.03.27

ハンガリー・スロバキア短期国際交流プログラムを実施しました


JASSOの助成を受けて、ハンガリー、スロバキアへ研修に行った学生たちからBlogが届きました!
 

ハンガリー・スロバキア研修は中欧歴史・文化・宗教・民族関係、さらに少数民族や移民をめぐる社会課題について、現地の博物館、協会などを訪れながら学ぶことを目的としています。また、英語やハンガリー語を実際に使い、提携大学の日本語学科の学生との交流もします。出発前に研修に向けて数か月にわたり事前授業を行い、研修に臨みました。現地での発表会に向けて、自身の研究テーマを掘り下げながら、言語運用力とプレゼンテーション力を磨きました。

【2月25日(水曜日) 日本出発】
2月25日、私たちは19時に羽田空港に集合し、ハンガリー研修へ向けて出発しました。搭乗したターキッシュエアラインの航空便では、機内食が想像以上に美味しく、約13時間という長時間のフライトも快適に過ごすことができました。フライト時間は長かったものの、機内では外の中近東の風景を見たり、映画を観たり休息をとったりしながら、それぞれが思い思いに時間を過ごしていました。

【2月26日(木曜日) ブダペスト到着】
イスタンブールで乗り継ぎを行い、ハンガリーへ向かいました。そして2月26日、朝8時あたりについにブダペストに到着してから空港では現地の提携大学の大学生と合流しました。定期券を購入してから、一緒に空港から宿泊先であるMEDOSZホテルに向かいました。その後、西駅やショッピングモールを訪れて両替やSIMカードの購入を行いました。長時間の移動で疲れはありましたが、研修の始まりを実感する充実した一日となりました。

ハンガリーの学生たちが迎えに来てくれました

電車に乗って移動中の様子

【2月27日(金曜日)ELTE大学訪問とブダペスト市内散策】
午前中、ELTE大学日本学科で日本の教育システムの発表会と制服ワークショップを行い、現地の学生に真剣に聞いてもらえた。午後はハンガリーの学生とペアになって市内散策を楽しみ、ゲレルト丘や国会議事堂、中央市場などを訪れた。夜はメンバー全員でオペラハウスのチケットを購入し、伝統的なカフェでヨーロッパのカフェ文化を体験した。

日本の制服について話す様子

カフェテリア体験の様子

【2月28日(土曜日)ハンガリーの歴史とブダ城からの景観】
午前中は、1802年に設立され国立博物館の展示会でカルパティア盆地の原始試合と古代とハンガリーの建国からの歴史に空いて学びました。リストのピアノも展示されており増田。午後はブダの城地区を散策して、中世と近世ヨーロッパの雰囲気を味わいました。戴冠式教会でもあるマーチャーシュ教会を訪れてから、王宮のエリアでドナウ川の世界文化遺産になった両岸を眺めて、夕方にはオレンジ色に包まれている街全体の建物や橋が徐々にライトアップされて歴史・文化・都市景観が融合したブダペストの魅力を強く感じることができました。

国立博物館で鑑賞する様子

本学に交換留学をしていた学生と一枚

【3月1日(日曜日)美術館での芸術鑑賞とオペラ体験】
午前中はブダペスト国立西洋美術館を訪れ、古代からヨーロッパ美術まで幅広い展示を鑑賞しました。ロマネスクやゴシック、バロックなど、多様な様式に触れることができました。また、中国の秦の始皇帝に関する特別展も見学しました。昼食ではグループに分かれ、ハンガリーの伝統料理であるグヤーシュを初めて味わいました。夕方は豪華な内装を持つ国立歌劇場で『ランメルモールのルチア』を鑑賞し、その迫力に圧倒されました。

オペラ鑑賞の様子

オペラ劇場の前

【3月2日(月曜日)中央図書館、カーロリ・ガーシュパール・カルヴィン派大学の英語学科、市民公園、ハンガリー音楽の家】
午前中は、かつて貴族の宮殿だったブダペスト中央図書館を見学し、豪華な装飾と現在の学習空間としての役割の両面を実感しました。玄関付近では移動式の古本屋を見かけ、本が身近な存在であることを感じました。午後はカーロリ・ガーシュパール・カルヴィン派大学の英語学科を訪れ、キャンパスツアーや授業に参加し、学生が大学運営に関わる仕組みについて学び、日本との違いに興味を持ちました。さらに市民公園を散策し、現地の高校生と交流してバレーボールを楽しんだ後、「ハンガリー音楽の家」やヴァイダフニャディ城を見学しました。最後に英雄広場を訪れ、歴代の王の像からハンガリーの歴史や国家形成について理解を深めました。

カーロリ・ガーシュパール・カルヴィン派大学の英語学科にて

趣のある移動式本屋の前にて

【3月3日(火曜日)スロバキア研修旅行―コメニウス大学訪問と大学交流、ブラチスラヴァ見学】
朝8時過ぎに西駅から列車で出発し、約2時間かけてブラチスラヴァへ向かいました。車窓からは、私たちの大学のV4(ハンガリー、スロバキア、チェコ、ポーランド)プログラムと関連のあるヴィシェグラード城の姿も楽しみました。到着後はブラチスラヴァ城周辺と、三つの言語(ハンガリー語、ドイツ語、スロバキア語)が共通語であった旧市街を見学しました。昼食では伝統的なスロバキア料理を味わい、その後、午後はコメニウス大学を訪問し、学生発表会の後に現地学生と交流しました。帰路では列車の遅延もありましたが、国境を越えた大学交流を経験できた充実した一日となりました。
 

ブラティスラヴァ市内見学

コメニウス大学日本学科でプレゼンテーションをする様子

【3月4日(水曜日)外国人向けのハンガリー語学科の授業、セイイシュトバーン大聖堂訪問】
午前はELTE大学の外国人向けハンガリー語学科を訪れ、留学生中心の授業に参加しました。授業ではソーシャルメディアやAIを活用し、「ハンガリーを擬人化する」というテーマで学習しました。文化や歴史を想像力で理解する授業方法や、学生同士の活発な意見交換が印象的でした。その後、教員養成課程の授業で英語による発表を行い、貴重な経験となりました。午後は聖イシュトヴァーン大聖堂を訪れ、オルガンの音色を聞きながら荘厳な空間の中で、建国王である聖イシュトヴァーンの右手のミイラの聖遺物を見学し、歴史と宗教の重みを感じました。

ハンガリー語を学ぶ様子

【3月5日(木曜日)ハンガリーの小学校訪問、ELTE大学日本学科で授業】
午前中は、外国人児童向けのハンガリー語教育プログラムを行うメズー・フェレンツ小学校で、教員による説明の後、前半の4年間と後半の4年間の児童に対して日本の教育制度について発表し、高校制服をテーマにしたワークショップを実施しました。児童たちは民族の歌や民族舞踊を披露し、私たちもK-POPダンスを紹介するなど活発な交流が行われました。午後は再びELTE大学日本学科の授業に参加しました。この授業の担当教員は城西国際大学の卒業生であり、温かく穏やかな雰囲気の中でプレゼンテーションを行った後、会話練習を通して学生同士の交流を深めました。

小学校で日本の制服を紹介する様子

【3月6日(金曜日)商科大学国際経営学部の授業、カーロリ大学日本語学科、国会議事堂と中央市場の見学】
午前中はブダペスト商科大学国際経営学部を訪問し、東アジアの異文化マネジメントの授業に参加して英語での発表を行いました。また、以前城西国際大学でも教えていたハンガリー人の先生の案内でキャンパスツアーにも参加しました。午後はカーロリ大学日本学科の二つの授業に参加し、日本語や文化への関心の高さを感じました。途中で一部の学生はネオゴシック様式の国会議事堂を訪問し、豪華な中央階段やキューポラ室の聖王冠を見学しました。その後は現地学生と中央市場を訪れ、再び合流して日本語の授業に参加し、最後にお土産を購入しました。

商科大学の東洋異文化交流クラスにて

交流する様子

【3月7日(土曜日)センテンドレ野外民族博物館、センテンドレのセルビア人の正教会と伝統文化】
ブダペスト近郊の、セルビア人とアーティストの街と呼ばれる落ち着いた雰囲気のカラフルなセンテンドレを訪れました。午前中は郊外の広大な野外民族博物館を見学し、自転車で各地域の伝統的な家屋や生活様式を巡りました。地域ごとに異なる農村の建築に触れ、ハンガリーの多様性を実感しました。昼食ではグヤーシュを味わい、その後は中央広場やセルビア教会、マジパン博物館などを見学しました。

センテンドレ市内

【3月8日(日曜日)ブダペストの景観と夜の文化体験】
朝はメンバーで朝食をとり、研修の思い出を振り返りながらゆっくりとした時間を過ごしました。一部のメンバーはヨーロッパでも最大規模の温泉施設の一つとして知られているセーチェーニ温泉を訪れ、青空の下で屋外温泉を楽しみました。歴史的建築に囲まれた温泉は日本とは異なる魅力があり、良いリフレッシュとなりました。夕方には再び集合し、夜はドナウ川クルージングに参加しました。ライトアップされた歴史的建築や橋が川面に映り、とても幻想的で美しい景色でした。

セーチェーニ温泉

【3月9日(月曜日) ELTE大学日本学科】
学生同士で街を歩きながら交流し、大学生活や文化について意見交換を行いました。昼食は大学の学生カフェでとり、リラックスした雰囲気の中で親睦を深めました。午後は卒業論文の研究発表を聴きました:アイヌ文化の意義、現代日本の商人文化、明治・大正時代の看板やポスターの研究、さらに現代日本の人手不足における人工知能の活用の可能性など、多様なテーマが扱われていました。学術的な視点から文化を考える充実した一日となりました。

ハンガリーの学生たちと話す様子

大学生活の違いについて話す様子

【3月10日~3月11日 帰国の準備、出発、日本到着】
最終日はホテルをチェックアウトし、帰国までの時間には市内を散策しました。一部のメンバーはドナウ川沿いのユダヤ人迫害を記憶する「靴のモニュメント」を訪れ、別のグループはマルギット島で憩いの時間を過ごしました。その後、現地学生とともに空港へ向かい、ブダペストを出発して帰国の途につきました。今回の研修を通して、ハンガリーとスロバキアの歴史や文化、教育制度について多くのことを学びました。現地の大学で英語と日本語の両方を用いて研究発表を行うなど、非常に有意義な学術体験となりました。現地学生との交流や現地での体験を通して得た学びを、今後の大学生活や将来の国際的な活動に活かしていきたいと考えています。