スポーツ理学療法実践
2024.05.15
城西国際大学 理学療法学科では、大学生だけでなく、地域の育成年代アスリートとも関わりながら、スポーツ選手の身体機能や傷害予防について学ぶ機会を設けています。
今回、理学療法学科の教員・学生が、NPO東金総合型スポーツクラブ、ARTISTA FOOTBALL CLUBに所属する中学生サッカー選手を対象としたメディカルチェックを実施しました。
この取り組みは前年度から継続して行っており、選手自身が身体の状態を確認するとともに、学生が実際のスポーツ選手を対象とした身体機能評価を経験する機会となっています。
メディカルチェックでは、中学生サッカー選手の身体の状態について、複数の身体機能評価を行いました。
スポーツ選手の傷害予防を考える際には、単に競技動作を見るだけでなく、
関節の動き
筋力
バランス
左右差
競技歴や傷害歴
など、さまざまな側面から身体の特徴を把握することが重要です。
今回の活動では、教員の指導のもと、学生も測定や選手への説明に参加し、大学で学ぶ身体機能評価を実際の育成年代アスリートと結びつけて考える経験をしました。
学生にとって重要なのは、測定方法を覚えることだけではありません。
メディカルチェックを通して、
なぜこの項目を測定するのか
測定結果からどのような身体的特徴が考えられるのか
サッカーという競技と身体機能がどのように関係するのか
傷害予防を考える際に何に着目するのか
について考える機会となりました。
大学で学ぶ解剖学、運動学、身体機能評価などの知識を、実際のスポーツ選手と結びつけて考えることも、スポーツ理学療法を学ぶうえで重要です。
今回の対象は、中学生年代のサッカー選手です。
成長期にある選手は、成人アスリートとは身体的な特徴が異なるため、年齢や発達段階についても考慮しながら身体を捉える必要があります。
学生にとって、大学生アスリートだけでなく、育成年代のスポーツ選手と直接関わることで、年齢による身体の違いや、対象者に合わせた説明・コミュニケーションについて考える機会にもなりました。
このメディカルチェックは、単年度のイベントではなく、前年度から継続して実施している取り組みです。
継続して地域スポーツクラブと関わることで、大学と地域のスポーツ環境をつなぎながら、学生の教育機会をつくっています。
本学科では、このほかにも地域の中学生サッカー選手を対象として、交流練習やウォーミングアップ支援、心肺蘇生・AEDを学ぶ救急法講習などを実施しています。
城西国際大学理学療法学科では、地域の中学生サッカー選手を対象とした身体機能評価、スポーツ交流、安全・救命教育など、育成年代スポーツと連携した活動を行っています。
学生は、教員や専門家の指導のもと、
身体機能を評価する
→ 選手の特徴を考える
→ 選手へ分かりやすく説明する
→ スポーツ傷害予防について考える
という経験を重ねています。
今後も本学科では、大学で学ぶ理学療法の知識を地域スポーツとの実践につなげ、スポーツ選手の身体や傷害予防について学ぶ機会を設けていきます。