スポーツ理学療法実践
2023.12.16
城西国際大学 理学療法学科では、地域の育成年代スポーツと連携し、実際の選手を対象とした身体機能評価やスポーツ傷害に関する取り組みを行っています。
その一つとして、NPO東金総合型スポーツクラブ、ARTISTA FOOTBALL CLUBの中学生サッカー選手を対象に、フィジカルテストを実施しています。
活動には理学療法士である教員と学生が参加し、サッカー選手の身体機能を評価するとともに、足関節捻挫などのスポーツ傷害と身体機能との関係について考える機会としています。
フィジカルテストでは、理学療法で用いられる身体機能評価やバランステストなどを活用し、選手の身体の特徴を確認します。
サッカーでは、走る、止まる、方向を変える、片脚で身体を支えるといったさまざまな動作が求められます。
そのため、スポーツ傷害について考える際にも、単一の項目だけではなく、関節可動域、筋力、バランスなど複数の身体機能を評価する視点が重要になります。
今回の取り組みでは、中学生サッカー選手に多いスポーツ傷害の一つである足関節捻挫にも着目しています。
フィジカルテストによって選手の身体機能を把握し、身体的な特徴とスポーツ傷害との関係について検討することで、今後の傷害予防を考えるための基礎的な情報につなげていきます。
ここで重要なのは、フィジカルテストだけで「捻挫を予測できる」「捻挫を予防できる」とするのではなく、どのような身体機能が傷害と関連する可能性があるのかを継続して検討することです。
活動には理学療法学科の学生も参加しています。
学生は教員の指導のもとで、
選手への説明
身体機能の測定
測定結果の記録
選手とのコミュニケーション
などを経験します。
大学内で学生同士を対象に評価方法を練習するだけでなく、実際の中学生アスリートと関わることで、対象者に応じた説明や測定、安全への配慮について考える機会となっています。
この取り組みは、地域スポーツクラブへの協力だけを目的としたものではありません。
実際のスポーツ現場で得られる課題を、大学での教育や研究へつなげることも重要な目的です。
学生にとっては、
大学で身体機能評価を学ぶ
→ 実際の選手を測定する
→ 選手の身体的特徴を考える
→ スポーツ傷害との関係について考える
という流れを経験することができます。
城西国際大学理学療法学科では、今後も地域のスポーツクラブと連携しながら、育成年代アスリートの身体機能評価やスポーツ傷害について、教育・実践・研究を結びつけた活動を進めていきます。
